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Round 16: Fabian Thiele(ドイツ) vs. Rob Dougherty(アメリカ)

Round 16: Fabian Thiele(ドイツ) vs. Rob Dougherty(アメリカ)

by Atsushi Ito


 長かったプロツアー・名古屋もいよいよスイス最終ラウンド。

Round 16

 15回戦までのスタンディングでは36点が7名、34点が1名で他は33点以下。概ね上からペアリングされると仮定すると、36点同士が3卓IDするとして6人がトップ8確定、他に36点対34点の勝者と、33点対決の勝者でオポネント・マッチ・パーセンテージが最も高かった1名がトップ8に滑り込む計算となる。

 そしてこのタイミングでフィーチャーマッチエリアに呼ばれたThieleとDoughertyは、33点の中でオポネントが1位と2位。つまりこのマッチの勝者は高確率で8位でトップ8に入れる、というわけだ。

 御存知の通りYMG総帥にして殿堂入りプレイヤーのDoughertyに対し、初日でただ一人全勝だったThieleはまだプロツアー2回目の参加だというから驚きだ。

 果たしてトップ8への最後の切符を掴むのはどちらか。

 Thieleのデッキは赤単コントロール、Doughertyは《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》をフィーチャーした白単装備ビートである。


Game 1

 先手はThiele。2ターン目に《太陽の宝球/Sphere of the Suns》をプレイすると、対するDoughertyはデッキの代名詞である《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》をキャストする。

 これを放置するわけにいかないThieleは返しで《金屑の嵐/Slagstorm》を合わせるが、Doughertyは2枚目の《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》から《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》と展開し、早速アドバンテージを獲得。

 この2体目も《赤の太陽の頂点/Red Sun's Zenith》で即座に除去されるが、Doughertyは《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》と畳みかける。

Rob Dougherty

Rob Dougherty

 さすがに3枚目の除去はないThieleは《槌のコス/Koth of the Hammer》をプレイして+1能力でDoughertyに4点を与えた後、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を立たせる。Doughertyは《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》を《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》に纏わせて《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》の細菌トークンとで《槌のコス/Koth of the Hammer》にアタックするが、《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》は予定調和で《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》のチャンプブロックに阻まれ、《槌のコス/Koth of the Hammer》を除去するには至らない。戦闘後に《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》を《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》に移し替えてターンエンド。

 一方《槌のコス/Koth of the Hammer》は守れたものの、このままでは《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》の毎ターン2体の2/2トークン生産を前に押しつぶされてしまうThieleは《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》をプレイ。《槌のコス/Koth of the Hammer》の+1能力と合わせてThieleに8点を叩きこみ、すれ違いのライフレースを仕掛ける。

 返しのターンで《槌のコス/Koth of the Hammer》は葬られるが、さらにThieleが2体目の《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》をプレイしてダブルアタックすると、既にライフが8のDoughertyは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》2体でそれぞれチャンプブロックするしかない。

 Doughertyも3枚目の《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》をプレイしてThieleに一撃12点をお見舞いするのだが、返しの《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》6点アタックと《赤の太陽の頂点/Red Sun's Zenith》が先にDoughertyを焼き切った。

 Thiele 1-0 Dougherty


Game 2

 《調和者隊の盾/Accorder's Shield》から《きらめく鷹/Glint Hawk》を先手1ターン目にプレイ、さらに《迫撃鞘/Mortarpod》《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》と展開するDoughertyに対し、Thieleは《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage》設置から《太陽の宝球/Sphere of the Suns》とゆっくりとした立ち上がり。

 それでも《調和者隊の盾/Accorder's Shield》が《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent》に装備されると、これと《迫撃鞘/Mortarpod》を《核への投入/Into the Core》で葬り、さらにDoughertyが《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》を纏わせると、《金屑の嵐/Slagstorm》+《感電破/Galvanic Blast》で盤面を一掃する。

Fabian Thiele

Fabian Thiele

 ここまでの攻防によりThieleのライフを5まで削りはしたものの、ここで完全にクロックを失ってしまったDoughertyは、《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》を《急送/Dispatch》しつつ《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》での毒殺を狙う。

 だがThieleは委細構わず《槌のコス/Koth of the Hammer》をプレイ、+1能力を使用してから《山/Mountain》はアタックせずに3マナ立たせて、10個カウンターの載った《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage》を構えてエンド。Dougherty側に《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》1枚しかクロックがないため、紋章発動も視野に入る状況だ。

 それでもDoughertyはここで引きこんだサイドカードである《不退転の大天使/Indomitable Archangel》をプレイ。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》を起動すればいつでも金属術は達成できるため、次のターンにはThieleをライフか毒のいずれかで殺せそうな盤面を作る。

 しかし、ここでThieleはおもむろにエンド前に《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage》でDougherty本体に10点。ということは・・・

 メインで《槌のコス/Koth of the Hammer》の-2能力が起動され。

 《赤の太陽の頂点/Red Sun's Zenith》本体11点。

 「You!」

Round 16

 Thiele 2-0 Dougherty

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