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【観戦記事】 第10回戦:諸藤 拓馬(福岡) vs. Gao, Zhen Xing(中国)

【観戦記事】 第10回戦:諸藤 拓馬(福岡) vs. Gao, Zhen Xing(中国)

By Masashi Koyama

 諸藤拓馬がニコニコ顔でフィーチャーマッチエリアへ現れた。

 世界選手権2005の団体戦チャンピオンであり、グランプリ・神戸2015でも戴冠を果たした諸藤はこの北京の地で好調を維持し、見事初日全勝を果たし、意気揚々と2日目に臨んでいる。

 対する中国のガオ・ゼン=ジン/Gao, Zhen Xing。こちらも初日全勝と、地元でのグランプリ開催で最高の形で2日目に進出できたこともあり、気合十分でこの第10回戦に挑む。

 そんなガオも諸藤にニコニコ顔で話しかけられると、破顔一笑。お互いに笑顔での試合開始となった。


全勝同士の一戦は笑顔でゲームが始まった(写真左が諸藤。同右がガオ)
ゲーム1

 先手諸藤は最初のドローで《島/Island(C13)》を引き当て、《隠れるホムンクルス/Furtive Homunculus(SOI)》を唱えるスタート。

 中国語のカードのため、テキストを読めない諸藤は《処刑者の板金鎧/Slayer's Plate(SOI)》を唱え、「スリーダメージ!」と力強く宣言するが、三原に「果敢じゃなくて潜伏だよ」と指摘されると、「ソーリー」を連発し、ガオも思わず顔が綻ぶ。

 さらに手札に土地が無いため、ドロー・ステップに「ランドランドランド!」と唱えながらカードを引く。これにはガオも爆笑で「僕もランドがほしいよ」と。

 実際ガオも土地が止まってしまい、《聖戦士の相棒/Cathar's Companion(SOI)》から《薬剤師の霊/Apothecary Geist(SOI)》と展開するも、後続を加える事ができない。

 なんとか《銀の一撃/Silverstrike(SOI)》《爆発性の機器/Explosive Apparatus(SOI)》で諸藤の《隠れるホムンクルス/Furtive Homunculus(SOI)》と《縫合の刻み獣/Stitched Mangler(SOI)》を処理し、土地を引き始めたところで《空翔る月銀の魂刈り/Reaper of Flight Moonsilver(SOI)》、2体目の《薬剤師の霊/Apothecary Geist(SOI)》を展開し、攻勢に打って出ようとする。

 守勢に回る諸藤だが《逸脱した研究者/Aberrant Researcher(SOI)》を《魂の因縁/Spirit Loop(TSP)》と交換すると、7枚目の土地を引き込みフルタップで召喚したのは《ネファリアの月ドレイク/Nephalia Moondrakes(SOI)》!

 これに対しガオは《聖戦士の相棒/Cathar's Companion(SOI)》と《爆発性の機器/Explosive Apparatus(SOI)》を加えることしかできない。ブロッカーの《薬剤師の霊/Apothecary Geist(SOI)》を《行方不明/Gone Missing(SOI)》でどかされてしまうと、圧倒的な諸藤のドレイク軍団の前に、土地を畳んで「ネクストゲーム」と投了の意を示すことしかできなかった。

諸藤 1-0 ガオ

「楽しいですね。マジックは」と諸藤はラウンドの間にも笑顔を絶やさず筆者に話しかける。

 グランプリ・神戸2015でもそうだったが、気さくな人柄で、周りを自分のペースに巻き込んで楽しくゲームを進めるのが諸藤流だ。


マイペースで第1ゲームを先取した諸藤
ゲーム2

 後攻を選んだガオが《悪意の器/Vessel of Malignity(SOI)》《荒原のカカシ/Wild-Field Scarecrow(SOI)》から、諸藤が《逸脱した研究者/Aberrant Researcher(SOI)》というゆったりした立ち上がり。

 《刹那の器/Vessel of Ephemera(SOI)》を追加するガオに諸藤は《巣網から見張るもの/Watcher in the Web(SOI)》を加え、盤面上ではまずリードする。ガオはそれぞれの「器」を起動し、《永遠の見守り/Always Watching(SOI)》で盤面を支えようとする。

 諸藤は《逸脱した研究者/Aberrant Researcher(SOI)》が《完成態/Perfected Form(SOI)》に変身して一挙にダメージレースを押し進める。が、ガオからは《ドラグスコルの騎兵/Drogskol Cavalry(SOI)》!

 諸藤は《縫合の刻み獣/Stitched Mangler(SOI)》に《処刑者の板金鎧/Slayer's Plate(SOI)》を装備させアタック、ガオのライフを3まで減らすが、いかんせんマナがある限りガオは途切れること無くブロッカーを用意できるのだ。

 先ほどは勝負を決めた《ネファリアの月ドレイク/Nephalia Moondrakes(SOI)》もスピリット・トークンにチャンプブロックされ続け、ついにはブロッカーに回さざるを得なくなる。そして、この《ネファリアの月ドレイク/Nephalia Moondrakes(SOI)》が《ドラグスコルの騎兵/Drogskol Cavalry(SOI)》をブロックした際に、《腕っぷし/Strength of Arms(SOI)》で討ち取られると一気に窮地に立たされる。

 何とかクリーチャーに《憑依された板金鎧/Haunted Plate Mail(M15)》を付け替え続け攻撃を続行するも、毎ターン2体ずつ生み出されるスピリット・トークンの群れを前に、やがて土地を畳まざるを得なかったのだった。

諸藤 1-1 ガオ


《ドラグスコルの騎兵/Drogskol Cavalry(SOI)》で第2ゲームをもぎ取ったガオ

 ここまで約40分が経過しており、両者は急いでシャッフルを行い、最終ゲームへ突入する。

ゲーム3

 先手ガオは《聖戦士の相棒/Cathar's Companion(SOI)》から、諸藤の《黴墓のゴミあさり/Moldgraf Scavenger(SOI)》を戦闘ダメージと《歯牙収集家/Tooth Collector(SOI)》の合わせ技で葬る立ち上がり。

 諸藤は《群れの守護獣/Pack Guardian(SOI)》で《歯牙収集家/Tooth Collector(SOI)》を一方的に討ち取るが、土地が4枚で止まってしまた上に、ガオの《薬剤師の霊/Apothecary Geist(SOI)》と《聖戦士の相棒/Cathar's Companion(SOI)》を押し止めるために召喚した《縫合の刻み獣/Stitched Mangler(SOI)》たちが《石の宣告/Declaration in Stone(SOI)》で追放されてしまい、ライフを一気に8まで減らされる。

 なんとか5マナ目を引き込み、《針毛の狼/Quilled Wolf(SOI)》と《巣網から見張るもの/Watcher in the Web(SOI)》で盤面を支えるが、《悪意の器/Vessel of Malignity(SOI)》2連発で手札を空にされてしまう。

 とはいえ、ガオも決定打を引き込めているわけではなく、お互いに膠着状態に入り、諸藤が《石の宣告/Declaration in Stone(SOI)》で与えられた手掛かりで《継続する調査/Ongoing Investigation(SOI)》を引き込み、唱えたところで追加ターンに突入する。

 ガオは《永遠の見守り/Always Watching(SOI)》と《薬剤師の霊/Apothecary Geist(SOI)》を追加するが、諸藤の《巣網から見張るもの/Watcher in the Web(SOI)》を突破することは叶わず、諸藤が2体目の《巣網から見張るもの/Watcher in the Web(SOI)》を盤面に投下したところで、試合の終わりを迎えたのだった。

諸藤 1-1-1 ガオ

諸藤 vs ガオ Draw!

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