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【観戦記事】 第4回戦:三原 槙仁(千葉) vs. 長谷川 晋也(群馬)

【観戦記事】 第4回戦:三原 槙仁(千葉) vs. 長谷川 晋也(群馬)

By Sugiki, Takafumi

 初日も第4回戦を迎え、すべてのプレイヤーがトーナメントテーブルに出揃っている。ここで、フィーチャーテーブルに呼ばれたのは、先月のチームリミテッドで行われたグランプリ・京都で惜しくも準優勝であった三原槙仁(千葉)である。

 殿堂入り最有力候補と言われる中、もう一つ大きな戦績を残すことでそれをより確実なものにしたいところであろう。使用するデッキは、先日のプロツアーでもトップ8入りのお供にしたコロッサスグルールである。一方の長谷川(群馬)は、黒単タッチ白のコントロールデッキを使用している。

 このマッチアップでは、三原のマナブーストクリーチャーを長谷川が綺麗に捌けるかどうかがキーとなるだろう。

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ゲーム1

 先手の三原は少々迷いながら初手をキープ。対する長谷川はマリガンを選択する。

 三原は、1ターン目に《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》をプレイし、コロッサスグルールとしては最高のスタートを切るも、2ターン目は土地をセットすることができず、《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》をプレイするにとどまってしまう。三原が初手のキープを迷ったのは土地が1枚しかなかったからのようだ。

 さらに3ターン目も土地を引くことができず、追加の《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》を出して、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》で攻撃。除去の豊富な長谷川の黒タッチ白デッキにマナクリーチャーを丁寧に除去されると途端に機能しなくなる状況であるが、長谷川のハンドには除去が《肉貪り/Devour Flesh(GTC)》のみであったため、次のターンに出した《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》に続いて、《森/Forest(M14)》、《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》2枚から《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(DDL)》が登場することとなる。

 対する長谷川は《地下世界の人脈/Underworld Connections(RTR)》で解決策を探しに行き、《英雄の破滅/Hero's Downfall(THS)》にたどり着くことで《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(DDL)》に対応するも、三原のハンドから出てくる《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》、《高木の巨人/Arbor Colossus(THS)》、《漁る軟泥/Scavenging Ooze(M14)》への対処ができない。

 結局、長谷川は三原相手には活躍の場が無い《罪の収集者/Sin Collector(DGM)》を4枚手札に抱えたまま、ライフが0を切るのを止めることができなかった。

三原 1-0 長谷川

ゲーム2

長谷川 晋也

 ゲーム2は、先手である長谷川の《思考囲い/Thoughtseize(THS)》で幕を開けた。

 三原が開示した手札は、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》、《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》、《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》、《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》2枚、《奔放の神殿/Temple of Abandon(THS)》。その中から長谷川は《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》を抜く。

 三原は1ターン目土地を引けず、《奔放の神殿/Temple of Abandon(THS)》で見たカードを下に送るも、さらに次のターンも土地を引けず《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》を出すのみでターンを返す。

 長谷川は予定調和的に《究極の価格/Ultimate Price(RTR)》で《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》を除去し、追加の《思考囲い/Thoughtseize(THS)》で《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》を抜く。三原は待望の2枚目の土地を引き込み、《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》を出すが、これも長谷川の《肉貪り/Devour Flesh(GTC)》の前に仕事をすることなく墓地送りとなる。

 三原のマナブーストを完全に封じた長谷川は、《地下世界の人脈/Underworld Connections(RTR)》で悠々とカードアドバンテージを稼ぎ、《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》、《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa(DGM)》を登場させる。《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa(DGM)》こそ《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》で除去されたものの、《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》が止まらず、そのまま長谷川が押し切った。

三原 1-1 長谷川

ゲーム3

 三原の先攻で始まった3本目、後手の長谷川がまたも1ターン目に《思考囲い/Thoughtseize(THS)》を放つ。

 《高木の巨人/Arbor Colossus(THS)》、《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars(RTR)》、《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》、《獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts(M14)》、《森/Forest(M14)》というハンドから《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》が抜かれ、マナブーストの目がなくなってしまう。しかし、三原は次のターン、トップから《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》を引き込み、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》とともに戦場に放つ。

 その後も三原はトップから《奔放の神殿/Temple of Abandon(THS)》、《旅するサテュロス/Voyaging Satyr(THS)》、《森/Forest(M14)》とたてつづけに引き、しっかりと5ターン目に《高木の巨人/Arbor Colossus(THS)》を着地させる。また、その横では《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary(GTC)》がコツコツとダメージを重ねており、長谷川のライフは13まで落ち込んでいる。

 対する長谷川は《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》を4ターン目に戦場に出していたが、ダメージレースで不利な状況で攻撃に行くこともできない。

 三原はさらに土地を引き《高木の巨人/Arbor Colossus(THS)》を怪物化して《冒涜の悪魔/Desecration Demon(RTR)》を除去してからの攻撃。これにより長谷川のライフは一気に2に落ち込み、ジリ貧を悟った長谷川は投了することとなった。

三原 1-2 長谷川

 三原は3ゲームとも土地が止まり気味のところを、タイトロープを渡りきっての勝利を掴んだ。このように不利な状況であっても、より勝ちに近づく最適なプレイをし続けることができることが、トッププレイヤーの証であり、勝率の高さを裏打ちするものである。


三原 槙仁
Mihara, Makihito
グランプリ・静岡2014 / スタンダード
9 《森》
4 《ニクスの祭殿、ニクソス》
4 《踏み鳴らされる地》
4 《奔放の神殿》
2 《山》

-土地(23)-

4 《エルフの神秘家》
4 《炎樹族の使者》
4 《森の女人像》
4 《旅するサテュロス》
2 《漁る軟泥》
1 《霧裂きのハイドラ》
4 《世界を喰らう者、ポルクラノス》
1 《狩猟の神、ナイレア》
3 《高木の巨人》

-クリーチャー(27)-
1 《ミジウムの迫撃砲》
4 《ドムリ・ラーデ》
1 《歓楽者ゼナゴス》
4 《獣の統率者、ガラク》

-呪文(10)-
3 《霧裂きのハイドラ》
2 《破壊的な享楽》
2 《ミジウムの迫撃砲》
2 《空殴り》
2 《ナイレアの信奉者》
2 《歓楽者ゼナゴス》
1 《紅蓮の達人チャンドラ》
1 《森林の始源体》

-サイドボード(15)-
Hasegawa, Shin'ya
グランプリ・静岡2014 / スタンダード
11 《沼》
5 《平地》
4 《神無き祭殿》
4 《静寂の神殿》
2 《変わり谷》

-土地(26)-

4 《万神殿の兵士》
4 《罪の収集者》
4 《冒涜の悪魔》
4 《ヴィズコーパの血男爵》
2 《幽霊議員オブゼダート》

-クリーチャー(18)-
4 《思考囲い》
2 《肉貪り》
2 《究極の価格》
4 《英雄の破滅》
3 《地下世界の人脈》
1 《エレボスの鞭》
1 《太陽の勇者、エルズペス》

-呪文(17)-
2 《強迫》
1 《闇の裏切り》
1 《真髄の針》
2 《破滅の刃》
2 《叫び回る亡霊》
2 《今わの際》
2 《生命散らしのゾンビ》
1 《地下世界の人脈》
2 《死者の神、エレボス》

-サイドボード(15)-

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