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グランプリ・京都2018

戦略記事

メタゲームブレイクダウン:スタンダード in グランプリ・京都2018

by Yuichi Horikawa

 参加757チーム、2271名で始まったグランプリ・京都2018。

 その中で、2日目に残ることができたのは92チームだけでした。

 ここでは、そんな2日目のグランプリに残ることができたチームのスタンダードデッキのアーキタイプを紹介していきます。

デッキタイプ 使用者数 占有率
赤緑モンスター 13 14.13%
グリクシス・エネルギー 11 11.96%
青黒コントロール 11 11.96%
スゥルタイ 10 10.87%
青黒ミッドレンジ 8 8.70%
赤黒アグロ 7 7.61%
黒緑巻きつき蛇 7 7.61%
白青タッチ黒・王神の贈り物 6 6.52%
赤単 5 5.43%
青白タッチ黒・副陽 4 4.35%
白黒トークン 1 1.09%
マルドゥ機体 1 1.09%
青赤アグロ 1 1.09%
青黒緑 1 1.09%
4色即席 1 1.09%
白青サイクリング 1 1.09%
エスパー・コントロール 1 1.09%
白黒副陽 1 1.09%
白青アグロ 1 1.09%
白黒アグロ 1 1.09%
合計 92  

 もっとも使用者が多かったのは「赤緑モンスター」でした。

 現環境のスタンダードではプロツアーは開催されておらず、多くのアーキタイプがある中で、このデッキが上位に食い込んだのは、直近の海外グランプリでの成績が反映されているものと思われます。

 次に使用者が多かったアーキタイプは「グリクシス・エネルギー」、そして「青黒コントロール」でした。

 しかし、「青黒ミッドレンジ」の使用者が8名いることもあり、実際は「青黒」のデッキの使用者が19名と非常に多いことも面白い結果となっています。

 「グリクシス」も「青黒」にも共通していえることは、どちらも除去やカウンターを豊富に取れ、コントロールとしても強い点です。

 単純な使用人数で最も多かった「赤緑モンスター」を意識しての使用者が多かったのかもしれません。

 また、どちらのデッキも《スカラベの神》と《ヴラスカの侮辱》が取られ、環境を左右していると言えるこの2枚を使える強みからも、この選択をしたプレイヤーが多かったとも読み取れます。

 その他《巻きつき蛇》を使用したデッキでは「スゥルタイ」10名、「黒緑巻きつき蛇」7名となっており、『イクサランの相克』から《翡翠光のレインジャー》がどちらにも採用されています。「黒緑+1/+1カウンター」系のデッキは今もなお健在といったところです。

 以前の環境から強かった「赤単」ですが、今回の結果からは、使用者は6%弱とそれほど振るわなかった結果となりました。どのデッキも、「赤単」をある程度意識して構築されていることが、逆風となったように思われます。

 ですが、「赤単」に黒をタッチする形である「赤黒アグロ」は使用者が7名と、「赤単」よりも使用者の割合が多くなっています。

 最後に、使用者が1名だけのデッキが、10個も2日目に残っているのは、現環境がまだまだ解明されていない結果と言えるのではないでしょうか?

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RESULTS

対戦結果 順位
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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