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グランプリ・広州2016

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祝・世界選手権初出場! 玉田遼一選手にインタビュー

By 矢吹 哲也

 およそ1年前、2015-2016年シーズンの開幕戦となるプロツアー『戦乱のゼンディカー』。その決勝の舞台で、ふたりの日本人プレイヤーが世界に覇を唱えた。


プロツアー『戦乱のゼンディカー』優勝の瀧村 和幸(写真右)と準優勝の玉田 遼一(同左)

 優勝を勝ち取った瀧村 和幸はシーズン最序盤にしてプロ・プレイヤーズ・クラブ「プラチナ」レベルと世界選手権の出場枠を手に入れ、一躍時の人となった。そしてもうひとり、惜しくも優勝を逃したものの、これを契機に世界へその名を知らしめたのが玉田 遼一だ。

 玉田はその後も、ワールド・マジック・カップ2015を日本代表のひとりとして戦い、心強いチームメイトとともに悲願のトップ8入賞を果たした。シーズン前半の爆発的な活躍はついに、「アジア太平洋地域プロ・ポイント上位」の世界選手権出場枠を彼にもたらしたのだった。

 プロツアー『異界月』の閉幕をもってプレミア・プレイ・シーズンは切り替わり、再び新たなシーズンが始まった。シーズン序盤戦となる今大会にも姿を現した玉田に、初出場となる世界選手権への思いを聞いてみた。

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――改めて、世界選手権初出場おめでとうございます! 出場が決まったときのお気持ちを教えてください。

玉田「もちろん『嬉しい』というのが一番なんですが、それだけじゃ面白くないですよね(笑) 正直な話、(世界選手権出場が決定する)最後の方は緊張の糸が緩んでいました。だから決まった瞬間は、『広州(今大会、グランプリ・広州2016)から世界選手権と連戦か。忙しくなるなあ』くらいの感じでしたね。シーズン最初のプロツアーとその後のワールド・マジック・カップで大きく勝って、プロ・ポイントをたくさん得た頃は『行けるかな』と意識していたんですが、シーズン後半は奮わなかったので、『これだけ負けちゃ行けなくてもしょうがないかな』と思っていました。でも最終的に出場枠を得られて嬉しいです、頑張ります」

――世界選手権に向けてどのように取り組んでいますか?

玉田「『異界月』が出て十分に時間が経ち、どのフォーマットもある程度固まっているので、『世界選手権に向けて』と強く集中した練習はしていないです。毎日必ず1回はドラフトをしたり、デッキの候補をいくつか持っておいて周りの様子を伺ったりと、日々の積み重ねの方を大切にしてきました。世界選手権は他の大会とまったく違うので、地力を高めておくのが良いのかなと」

――今大会、グランプリ・広州2016の目的は?

玉田「今シーズンのプロ・ポイント獲得です。スタートダッシュ決めます!......と言いたいところですが、世界選手権の出場がもっと早く決まっていたら回避したかもしれません。今大会の旅程を組んだ時点では、まだ世界選手権の出場が決まっていなかったので。せっかく組んだ予定をキャンセルするのはもったいないな、と。あとは世界選手権前に精神を整えるというか、モダンで行われる競技レベルの大会は貴重なので、それに慣れておこうかと。もちろん出るからには勝ちたいですが、勝つと使用デッキとかの情報が知られて注目されるのが怖いですね。今回勝ったらそのデッキ(世界選手権で)使えないなあ(笑)」

――最後に、世界選手権2016への意気込みをどうぞ。

玉田「もちろん『優勝します』しかないでしょ。大会に出るときは、いつもそういう心持ちで臨んでいます。まあその意気込みは大会前までで、実際に舞台に立つと急激にしぼんで落ち着いていくんですけれど(笑)」


 世界選手権本番を来週末に控えた今でも、玉田に気負いは感じられなかった。この肩に力を入れない姿勢こそが彼の構えであり、強さの秘訣なのかもしれない。昨シーズン「見惚れるほど美しい」と激賞された彼のプレイは、世界選手権でも再び世界中のマジック・ファンを魅了するだろうか。大いに期待したい。

 また、今年の世界選手権では全出場枠24枠のうち4枠を日本人選手が占めている。このマジック最高の舞台に上がるのは、「プロツアー『戦乱のゼンディカー』王者」瀧村 和幸、「アジア太平洋地域プロ・ポイント上位」渡辺 雄也、八十岡 翔太の両名、そしてここで取り挙げた玉田 遼一の4選手だ。来週は彼らの活躍に声援を送ろう!

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