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Round 15: Luis Scott-Vargas(アメリカ) vs. Daniel Grafensteiner(ドイツ)

Round 15: Luis Scott-Vargas(アメリカ) vs. Daniel Grafensteiner(ドイツ)

By 津村 健志


 Luis Scott-Vargas(白単《鍛えられた鋼/Tempered Steel》) vs Daniel Grafensteiner(白単《鍛えられた鋼/Tempered Steel》)

 プロツアー・名古屋のスイスラウンドも、残すところあと2回戦のみとなった。

 ChannelFireballの総帥、LSVことLuis Scott-Vargasと、ドイツのDaniel Grafensteinerが3敗ラインで相見える。デッキはともに「白単《鍛えられた鋼/Tempered Steel》」だ。
 はたして、ここで勝利してトップ8への道を繋ぐのはどちらなのか。


Game 1

 ダイスロールの結果先手はDaniel。《平地/Plains》から《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》、そして《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》を置いてターンを終える。

 一見、この《オパールのモックス/Mox Opal》に大した意味はなさそうに見えるが、実はLuisがキープしたハンドには《平地/Plains》1枚と《オパールのモックス/Mox Opal》しかマナソースがなく、早くも土地を引かないと厳しい展開に。

 しかしそんな筆者の心配をよそに、あっさりと《平地/Plains》を引くLSV。《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》を対消滅し、《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》でドローを進めていく。

 Danielは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》と並べ、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》で飛行部隊を強化し、LSVを攻めたてる。
 LSVも《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder(MBS)》で《鍛えられた鋼/Tempered Steel》を追放するが、《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》の2体目と《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》を追加してきたDanielの航空部隊を前になす術がない。

 《メムナイト/Memnite(SOM)》と《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》を置いただけでターンを返してきたLSVを尻目に、Danielはここぞとばかりに全軍で突撃。
 Danielのクリーチャー陣は《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》×2、《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》と全てのクリーチャーが事実上飛んでいて、対するLSV側には《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》しか飛行クリーチャーがいない。

 普通のプレイヤーであれば、このアタックに対して長考してしまうかもしれないが、精密機械のようなLSVは一秒と悩まずに《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》を起動して、《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》をブロック。さらに「金属術」を達成した《急送/Dispatch(NPH)》で《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》をも葬り去る。
 この戦闘でライフが10まで落ち込み、毒カウンターも3つになってしまったLSVだが、相手の脅威を小さくすることに成功した。

 《メムナイト/Memnite(SOM)》《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder(MBS)》と1/1のマイア・トークンで殴り返し、Danielの《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》2体を抑えこむ《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》を出してターンを返す。

 この《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》を突破できないDanielは、X=4の《キマイラ的大群/Chimeric Mass(SOM)》を出すのみにとどまる。

 一方のLSVは4枚目の土地を引き、初手から眠っていた《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を戦場に送り込む。LSVに《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》を起動するマナが残っていなかったため、Danielはこの間に《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》2体でダメージを積み重ねるが、追加の戦力を呼ぶことはかなわない。

 勢いに乗るLSVは2枚目の《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》をトップデッキ!

 このターンはまだダメージが足りないと判断したようでターンを返すが、次のターンに《鍛えられた鋼/Tempered Steel》を追加した全軍攻撃で止めを刺した。

LSV 1-0 Daniel


Game 2

 先手、後手を選ぶ権利のあるDanielだが、大方の予想に反して後手を選択。望外の先手を得たLSVがワンマリガン、後手のDanielはダブルマリガンでのスタートとなった。

 LSVが《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》、Danielが《オパールのモックス/Mox Opal》→《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》と1本目と同様に、軸の違う殴り合いを予感させる立ち上がり。

 《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》を起動するだけのLSVに対し、Danielはペイ2ライフから《脊柱の飛行機械/Spined Thopter(NPH)》を追加する。
 しかしこれにはLSVの《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder(MBS)》が突き刺さる。ダブルマリガンのDanielはこの時点ですでにガス欠気味で、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》で武装されたLSVの軍勢を前にどうすることもできない。

 結局、《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol》、《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》と毎ターン淀みなく脅威を展開し続けたLSVが、鮮やかに、それでいて力強く、自身4度目のプロツアートップ8を決めた。

Luis Scott-Vargas

LSV 2-0 Daniel

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