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グランプリ・神戸2014

戦略記事

Deck Tech: 八十岡翔太の青黒テゼレット

by Hisaya Tanaka

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 昨日、プロプレイヤー・インタビューでグランプリ・神戸の見解を語ってくれた八十岡翔太。いつもどおりのオリジナリティ溢れるテゼレットデッキを使って、スイスラウンドを2敗で終えている。本日は改めてデッキについてのインタビューを行いました。

――ニコニコ生放送で受けた質問と同じ質問の時もありますが、よろしくお願いします。

 よろしくお願いします。

――まずは。なぜテゼレットデッキだったのかを教えてください。

 理由は特にないです。テゼレットが好きだからかな。2ヶ月前からデッキは決まっていてPTQ(プロツアー予選)に出ようかとも思っていたんだけど、忙しくて気がついたらグランプリでした。まあモダンはどのデッキも強いので、好きなものを使い込んだ者勝ちですからね。

――今回のデッキの特徴はなんでしょうか。

 テゼレットなのにサイドに茶色(アーティファクト)が入っていないことかな。長期戦になったら茶色除去が腐って、《曇り鏡のメロク》《悪夢の織り手、アショク》とかで勝つよ。厳しいのは《血染めの月》の上から《古えの遺恨》が取られていた場合だね。《血染めの月》だけなら《威圧のタリスマン》と《ディミーアの印鑑》があるから大丈夫なんだけど、《古えの遺恨》でそれを割られるときつい。

――先ほどはテゼレット同士の対戦を行っていましたね

 テゼレット対決は初めてかもしれませんね。先に出されて、これが先攻後攻の差かと。

――スイスラウンドの対戦デッキと結果を教えてください。

 初日はジャンドが3回、黒緑、トリコバーン、殻で殻に負けました。殻には相性が悪いので。2日目はむかつき、親和、トリコロール、黒緑、風景の変容2回で風景の変容に1回負け。

――殻以外ではどのデッキとの相性が良かったり悪かったりしますか?

 黒緑とトリコロールには相性がいい。赤単バーンがきついので、上に結構残っているので当たったら厳しい。

――前回のモダンのイベント(プロツアー『神々の軍勢』)ではフェアリーを使っていましたが、なぜテゼレットに変わったのですか?

 前回フェアリーを使ったから今回はテゼレット、っていう順番ですかね。あの時はまだモダンのメタゲームが固まっていなくて、それだったらフェアリーも十分強かったんですよね。今はメタゲームが決まっちゃってるからフェアリーは厳しい。

――ニコニコ生放送では「Magic Onlineのような感覚で戦いたい」と言っていましたね。

 さっき慶太さん(ニコニコ生放送司会、森慶太)にも言われたけど、フィンケルとか若手とかでも意識は変わらないですね。MOみたいにプレイできたら一番やりやすい。それにリアルで得られる情報が少しでも手に入ればいいかなと。


 残念ながら八十岡は2敗ながら10位とタイブレイカーに敗れプレイオフに残ることができなかったが、八十岡らしいパフォーマンスを十分出しきったのではないだろうか。今年度はまだまだ始まったばかり。八十岡の今後の活躍に期待しよう。

八十岡 翔太
グランプリ・神戸2014[MO] [ARENA]
4 《ちらつき蛾の生息地
4 《闇滑りの岸
4 《ダークスティールの城塞
4 《変わり谷
3 《涙の川
2 《忍び寄るタール坑

-土地(21)-

1 《呪文滑り
1 《ワームとぐろエンジン

-クリーチャー(2)-
4 《ディミーアの印鑑
3 《威圧のタリスマン
2 《オパールのモックス
1 《殺戮の契約
4 《コジレックの審問
2 《大祖始の遺産
1 《真髄の針
2 《燻し
2 《倦怠の宝珠
1 《破滅の刃
1 《喉首狙い
4 《知識の渇望
2 《滅び
1 《殴打頭蓋
3 《ヴェールのリリアナ
4 《ボーラスの工作員、テゼレット

-呪文(37)-
2 《エレンドラ谷の大魔導師
2 《誘惑蒔き
1 《曇り鏡のメロク
1 《殺戮の契約
2 《強迫
2 《瞬間凍結
2 《否認
1 《弱者の消耗
2 《悪夢の織り手、アショク

-サイドボード(15)-
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