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【戦略記事】 第15ラウンド・上位戦線の概観

【戦略記事】 第15ラウンド・上位戦線の概観

by 中村 修平

 グランプリ・神戸は最終第15ラウンドを迎えた。

 この時点でトップ8プレイオフに残れる可能性のあるプレイヤーは18人となった。

 1番テーブルに座る1敗の両プレイヤーは合意の上での引き分けを選択、通算成績を13勝1敗1分けとしてトップ8プレイオフ進出を確定させた。

青白赤テンポ親和
2人が確定。

 2番テーブルに座る1敗プレイヤー、八十岡翔太にとってはアンラッキーな展開。

 対戦するのは2敗で、トップ8には勝利が必要な澤田。もし八十岡が負けた場合、タイブレーカーでまさに当落線上となってしまうため、勝たなくてはいけないというところに立たされてしまっている。

ヤソ風景の変容
1人「は」確定
八十岡が勝った場合、八十岡のみ確定。澤田が勝った場合、澤田が確定で八十岡は2敗の当落線上に。

 2番テーブルの悲喜とは無縁なのが3番テーブルから6番テーブル。

 このテーブルに座る彼らにとっては、勝ちイコールトップ8なので悩むところはない。

 ただベストを尽くすのみだ。

緑赤トロン風景の変容
風景の変容タルモ双子
青赤双子青白赤コントロール
赤白バーングリセルシュート
4人が確定

 微妙な立場に立たされているのは残りの3卓。

 勝った上でタイブレーカーでの大きな変動、例えば2日目の対戦相手が全員勝ってくれるといった自分のできる範疇外の要素が必要となってくる。

 もちろんそれが自分に訪れる保証はない。もしかすれば競争者である隣のテーブルの勝者に降ってくるかもしれないのだ。

青赤双子赤白バーン
青白テンポ出産の殻
黒緑青赤双子

 ここまで来れば、グランプリ・神戸2014の勝ち組デッキは風景の変容だったと言っても良いだろう。
 戦前の上位4種では双子がこの時点では軍配が上がる。

 ただしトップ8に残らないという可能性も充分にある。
 親和は1人がトップ8を確定させているが、従来の親和とは全く違ったスペシャルデッキであり、最終ラウンドを前にして従来型の親和は淘汰されてしまった。

 同じく「出産の殻」にとっても、「風景の変容」というこれまでにいないタイプの天敵アーキタイプが厳しかったのかもしれない。

 初日では最も上位に多かった黒緑系デッキだが、1人も残らない情勢となったのも少し意外である。こちらは「倒すべきデッキ」の筆頭に挙げられてしまったデッキの宿命か。

 何はともあれ、トップ8までもうあと少し。

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