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【観戦記事】 準々決勝:佐藤 啓輔(新潟) vs. 仲田 涼(神奈川)

【観戦記事】 準々決勝:佐藤 啓輔(新潟) vs. 仲田 涼(神奈川)

By Sugiki, Takafumi

 グランプリ準々決勝の4マッチの中から、スイスラウンド3位通過の仲田と6位通過の佐藤の試合をお伝えする。仲田のデッキは先週のグランプリ・ダラス/フォートワースでベン・スタークが使用したオルゾフ・ビートダウンをベースにしたものであり、一方の佐藤のデッキは、グルール・ビートダウンである。

 なお、グランプリのトップ8プレイオフにおいては、スイスドローの通過順位の高いほうが先手後手を決める権利があり、仲田が先手を選択した。

QF_sato_nakada.jpg
ゲーム1

 仲田は、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》、《果敢なスカイジェク/Daring Skyjek(GTC)》、《放逐する僧侶/Banisher Priest(M14)》、《精霊への挑戦/Brave the Elements(M14)》、《静寂の神殿/Temple of Silence(THS)》2枚、《変わり谷/Mutavault(M14)》という綺麗に動ける手札をキープ。一方の佐藤はダブルマリガンに見舞われてしまう。

 先手の仲田は《静寂の神殿/Temple of Silence(THS)》でライブラリのトップを取捨選択しながら、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》、《果敢なスカイジェク/Daring Skyjek(GTC)》と順調に展開する。

 一方で、佐藤も2ターン目に《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》を展開し、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》のうち1体のブロッカーとし、さらに《漁る軟泥/Scavenging Ooze(CMD)》も場に出して、ブロックの構えを見せる。

 しかし、仲田が初手から持っていた《放逐する僧侶/Banisher Priest(M14)》にて追放され、ついに仲田の攻撃が通り、《果敢なスカイジェク/Daring Skyjek(GTC)》、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》の攻撃を受けた佐藤のライフは15となる。ここで、佐藤は追加の戦力を盤面に登場させることなく《変わり谷/Mutavault(M14)》も含めたマナをオープンでターンを返す。


仲田 涼

 ここでの盤面を整理しよう。

 佐藤には《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》、《変わり谷/Mutavault(M14)》を含めた土地3枚。

 対して、仲田には《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》《果敢なスカイジェク/Daring Skyjek(GTC)》《放逐する僧侶/Banisher Priest(M14)》、《変わり谷/Mutavault(M14)》を含む土地5枚。

 仲田は《変わり谷/Mutavault(M14)》を起動し、《放逐する僧侶/Banisher Priest(M14)》以外の4体で攻撃。

 そこで佐藤の手札から飛び出てくる《加護のサテュロス/Boon Satyr(THS)》。《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》2体が《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》、《加護のサテュロス/Boon Satyr(THS)》でブロックされるも、5点のダメージを佐藤に与えることになった。

 さらに《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》が仲田の盤面に追加される。

 佐藤は追加のブロッカーとしてはあまりにも心許ない《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》しか引くことができず、仲田が《精霊への挑戦/Brave the Elements(M14)》を唱えたところで、ゲーム1は仲田の勝利となった。

佐藤 0-1 仲田

ゲーム2

 1ターン目、仲田が《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》をプレイしたのに対して、佐藤は2ターン目に遅れてライブラリから駆けつけた《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》をプレイ。仲田の《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》での攻撃に対して、佐藤は《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》をブロックに参加させず、マナブーストの役割を果たさせたいという意思を示す序盤となった。


佐藤 啓輔

 仲田は土地が止まり、《威圧する君主/Imposing Sovereign(M14)》、《管区の隊長/Precinct Captain(RTR)》、《管区の隊長/Precinct Captain(RTR)》2枚目と毎ターンクリーチャーをプレイするが、《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler(THS)》、《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》と徐々に佐藤の盤面に厚みが増していく。

 仲田は《破滅の刃/Doom Blade(M14)》を《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》に打ちつつ、《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler(THS)》への攻撃を続け、さらに《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》の2枚目を追加。数での勝負を挑もうとする。

 佐藤は次のターンに、《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》をプレイ、《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler(THS)》のマナから《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》もプレイし、《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》と《管区の隊長/Precinct Captain(RTR)》を格闘させ、盤面の掌握を計った。

 しかし、このわずかな隙を突いたのが仲田。ブロッカーとして立っていた《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M14)》を《オルゾフの魔除け/Orzhov Charm(GTC)》で除去し、《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon(THS)》2体がそれぞれ《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》と《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler(THS)》を攻撃し、どちらも墓地へ送り込むことに成功する。

 ここからは、横に並んだ仲田のクリーチャーと、佐藤の《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》、盤面に追加された《漁る軟泥/Scavenging Ooze(CMD)》2枚が睨み合う展開となる。どちらも引いたクリーチャーを並べる中、佐藤が《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》を盤面に追加し、次のターンには大きなアドバンテージを取る体制を整える。

 仲田はこれ以上待てない状況となったため、手札にあった《オルゾフの魔除け/Orzhov Charm(GTC)》を《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater(THS)》へ放ち、さらに《精霊への挑戦/Brave the Elements(M14)》で攻撃をねじ込みにかかる。これで佐藤のライフは一気に2に落ち込み、《管区の隊長/Precinct Captain(RTR)》から生み出された兵士トークンがブロッカーとして機能する。

 ここからはまたしばらくにらみ合いが続くが、仲田のほうがクリーチャーの数を多く引き込み、アタッカーを多少除去されても問題ないクリーチャー数の差ができたところで、仲田が全クリーチャーでの攻撃。佐藤はブロックを考えるも、ライフを余すことができないことを悟り投了した。

佐藤 0-2 仲田

 仲田、準決勝進出!

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