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【観戦記事】 第5回戦:三原 槙仁(千葉) vs. 白木原 竜一(神奈川)

【観戦記事】 第5回戦:三原 槙仁(千葉) vs. 白木原 竜一(神奈川)

By Sugiki, Takafumi

 殿堂プレイヤー三原の対戦をこのラウンドではお届けしよう。対するプレイヤーは、レガシーの公認大会は初めてという白木原。レガシーの経験は少ないものの、リミテッドを中心に海外のグランプリにも参戦するなど、精力的にトーナメントプレイを続けているプレイヤーだ。

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ゲーム1

 ダイスロールで三原の先攻、マリガンは無し。対する白木原はマリガンから6枚の手札をキープしてのゲームスタートとなった。

 三原は《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》で《Bayou(3ED)》をフェッチし、《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》をプレイしてターンを終了。三原が今回持ち込んだのは、爆発力に定評のあるエルフデッキのようだ。最速2ターンで対戦相手のライフを0にすることも可能なデッキであり、今回のグランプリで選択しているプレイヤーも見回す限りは非常に多いようだ。

 対する白木原が用意してきたデッキは何なのか。それは、エルフよりもさらに高速なコンボデッキであった。まずは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》を2連発。その後《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》に《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》を刻印、《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》を手札から追放して《魔力変/Manamorphose(SHM)》をプレイ。このドローまでで、なんと白木原の手札には1ターンキルのパーツが揃ってしまったのだ。《捨て身の儀式/Desperate Ritual(CHK)》でマナを3マナにし、《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》をプレイし、4マナから《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》!

 そして残る最後の1枚の手札は、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》。

 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》を起動して生み出した3マナを《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》に注ぎ込み、50枚のライブラリーは全て墓地に落ちていく。三原のライフはマイナス31。

三原 0-1 白木原

 三原はサイドボードプランのメモを見ながら、2ゲーム目で使うデッキを組み立てる。対する白木原は、サイドボードを素早く決め、三原のサイドボーディングを待つ。

ゲーム2


三原 槙仁

 2ゲーム目、先攻の三原は《垣間見る自然/Glimpse of Nature(CHK)》、《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith(MBS)》、《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》、《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》、《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle(USG)》、《森/Forest(KTK)》、《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》というハンドをマリガンする。普通に考えれば良い展開が見える手札なのだが、相手の方が展開が早いデッキであるため、《白鳥の歌/Swan Song(THS)》、《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》といった妨害手段を探してのことなのだろうか。

 対する白木原は、《土地譲渡/Land Grant(MMQ)》、《ほくちの壁/Tinder Wall(ICE)》、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》、《水蓮の花びら/Lotus Petal》、《捨て身の儀式/Desperate Ritual(CHK)》、《Elvish Spirit Guide(ALL)》、《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》といった手札をキープする。

 三原はマリガン後、《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》から《Bayou(3ED)》をフェッチし、X=0の《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith(MBS)》をプレイ、《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》を出す。対する白木原は、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》、《水蓮の花びら/Lotus Petal》をプレイするのみでターンを返す。

 2ターン目、《垣間見る自然/Glimpse of Nature(CHK)》、《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》、《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》とプレイし、ドローを掘り進め、《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle(USG)》を出してターン終了となる。

 白木原の2ターン目のドローは《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》。これを攻めに使うか、守りに使うかが大きなカギとなる。白木原は少考の後、《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》で《落盤/Cave-In(MMQ)》をサイドボードより手札に加え、《煮えたぎる歌/Seething Song(9ED)》を代替コストとして唱える。三原は《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》の能力で《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》を手札に戻し被害を軽減するも、《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》と《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》が墓地に送られる。


白木原 竜一

 ここから、しばらくお互いにドローが芳しくなく、三原は《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》をプレイし、毎ターン2点ずつ白木原のライフを削っていく。そして、4マナに到達したターンには《自然の秩序/Natural Order(VIS)》で《ドライアドの東屋/Dryad Arbor(FUT)》を生け贄にし、《再利用の賢者/Reclamation Sage(M15)》の誘発型能力で《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》を破壊。ダメージクロックを着実に上げ、このまま白木原の動きを阻害して勝ちに行く構えだ。対する白木原は手札にずっと抱えていた《ほくちの壁/Tinder Wall(ICE)》をプレイ。《再利用の賢者/Reclamation Sage(M15)》へのブロッカーを用意し、まだゲームはしばらく続きそうな様相となった。

 しかし、ゲームは突然に終わりを迎える。白木原が《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》をトップデッキしたのだ。白木原は念のために何回も計算を重ねた後、《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》をプレイ。三原は《白鳥の歌/Swan Song(THS)》でそれをカウンターをする。白木原の手札には、《水蓮の花びら/Lotus Petal》、《捨て身の儀式/Desperate Ritual(CHK)》、《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》、《Elvish Spirit Guide(ALL)》が潜んでおり、場にある《水蓮の花びら/Lotus Petal》と《ほくちの壁/Tinder Wall(ICE)》でぴったり7マナ。三原は投了の意思を示し、静かにカードを片付けた。

三原 0-2 白木原

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