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【戦略記事】 『タルキール覇王譚』リミテッドへの招待――プロ・プレイヤーたちにクイック・インタビュー その2

【戦略記事】 『タルキール覇王譚』リミテッドへの招待――プロ・プレイヤーたちにクイック・インタビュー その2

By 矢吹 哲也

 引き続き、プレイヤー・インタビューをお送りしよう。この記事では八十岡 翔太と渡辺 雄也が語ってくれる。

八十岡 翔太の場合

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――『タルキール覇王譚』リミテッドの第一印象を教えてください。

八十岡 「多色環境ですが、アラーラやラヴニカと比べるとそこまで多色偏重というわけでもない、という感じですね。多色カードの数が思っていたよりも多くない」

 強力な多色カードの存在はありながも、そこに注力したデッキばかりにはならない、という見方。単色カードの扱い方もこの環境の肝になるだろう。

――今回の環境のシールドのデッキ構築で、まず最初に確認したいことは?

八十岡 「土地とレアですね」

――シールドにおいて一番使いたい色/色の組み合わせは?

八十岡 「出てきた土地の色に合わせるのが一番。でも赤は極力使いたくない。単純にカードが弱いから、せめてタッチに留めたいです」

――ドラフトにおいて、コモン/アンコモン/レアでそれぞれ一番初手で取りたいカードは何ですか?

  • コモン:取りたいものはなし。
  • アンコモン:《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》。《死の投下/Dead Drop(KTK)》もいい。
  • レア:赤以外の使えるレアならなんでも。

「赤に行きたくないから、《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker(KTK)》が出ると困る。ダブルシンボルのタッチは厳しいし」と語る八十岡。赤に行くのはかなりのリスクが伴うようだ。

――ドラフトにおいて一番使いたい色/色の組み合わせは?

八十岡 「白黒ですね。軽いところを集めてビート寄りに」

 優秀なクリーチャーを擁する白と優秀な除去を持つ黒の組み合わせ。5つの氏族だけでなく、こうした対抗色の組み合わせにも注目するべきだろう。

渡辺 雄也の場合

QQ2_Watanabe.jpg

――『タルキール覇王譚』リミテッドの第一印象を教えてください。

渡辺 「フルスポイラー前は多色環境を予想していましたが、すべてのカードを見て、それから実際に触ってみると、そこまで多色に偏っているわけでもなく、マナ基盤に困ることはないイメージを持ちました。環境の速度はこれまでと比べて一気に遅くなったと思います」

 渡辺もまた、当初の予想より環境の多色度合いは薄いという印象を持っている。また、速度については『基本セット2015』環境から大きく落とし、膠着も発生しやすいと見ている。

――今回の環境のシールドのデッキ構築で、まず最初に確認したいことは?

渡辺 「レアもそうですが、やはり土地。特に友好色と対抗色の土地の配分を見ます。友好色の土地は『楔の色』によって使えない場合がありますが、対抗色の土地はどんなデッキでも使えるので」

 形は違えど、ここまでどのプレイヤーも対抗色の重要性について語っている。渡辺の場合は、対抗色土地の使いやすさに着目しているようだ。

――シールドにおいて一番使いたい色/色の組み合わせは?

渡辺 「1色を選ぶなら黒。氏族ならスゥルタイ。長期戦を見据えて戦いたいです」

――ドラフトにおいて、コモン/アンコモン/レアでそれぞれ一番初手で取りたいカードは何ですか?

  • コモン:《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》
  • アンコモン:《アブザンの鷹匠/Abzan Falconer(KTK)》
  • レア:《幽霊火の刃/Ghostfire Blade(KTK)》

――ドラフトにおいて一番使いたい色/色の組み合わせは?

渡辺 「白黒をベースに。とりわけに白は強いカードが多く、積極的にやりたいですね」

 ひとつ前の質問で挙げたように、白は《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》や《アブザンの鷹匠/Abzan Falconer(KTK)》など、強力なクリーチャーが満載だ。「プロツアーに向けて構築の練習もしなければならなかったので、シールドの練習は足りていません。そこが少し不安かな」と語った渡辺だが、短い時間の中でシールド・ドラフトともに自分なりの解答を見つけ出した様子だった。

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