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【観戦記事】 第6回戦:山本 賢太郎(埼玉) vs. Kingston Tong King Yim(香港)

【観戦記事】 第6回戦:山本 賢太郎(埼玉) vs. Kingston Tong King Yim(香港)

By Asuka Kitakaze

デッキ紹介

 お互い変異クリーチャー展開中心のデッキではあるが、その内容は対極的であった。

  • 山本 賢太郎 青緑赤の変異を利用してファッティで攻めるスタイル
  • キングストン・タン・キン・イム/Kingston Tong King Yim 青緑黒の《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant(KTK)》を用いて軽量クリーチャーを並べるスタイル

 しかもタンのデッキはサイドボード後は赤白黒のデッキに変化し、さらにデッキ速度が加速する。

 どちらも変異で出すクリーチャーが運命を左右するので、最後までどうなるかわからない対戦になった。

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山本 賢太郎 vs. Kingston Tong King Yim(以下、タン)

ゲーム1

 お互いマリガンなしでスタート。ゲーム1からお互い一歩も引かない白熱した試合になった。

 先攻の山本が3ターン目に変異クリーチャーを戦場へ。タンは返しに《消耗する負傷/Debilitating Injury(KTK)》で除去、山本は4ターン目にもう一度変異を。タンの4ターン目は《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant(KTK)》というビッグプレイ。狙い通りクリーチャーを墓地に送りソンビ・トークンを戦場に追加し、徐々に態勢を整える。

 山本は5ターン目に《幽霊火の刃/Ghostfire Blade(KTK)》をプレイし、変異クリーチャーに装備。タンは5ターン目に《苦々しい天啓/Bitter Revelation(KTK)》をプレイし、ドローしながら墓地を肥やすが、クリーチャーを墓地に捨てなかっためゾンビ・トークンは出ない。しかし、探査の能力で《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》をプレイしさらに防御を固めつつクリーチャーを並べていく。

 山本は《幽霊火の刃/Ghostfire Blade(KTK)》を装備した変異クリーチャーで攻撃、これをタンがブロックせず、残りライフ14。第2メイン・フェイズに《熊の仲間/Bear's Companion(KTK)》をプレイし、熊・トークンを並べて防御を固めていく。返しにタンは《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》で攻撃、山本のライフは土地から得た1点を合わせて17。タンは変異クリーチャーを出し、《僧院の群れ/Monastery Flock(KTK)》でブロッカーを用意した。


山本 賢太郎

 7ターン目も山本は攻め続ける。熊・トークンと装備品付きの変異クリーチャーでアタック。これをタンは変異クリーチャーと《僧院の群れ/Monastery Flock(KTK)》でそれぞれブロック。《僧院の群れ/Monastery Flock(KTK)》にブロックされた熊・トークンが《龍鱗の加護/Dragonscale Boon(KTK)》で強化され。これを突破した。

 タンは変異を《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul(KTK)》に。これで攻撃し、誘発型能力でドローを進める。山本は3体で攻撃。強化されている熊・トークンが《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》と《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant(KTK)》で、装備されている変異クリーチャーはゾンビ・トークンで、それぞれブロックされる。《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》が通り、タンのライフは10に。

 タンは引き続き《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul(KTK)》で攻撃したのち《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》をプレイしてドローを稼ぐ。その後《サグの射手/Sagu Archer(KTK)》をプレイして守りを固めた。

 しかし勝負が決まったのは、その返しのターンだった。山本は手持ちのクリーチャー全員で攻撃、装備品の付いた変異クリーチャーが通ったところに《強大化/Become Immense(KTK)》で10点。ちょうどタンのライフは0になった。

山本 1-0 タン

ゲーム2

 お互い大幅にサイドボードの入れ替えを行ったあとのゲーム2。お互い小型クリーチャーや変異クリーチャーを並べて睨み合うかと思いきや、タンの出した《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion(KTK)》が山本を攻め立てる。

 ジリジリと山本のライフは8、途中タンの《龍流派の双子/Dragon-Style Twins(KTK)》を《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(KTK)》で打ち消す一面があったが、クリーチャーを追加できずにいた。それに対し、タンは着々とクリーチャーを追加し、そのすべてで攻撃。あとは《ラッパの一吹き/Trumpet Blast(KTK)》で強化してゲームセット。

山本 1-1 タン

ゲーム3

 このゲームも序盤からお互いクリーチャーを展開していくが、またもタンのもとに《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion(KTK)》の姿。これに《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》を並べ、2体でプレッシャーをかける。


キングストン・タン・キン・イム/Kingston Tong King Yim

 山本も負けじとクリーチャーを追加するも、《停止の場/Suspension Field(KTK)》で除去されてしまう。

 最終的にタンの《ジェスカイの学徒/Jeskai Student(KTK)》《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion(KTK)》《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》《沸血の熟練者/Bloodfire Expert(KTK)》で山本に攻撃。

 山本は前のターンに攻撃していた《軍団の伏兵/Horde Ambusher(KTK)》に《龍鱗の加護/Dragonscale Boon(KTK)》を唱え、アンタップして防御に備えたが、これでパワーが4になってしまったことが災いし、《大物潰し/Smite the Monstrous(KTK)》で破壊されてしまう。防御のできない山本は、そのままライフが0になった。

山本賢太郎 1-2 Kingston Tong King Yim

試合後

 タンの元に友人たちが集まり勝利を讃えていた。

 山本のほうは表情こそ変えていなかったが、苦しい感情を滲ませていた印象を受けた。

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