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Round 1: 浅原 晃(神奈川) vs. Sam Black(アメリカ)

Round 1: 浅原 晃(神奈川) vs. Sam Black(アメリカ)

by Shiro Wakayama


Round 1

浅原 晃

 mtg-jp.com でも鬼才を発揮し続ける浅原。最近、個人情報の取り扱いについてのサインが必要になったのだが、浅原にサインの有無を聞いたところ、

 「サインはしましたが、僕のことはビクトリー仮面と呼んでください。今回は勝利のみを追求します。」

 とのこと。本人にそういわれては仕方がないので、ビクトリー仮面と呼ぶことにしよう。

 対するはSam Black。デッキにスリーブを入れずに登場するわ、コイントスを2回連続キャッチし損ねるわの大慌て。だが、ただのあわてんぼう小僧ではない。StarCityGamesが誇る、アメリカのトッププロである。
 プロツアー・名古屋のディフェンディングチャンピオン小室が、ラストチャンス予選で惜しくも5位(4位まで権利獲得)となってしまった雪辱を、日本勢は、浅原は果たすことが出来るのだろうか。


Game 1

 先手はSam。お互いにマリガンは無し。

 ファーストアクションはSamの《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》をビクトリー仮面が《鋼の妨害/Steel Sabotage》で弾く展開。どうやら感染ビートVSコントロールのような対決なのだろうか?
 どんなデッキが出てくるかわからないブロック構築。最初のアクションだけでは、相手のデッキがわからない緊張感は独特のものと言えるだろう。

 続く3ターン目も《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》を展開。ビクトリー仮面も《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で返すも、《ピストン式大槌/Piston Sledge》でいきなりクロックを跳ね上がらせるSam。少し悩んで、《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》でブロックして、相討ちとする。

 ここでビクトリー仮面は《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を展開して、攻守を入れ替えようとするが、これは《四肢切断/Dismember》で即退場。一進一退の攻防が続く。

 しかし、今日の浅原は、浅原であって浅原ではない。勝利を追及するビクトリー仮面である。《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel》を引き当てて一気に盤石の盤面へ。地上からの感染クリーチャーに対して鉄壁の防御壁を作り上げる。

 Samも負けじと《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》から《ピストン式大槌/Piston Sledge》の2枚目をプレイ。実質8/2飛行クリーチャーを瞬く間に用意して、プレッシャーを緩めない。兵士トークンとすれ違えるかと思いきや、ビクトリー仮面がプレイしたのは、《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》。Samはフルタップなので、ほぼ自動的に2枚のドローをすることを確定させる。そして、これを除去出来ないSam。

 まだ毒カウンターをビクトリー仮面に与えられていないSam。地上も上空もしっかりと制されてしまい、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel》の忠誠値を上げつつ、一気にあふれかえった手札を順々に展開するビクトリー仮面の盤面を見て少し考えると、投了を宣言した。

ビクトリー仮面 1-0 Sam


Game 2

Round 1

Sam Black(アメリカ)

 Samの《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》を《骨髄の破片/Marrow Shards》で除去をするという互いのファーストアクション。そしてSamの3ターン目に場に降り立つのは《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》。先手の利もあって、相当に力を発揮しそうな雰囲気だ。

 ビクトリー仮面は《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》を展開するが、互いの持つプロテクションのせいで、にらみ合いにはならずにすれ違いのダメージレースが始まる。
 さらに、Samが展開したのは《囁く死霊/Whispering Specter》。《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》で毒カウンターを与えられているため、次のターン、この攻撃が通り、サクリファイスされるとほぼ確実に手札が0になってしまうビクトリー仮面。

 少し悩んだうえで、ダメージレースを仕掛けることを決意したビクトリー仮面は、《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》を展開する。
 そして、Samの攻撃に対して、値千金の《骨髄の破片/Marrow Shards》。白ウィニーや感染デッキ等、ビートダウンが跳梁跋扈するであろうこの環境では、非常に強力なカードのように見える。特に感染デッキに対しては、ファイレクシア・マナによる支払いがほぼデメリットにならないため、さらにその強さは増すだろう。

 《骨髄の破片/Marrow Shards》と、Samが《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》に対する回答を持っていなかったことで、ダメージレースは大きくビクトリー仮面に傾く。
 次のターン、《刃砦の英雄/Hero of Bladehold》(+兵士トークン2体が出現)+《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》で総攻撃をしかけるビクトリー仮面。Samは、デッキの構造上、大きく盤面をひっくり返すようなカードがおそらく少ないであろうことから、これをすべてスルーして、自身のライフを3とし、次のトップデッキに賭ける。

 念じるようにライブラリートップをめくると、Samは爽やかにビクトリー仮面のビクトリーを祝福した。

ビクトリー仮面 2-0 Sam


―― 今回のデッキは誰かとシェアしてるんですか?

ビクトリー仮面 「いえ、一人で使ってますね。自作のビクトリー仮面コントロールっす。」

―― 自信のほどは?

ビクトリー仮面 「まぁまぁっす。いけるんじゃないすかね。」

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