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【観戦記事】 第14回戦:佐渡 海(Kai Thiele)(東京) vs. 新沼 裕樹(東京)

【観戦記事】 第14回戦:佐渡 海(Kai Thiele)(東京) vs. 新沼 裕樹(東京)

By Sugiki, Takafumi

 トップ8を目指すにはぎりぎりの2敗ラインからフィーチャーマッチに呼ばれたのは、佐渡 海(Kai Thiele)と新沼 裕樹。

 佐渡はドイツと日本のハーフで、日本で生まれてすぐにドイツへ引っ越し、2ヶ月前にマジック取り扱い店の仕事に就いたことをきっかけに東京に引っ越してきたという23歳。(編注:対戦組み合わせ・順位上は Thiele, Kai 表記)

 対する新沼は、グランプリへの出場経験はあまり無いものの、ここまで2敗に踏みとどまるという素晴らしい戦績を残している。トップ8への崖っぷちに踏みとどまるのはどちらのプレイヤーか。


佐渡 海 vs. 新沼 裕樹

ゲーム1

 新沼は《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》から《Underground Sea(3ED)》をフェッチし、《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》。

佐渡の手札
  • 《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》
  • 《暗黒の儀式/Dark Ritual(MMQ)》
  • 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
  • 《強迫/Duress(M10)》
  • 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
  • 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》
  • 《沼/Swamp(KTK)》

 新沼はここから《強迫/Duress(M10)》を捨てさせる。佐渡は《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》から《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》へつなぐ「ANT」デッキのようだ。

 対する佐渡も、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で新沼の手札を確認する。

新沼の手札
  • 《島/Island(KTK)》
  • 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
  • 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》
  • 《破滅的な行為/Pernicious Deed(APC)》
  • 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》

 新沼はどうやら「ニック・フィット」と呼ばれるマナ加速系デッキだということがここで判明する。手札確認を終えた佐渡は《Underground Sea(3ED)》をプレイしターンを返す。


新沼 裕樹

 新沼は2ターン目、《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》の後、《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》から《Tropical Island(3ED)》をプレイしてターン終了。

 ターンの回ってきた佐渡は、まず《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》で《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》をトップに積み込んで、《Underground Sea(3ED)》を戦場に出してから《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》、《暗黒の儀式/Dark Ritual(2ED)》とプレイ。さらに《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》をプレイし、優先権を渡さずに《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》のマナ能力を起動する。これで、黒マナ6点がマナ・プールにある状態で手札に《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》が残る。細かいながら《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》デッキに必須のテクニックだ。

 《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》で《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》、《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》といったマナを増やすカードと《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》が公開された時点で佐渡は《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》の処理を終了。マナがたくさん生み出された後の《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》で《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》があることを確認し、新沼は投了した。

佐渡 1-0 新沼

ゲーム2

 再び新沼の先攻。《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》から《Bayou(3ED)》をフェッチし、《老練の探険者/Veteran Explorer(WTH)》をプレイ。対する佐渡は《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》をプレイし、ターンを返す。

 新沼は2ターン目、《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》。佐渡は対応して《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》をプレイ。相手の宣言も予想した上で、ライブラリーに2枚カードを戻す。そして解決に入り、新沼の宣言は《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond(MIR)》。

佐渡の手札
  • 《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
  • 《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》
  • 《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》
  • 《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》
  • 《蒸気の連鎖/Chain of Vapor(ONS)》
  • 《思案/Ponder(M12)》
  • 《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》

 新沼は少考の後、《老練の探険者/Veteran Explorer(WTH)》を生け贄に捧げ、《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》をフラッシュバック。佐渡は当然《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》で手札を隠しにいく。

 新沼の宣言は《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》。公開された佐渡の手札から《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》が墓地に落ちる。《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》は「ANT」にとってはキーカードであり、《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》で手札に残しておくわけはないのだが......


佐渡 海

 その疑問はすぐに解決された。ライブラリーのトップに積んであったのが2枚目の《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》! 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》で安全確認の後、《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》、《水蓮の花びら/Lotus Petal(TMP)》、《陰謀団の儀式/Cabal Ritual(TOR)》とストームを稼いでから、《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》で一度《冥府の教示者/Infernal Tutor(DIS)》を経由して《苦悶の触手/Tendrils of Agony(SCG)》が勝負を決めた。

佐渡 2-0 新沼

 佐渡が2ゲームとも2ターンキルを見せ、トップ8への目を残した。

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