マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

Round 13: 浅原 晃(神奈川) vs. 金子 義之(岐阜)

Round 13: 浅原 晃(神奈川) vs. 金子 義之(岐阜)

By Takamasa Sato


 トップ8に向けた最終コーナー。セカンドドラフト上位卓にはさすがと言うべきか、有名プレイヤーが名を連ねた。

「あと一勝でトップ8目前」の第一卓にも全勝の森 勝洋をはじめとしてこの週末を電光石火の強さで駆け抜けてきた強力プレイヤーたちが集っているが、筆者が注目したのは「トップ8を目指すなら一敗もできない」崖っぷちの第2卓である。

 「リミテッドのススメ」でお馴染みの渡辺 雄也、「週刊デッキ構築劇場」担当の清水 直樹、浅原 晃という疑いようもないトッププレイヤーたちが、隣り合ってドラフトを行なっているのだ。

 筆者が見るかぎり、正統派のピックを重ねるのが渡辺 雄也だとすれば、独自の理論で構築を行うのが清水直樹。そして、常人には測りかねるピックを重ね、対戦相手と観客を新たな次元に誘ってくれるのが、浅原 晃である。

 対する金子 義之は、ウルザズサーガの頃からマジックをはじめ、一度はやめたものの、時のらせんの頃から復帰し、今回初めてグランプリの初日を突破したライジングサン。このような「復帰組」の参加こそが、今回のグランプリに1117人という予想以上の人数を集めた原動力かもしれない。

Round 13

 果たして、浅原が異次元の強さを見せるか、金子の勢いがそれに勝さるか。

Game 1

金子 義之

金子 義之

 ダイスロールの結果、先手は金子。双方マリガンなくゲームスタート。

 浅原は《暗茂みの狼/Darkthicket Wolf》《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake》で軽快にビートダウン。

 対する金子は土地こそ並ぶものの黒マナが揃わず、肝心の戦線を支える生物を場に出せない。あっという間にライフは一桁に落ち込む。

 続くターン、浅原は手を緩めずに《ケッシグの檻破り/Kessig Cagebreakers》。金子、頭を振って盤面を片付ける。

 浅原、まずは一本先取。

浅原 1-0 金子

Game 2

 再び先手の金子。一息吐きつつキープ。これは安堵か、それとも不安の現れか。
 対する浅原は、ノータイムでマリガン。しかし、何度引いても土地がなく、結局4枚でのスタートを余儀なくされる。

 何もできない浅原に対し、金子は4ターン目《脳ゾウムシ/Brain Weevil》。5ターン目に何もできない浅原に対して、《死せざる邪悪/Undying Evil(DKA)》を使って《脳ゾウムシ/Brain Weevil》効果を2度使う。

 手札が空になった浅原を尻目に、悠々と陰鬱の効果で5/5となった《ただれ皮の猪/Festerhide Boar》が着地。

 浅原、先ほどの金子と同様に無言で盤面を整理。

浅原 1-1 金子

Game 3

浅原 晃

浅原 晃

 先手の浅原。今度は満足の行くハンドである。
 マナカーブ通りに《錯乱したのけ者/Deranged Outcast(DKA)》《マルコフの上流階級/Markov Patrician》と展開して軽快なビートダウン。

 金子も速度を遅らせるため《片目のカカシ/One-Eyed Scarecrow》《猛火の松明/Blazing Torch》で必死に盤面を形作る。

 しかし、浅原は関係ないとばかりに《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake》を投入。

 金子、《片目のカカシ/One-Eyed Scarecrow》に《猛火の松明/Blazing Torch》を装備。《錯乱したのけ者/Deranged Outcast(DKA)》を除去しつつ、陰鬱の条件を達成して《覚醒舞い/Wakedancer(DKA)》でゾンビ・トークンを場に。

 そして、浅原の《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake》による攻撃を《覚醒舞い/Wakedancer(DKA)》で防ぎつつ、《死せざる邪悪/Undying Evil(DKA)》。再びゾンビ・トークンを戦場に。

 不死と陰鬱というこの環境の2大キーワードを組み合わせたシナジーが、浅原を追い詰める。

 浅原も負けじと《陰惨な発見/Gruesome Discovery(DKA)》で金子の手札から《死の愛撫/Death's Caress(DKA)》と《蜘蛛の発生/Spider Spawning》を奪うと、満を持して《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon》を送り出す。

 除去のない金子は、ゾンビ・トークン2体と《覚醒舞い/Wakedancer(DKA)》でビートダウン。さらに《ただれ皮の猪/Festerhide Boar》を3/3のまま投入して一気に押し切る構え。

 浅原は《血統の切断/Sever the Bloodline》で《ただれ皮の猪/Festerhide Boar》を除去すると、《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon》と《マルコフの上流階級/Markov Patrician》で攻撃。《マルコフの上流階級/Markov Patrician》は《片目のカカシ/One-Eyed Scarecrow》により相打ちに取られるが、金子のライフを8まで追い詰める。

 返しのターン、金子の攻撃で浅原のライフは7に落ち込み、金子は《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon》に《死の重み/Dead Weight》。浅原は自らのターンに悪魔に血を捧げて手札を拡充するが、芳しくない。

 ターンを返された金子は不死の効果で3/3となった《覚醒舞い/Wakedancer(DKA)》と2体のゾンビ・トークンで攻撃。浅原は長考の後、《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon》でトークンをブロックしつつ、《吠え群れの飢え/Hunger of the Howlpack(DKA)》で悪魔を守る。ライフが1となった浅原を前に、金子はダメ押しとばかりに《ガツタフの羊飼い/Gatstaf Shepherd》。

 浅原、最後のターンに悪魔の効果を金子に使いつつ、通常のドローに希望を求めるが......叶わず。

浅原 1-2 金子

前の記事: Round 12: 今井 彰人(東京) vs. 中島 主税(東京) | 次の記事: Round 14: 大塚 高太郎(東京) vs. 今川 浩匡(大阪)
グランプリ・神戸12 一覧に戻る