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【観戦記事】 第9回戦:津村 健志(東京) vs. Christopher Wright(アメリカ)

【観戦記事】 第9回戦:津村 健志(東京) vs. Christopher Wright(アメリカ)

By Masashi Koyama

 プロ・プレイヤーたちにとってシーズン開幕戦となるグランプリ・香港2015もいよいよ初日を終えようとしている。

 朝9時から半日闘い抜いてきたプレイヤーたちにもさすがに疲労の色が見え隠れしているが、まずはあと一戦を終えれば一晩のわずかな休息が与えられる。

 そんな初日最終戦。勝てば2日目進出、負ければ初日落ちの6勝2敗、崖っぷちラインで奮闘する殿堂プレイヤーの姿があった。

 アナウンスが流れ、フィーチャーマッチエリアに姿を見せたのは津村健志。
 対するはアメリカのクリストファー・ライト/Chiristopher Wright。
 グランプリ初日最終戦、生き残りをかけて両者の意地がぶつかる。


津村 健志(左) vs. クリストファー・ライト/Christopher Wright(右)
ゲーム1

 ダイスロールで先手の津村が2マナ《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ORI)》、《万神殿の伝令/Herald of the Pantheon(ORI)》《結束した構築物/Bonded Construct(ORI)》と序盤から積極的な展開を見せる。が、土地が《森/Forest(ZEN)》2枚で止まってしまい苦しい立ち上がり。

 ライトの《死橋のシャーマン/Deadbridge Shaman(ORI)》連打に対し、1枚目こそ《剛力化/Titanic Growth(M12)》で一方的に葬るが2体目は《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ORI)》と相打ちと損な交換を強いられてしまう。

 マナスクリューに陥っている津村は押し切るべくX=1で《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》をキャストするが、これが《魂裂き/Reave Soul(ORI)》からの《眼腐りの暗殺者/Eyeblight Assassin(ORI)》で完璧に対処されてしまうと、一気に足が止まってしまう。

 ライトは津村が足踏みしている間に《墓刃の匪賊/Graveblade Marauder(ORI)》を戦場に追加し、さらに《議事会の自然主義者/Conclave Naturalists(ORI)》で《結束した構築物/Bonded Construct(ORI)》を破壊と、土地が止まったままの津村を一気に押し潰しにかかる。

 津村は《万神殿の伝令/Herald of the Pantheon(ORI)》で《墓刃の匪賊/Graveblade Marauder(ORI)》をブロックした際に《剛力化/Titanic Growth(M12)》で相打ちを取ろうとするが、これに対しライトから《大群の力/Might of the Masses(ORI)》が飛んで来るのを見ると、次のドローを確認しそのままそっと土地を片付けたのだった。

津村 0-1 ライト


1ゲーム目を先取したクリストファー・ライト

 1本目を不本意な形で落としてしまった津村。サイドボードで大胆に色替えを行い、2本目での巻き返しを狙う。

ゲーム2

 津村が《山/Mountain(C14)》2枚から再びX=1での《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》から、ライトの《葉光らせ/Leaf Gilder(LRW)》に対し《焦熱の衝動/Fiery Impulse(ORI)》を合わせるグッドスタート。

 ライトは巨大化し始めた《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を止めるべく《死橋のシャーマン/Deadbridge Shaman(ORI)》から《野性の本能/Wild Instincts(ORI)》で除去してみるが、忘れ形見のトークンと、《ギラプールの歯車造り/Ghirapur Gearcrafter(ORI)》がどうあがいても止まらない。

 5体もの飛行トークンの群れを止めるべく召喚した《異臭のインプ/Fetid Imp(ORI)》が《閉所恐怖症/Claustrophobia(M14)》で対処されてしまったライトは、手札を吟味してみるものの、そのままサイドボードに手を伸ばす他なかったのだった。

津村 1-1 ライト


殿堂プレイヤー、津村健志が1本を取り返す

 ここで津村がチラリと時計を見やるが、残り時間は34分。2ゲームを終えて16分しか経過していない。

 果たして、高速のダメージレースの結末やいかに。

ゲーム3

 先手マリガンのライトは《葉光らせ/Leaf Gilder(LRW)》からスタート、一方津村はまたも《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を2ターン目に召喚、思わずライトが苦笑いを漏らす。

 笑ってばかりもいられないライトはマナ加速から《ファリカの信奉者/Pharika's Disciple(ORI)》を呼び出し、これが高名になり、さらに《議事会の自然主義者/Conclave Naturalists(ORI)》で《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を破壊しようと試みる。

 だが、これが《意思の激突/Clash of Wills(ORI)》で打ち消され、さらに《ファリカの信奉者/Pharika's Disciple(ORI)》が《霊気への抑留/Anchor to the AEther(ORI)》でライブラリーに追いやられてしまうと、津村の《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》が順調に成長し始め、ライトの悩みの種となっていく。

 ライトはこの《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》に対処すべく《議事会の自然主義者/Conclave Naturalists(ORI)》を《死の円舞曲/Macabre Waltz(DIS)》で回収、そのまま唱え《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を破壊する。一度は6体のトークンたちによる攻撃を通すものの、回答となる《眼腐りの虐殺/Eyeblight Massacre(ORI)》!

 これで一気に全ての攻め手を失ってしまった津村に追い打ちを掛けるべく、《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer(ORI)》が。

 これで通常の戦闘すら苦しくなってしまった津村は、クリーチャーの相打ちを避けるべく《分離主義者の虚空魔道士/Separatist Voidmage(ORI)》で自ら召喚した《魔道士輪の暴漢/Mage-Ring Bully(ORI)》を手札に戻す苦しい展開。

 一方、押せ押せのライトはフルアタックを繰り返す。ライフが心許なくなってきた津村は仕方なく《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ORI)》をブロックに回し《異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer(ORI)》が《反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer(ORI)》に変身するのを許容せざるを得ない。

 だが、この《反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer(ORI)》が機能し始めてしまえば、盤面をひっくり返すことは困難極まりない。

 頼みの綱の《護輪のフクロウ/Ringwarden Owl(ORI)》が《野性の本能/Wild Instincts(ORI)》で撃ち落とされてしまうと、津村は笑って手を差し伸べ、対戦相手の2日目進出を祝福したのだった。

津村 1-2 ライト

クリストファー・ライト/Chiristopher Wrightが2日目進出!

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