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グランプリ・北九州2013
Deck Tech: 高橋優太の「The Last Delver」
By Hisaya Tanaka
グランプリ・北九州のトップ8の中でひときわ変わったデッキを使っている高橋優太。彼が使っている目新しい、そのくせ懐かしい雰囲気を漂わせる彼の青白《秘密を掘り下げる者》デッキについて話を聞いてみました。
高橋 優太 |
――このデッキに至るまでの調整の経緯を教えてください。
プロツアー予選などでジャンドやトリコフラッシュを使っていたのですが、《燃え立つ大地》のせいでコントロールがグルールに勝つことはできないなと思いました。グルールが一番多くなることはみんなわかっていたと思うので、その上でグルールに勝つためのデッキを考えて、「基本土地が多い」「殴りあう」というコンセプトでデッキを作りました。
――なんで《秘密を掘り下げる者》デッキに?
最初は軽い気持ちで作ったんですよ。以前のこのデッキが好きでしたし。《思案》がなくて弱そうだったけど、とりあえずやってみました。そうしたらプレイしてみてわかったことがあって、グルールに対抗するためのデッキは重くてタフネスが高いクリーチャーを多く使用していて、《本質の散乱》と《送還》がそれらにただただ強かったんですよね。《テューンの大天使》《セレズニアの声、トロスターニ》《ワームの到来》みたいなカードに。
その上でこの2枚はグルールにも強いカードで、特に《秘密を掘り下げる者》で攻撃しながら使う《送還》は《Time Walk》です。
――調整しててクビにしたカードはありますか?
《ボーラスの占い師》は試したけど、グルールのクリーチャーが止まらなくてダメでした。
――《急かし》について。
《急かし》はただのキャントリップです。
まずこのデッキを作る前に、過去の《秘密を掘り下げる者》デッキのレシピを片っ端から見なおしました。そうしたら安定する理由が《思案》《ギタクシアの調査》だったんです。今は《思考掃き》しかなく、《熟慮》では重いので、《急かし》を少しだけ入れました。
――《急かし》が役に立つ!ってカードは・・・
サイドボードの《至高の評決》だけですね。
――決まりました?
いえ、一度も。
――苦手なカードやデッキは?
何より《復活の声》です。フェアリーの《大貂皮鹿》くらいきついです。このデッキの動きすべてを否定されてますからね。ただ、《復活の声》は勝ち抜いていけば減っていくはずと信じていました。
――『基本セット2014』の新しいカード、《潮縛りの魔道士》について聞かせてください。
ゲロ強いです。《絡み根の霊》が対処しやすいし、先攻のときにマナクリーチャーに対しても軽く使えるのがいいです。
――ありがとうございました。
8 《島》 4 《氷河の城砦》 4 《神聖なる泉》 2 《ムーアランドの憑依地》 1 《平地》 -土地(19)- 4 《秘密を掘り下げる者》 4 《瞬唱の魔道士》 4 《聖トラフトの霊》 4 《修復の天使》 -クリーチャー(16)- |
4 《思考掃き》 4 《送還》 2 《急かし》 4 《アゾリウスの魔除け》 4 《本質の散乱》 2 《ルーン唱えの長槍》 2 《熟慮》 3 《雲散霧消》 -呪文(25)- |
2 《消去》 2 《正義の一撃》 3 《漸増爆弾》 3 《潮縛りの魔道士》 2 《拘留の宝球》 1 《雲散霧消》 2 《至高の評決》 -サイドボード(15)- |
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