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Round 15: Ben Stark(アメリカ) vs. Gaudenis Vidugiris(アメリカ)

Round 15: Ben Stark(アメリカ) vs. Gaudenis Vidugiris(アメリカ)

By Takamasa Sato


 トップ8入りを争うフィーチャー・マッチから、今シーズン絶好調の強豪対決をお届けする。

 Ben Stark(ベン・スターク)は、数々のプロツアー、グランプリ入賞経験を持つ、古くからの強豪。
 今期もプロツアー・パリで優勝している。

 既にドラフトラウンドで吉森 奨(第7回戦)、藤田 剛史(第8回戦)とも対戦しているGaudenis Vidugiris(ゴーデニス・ヴィドゥギリス)は、グランプリ・デンバー(リンク先は英語)の優勝者である。

 ここで勝てばほぼトップ8の確定する一戦。まさに「負けられない戦い」というやつである。


Game 1

 ベンは7枚の手札をキープ。先手ゴーデニスは1マリガン。

 ゴーデニスのスリーブは「You're fired!」の文字が刻まれたもので、プレイマットも《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze(ZEN)》。
 普通に考えれば赤単なのだが・・・静かな手つきで場に置かれたのは、《沼/Swamp(ROE)》。

Gaudenis Vidugiris

静かに熱く戦うGaudenis Vidugiris

 対するベンは、《平地/Plains(M11)》から《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》《メムナイト/Memnite(SOM)》と展開する。

 ゴーデニスは《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》を《悪性の傷/Virulent Wound(MBS)》で処理し、まずは毒カウンターを1つプレゼント。

 ベンは《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》で航空戦力を得るが、ゴーデニスは白相手にはめっぽう強い《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(MBS)》。
 次のターンに《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》と合わせたアタックが通って毒4つ。

 しかし、この環境の白単デッキは、白いようで白くない。採用されているのは銀色の生物ばかりなのであり、ベンとしては問題ないはずだ。
 ベンは落ち着いた表情で《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb(SOM)》からマイア・トークンを産みだしてゴーデニスの攻撃に備える。

 ゴーデニスはベンがタップアウトのうちに、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》で殴って毒5つ。《疫病のとげ刺し/Plague Stinger(SOM)》も追加して、上から殴り切るプランか。

 少し考えてベンがタップアウトしつつプレイしたのは《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》。一枚でゲームを決められる強力な神話レアである。

 しかし、返しにゴーデニスのプレイした《ピストン式大槌/Piston Sledge(MBS)》が《疫病のとげ刺し/Plague Stinger(SOM)》に装備され、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》と共に殴ると、ベンに成すすべはなかった。

ベン 0-1 ゴーデニス


Game 2

 再びマリガンを選択したゴーデニス。先手のベンは7枚のハンドをキープ。

 ベンは、《メムナイト/Memnite(SOM)》《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》と並べるが、土地が《平地/Plains(M11)》1枚で止まってしまう。

 ゴーデニスは《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》2枚を並べ、起動して感染ビート。
 これにベンがファイレクシア・マナをライフで支払って《骨髄の破片/Marrow Shards(NPH)》を打つが、さらにゴーデニスがライフを支払っての《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》。
 早速毒カウンターは3つとなり、次のターンも攻撃して毒カウンターは4つ。

 ここでベンは2枚目の平地を引き、《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》。
 毒とダメージとのレースに持ち込む。

 さらにベンは全軍で突撃。ゴーデニスが《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》に撃った《四肢切断/Dismember(NPH)》を2枚の《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》で退けつつ、ゴーデニスのライフを6まで追い詰める。
 さらに後続として《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》を追加。

 次のターンのアタックをゴーデニスが《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》で防ごうとすると、ベンは唯一の手札である《急送/Dispatch(NPH)》を撃ち込んでこれを除去。

 感染以上の速度でライフを削りきり、一本取り返した。

ベン 1-1 ゴーデニス


Game 3

 初動が《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》と、少々遅いゴーデニスに対し、《メムナイト/Memnite(SOM)》《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》と、ビート体制の整っているベン。

 ゴーデニスは、《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》で《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》を殺しつつ、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》でベンに毒を載せていく。

 さらなる脅威として《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(MBS)》を送り出すのだが、ベンが《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》をプレイしたことで、地上はストップ・・・かと思われたが、ゴーデニスはゴーレム・トークンに《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》を撃ち込んで地上をこじ開けると、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》と《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(MBS)》でアタック。
 これで、毒は4つ。

Ben Stark

苦戦するBen Stark

 頼みのゴーレムを失ったベンは苦しそうに口元を歪ませる。結局、残った《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》と《メムナイト/Memnite(SOM)》でアタックし、覚悟を決めて《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を場に。
 フルタップかつ、ブロッカーは《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》のみと、瞬殺のありうる場になる。

 この隙を逃すゴーデニスではなく、《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(MBS)》に《ピストン式大槌/Piston Sledge(MBS)》を持たせ、《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》。
 許容値を超えるカウンターを喰らい、ベンは毒殺されてしまうのだった。

ベン 1-2 ゴーデニス

 ゴーデニス、トップ8へ!
 既にトップ8入りをほぼ確定させている、藤田 剛史との再戦に期待しよう。

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