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【戦略記事】 三原槙仁のドラフトピックアップ

【戦略記事】 三原槙仁のドラフトピックアップ

By Sugiki,Takafumi

 昨年殿堂入りを果たした三原槙仁、ここまで2敗とまだまだトップ8が狙えるラインにつけている。無事にトップ8にたどり着くことができるのか、ここからの3回戦を戦う相棒となる42枚のピックがこれからスタートする。

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ドラフト

1−1:《不気味な腸卜師/Grim Haruspex(KTK)》

 他の候補としては《長毛ロクソドン/Woolly Loxodon(KTK)》、《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》、《氷河の末裔/Scion of Glaciers(KTK)》などがあったが、カードパワーでは2段階も3段階も違うため迷うことは無かっただろう。

 ここから、上のプレイヤーから黒の除去カードが流されてくる。

1−2:《消耗する負傷/Debilitating Injury(KTK)》

 他の候補としは、《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》、《休息地の見張り/Watcher of the Roost(KTK)》、《軍族童の突発/Hordeling Outburst(KTK)》。色も合っているため順当なピック。

1−3:《死の激情/Death Frenzy(KTK)》

 他の候補としては、《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》、《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm(KTK)》、《龍の眼の学者/Dragon's Eye Savants(KTK)》。流れからも、黒緑の2色は固定でき、スゥルタイかアブザンのどちらかへと流れることとなる。

1−4:《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》

 他の候補としては、《絞首/Throttle(KTK)》、《ラクシャーサの秘密/Rakshasa's Secret(KTK)》、《冬の炎/Winterflame(KTK)》。三原はデッキ構築終了後にここは《絞首/Throttle(KTK)》を取るべきだったと振り返っている。

 トークン・クリーチャーでは《不気味な腸卜師/Grim Haruspex(KTK)》のドローの能力が誘発しないことを失念していたらしい。

1−5:《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》

 他の候補としては、《ラクシャーサの秘密/Rakshasa's Secret(KTK)》、《引き剥がし/Force Away(KTK)》。とはいえ、実質迷うことなく、《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》をピック。

1−6:《龍鱗の加護/Dragonscale Boon(KTK)》

 他の候補としては、《族樹の管理人/Kin-Tree Warden(KTK)》、《マルドゥの悪刃/Mardu Hateblade(KTK)》。

1−7:《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》

 他の候補としては、《ラクシャーサの秘密/Rakshasa's Secret(KTK)》、《アブザンの先達/Abzan Guide(KTK)》。

この順目でも除去が流れて来ており、極めて流れが良い。

1−8:《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》

 他の候補としては、《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》、《僧院の群れ/Monastery Flock(KTK)》。

 3枚目ながらも、除去は除去ということで《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》をピック。

 以後、

  • 1−9:《苦々しい天啓/Bitter Revelation(KTK)》
  • 1−10:《高地の獲物/Highland Game(KTK)》
  • 1−11:《テイガムの策謀/Taigam's Scheming(KTK)》
  • 1−12:《賢者眼の侵略者/Sage-Eye Harrier(KTK)》
  • 1−13:《春の具象化/Embodiment of Spring(KTK)》
  • 1−14:《タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir(KTK)》

 と進み、概ね納得の行くピックができたのではないだろうか。緑黒が固定され、どれだけの強いカードをどのタイミングで引くかが、3色目を決定付けることになりそうだ。


2−1:《吠える鞍暴れ/Bellowing Saddlebrute(KTK)》

 ここまでの守りにシフトしたピックとはやや噛み合わないものの、強力なカードであることは間違いなく、《吠える鞍暴れ/Bellowing Saddlebrute(KTK)》をピック。他の候補としては、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》、《消耗する負傷/Debilitating Injury(KTK)》。

2−2:《マー=エクの夜刃/Mer-Ek Nightblade(KTK)》

 他の候補としては《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul(KTK)》、《マルドゥの軍族長/Mardu Hordechief(KTK)》、《熊の仲間/Bear's Companion(KTK)》。

2−3:《族樹の発動/Kin-Tree Invocation(KTK)》

 《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》とのシナジーが非常に強力であり、一気にデッキが引き締まった感がある。他の候補としては、《刃の隊長/Chief of the Edge(KTK)》、《悪逆な富/Villainous Wealth(KTK)》、《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》、《苦々しい天啓/Bitter Revelation(KTK)》。

2−4:《遠射兵団/Longshot Squad(KTK)》

 ここまで懸念であった飛行クリーチャーへの対策カードも引き当て、デッキがさらに引き締まる。

 他の候補としては、《地平の探求/Seek the Horizon(KTK)》、《煙の語り部/Smoke Teller(KTK)》。

2−5:《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》

 他のカードは《悪寒/Crippling Chill(KTK)》、《シディシのペット/Sidisi's Pet(KTK)》、《漂流/Set Adrift(KTK)》

2−6:《縁切られた先祖/Disowned Ancestor(KTK)》

 他のカードは《マルドゥの頭蓋狩り/Mardu Skullhunter(KTK)》、《わめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrills(KTK)》、《軍用ビヒモス/War Behemoth(KTK)》

2−7:《陰鬱な僻地/Dismal Backwater(KTK)》

 他のカードは《サグの射手/Sagu Archer(KTK)》、《スゥルタイの戦旗/Sultai Banner(KTK)》

2−8:《アブザンの先達/Abzan Guide(KTK)》

 他のカードは《朽ちゆくマストドン/Rotting Mastodon(KTK)》、《湿地帯の水鹿/Wetland Sambar(KTK)》

  • 2−9:《スゥルタイの戦旗/Sultai Banner(KTK)》
  • 2−10:《族樹の管理人/Kin-Tree Warden(KTK)》
  • 2−11:《尊いラマスー/Venerable Lammasu(KTK)》
  • 2−12:《地平の探求/Seek the Horizon(KTK)》
  • 2−13:《帰化/Naturalize(KTK)》
  • 2−14:《ケルゥの戦慄の大口/Kheru Dreadmaw(KTK)》

 2パック目終了時点でも緑黒だけが決まっており、まだまだ3色目はどこにでも行ける状況だ。


3−1:《アブザンの鷹匠/Abzan Falconer(KTK)》

 他の候補は《完全なる終わり/Utter End(KTK)》、《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》、《必殺の一射/Kill Shot(KTK)》。ここで、初めて3色目を決めるカードを引き当てる。これまでにピックしている《縁切られた先祖/Disowned Ancestor(KTK)》ともシナジーがある《アブザンの鷹匠/Abzan Falconer(KTK)》をデッキに入れ、長久戦略もデッキに組み込むこととなりそうだ。

3−2:《マー=エクの夜刃/Mer-Ek Nightblade(KTK)》

 他の候補は《無情な切り裂き魔/Ruthless Ripper(KTK)》、《苦々しい天啓/Bitter Revelation(KTK)》

3−3:《平穏な入り江/Tranquil Cove(KTK)》

 他の候補は《スゥルタイの隆盛/Sultai Ascendancy(KTK)》、《軍用ビヒモス/War Behemoth(KTK)》、《運命編み/Weave Fate(KTK)》。ここでこれまでにピックしていた《陰鬱な僻地/Dismal Backwater(KTK)》、《地平の探求/Seek the Horizon(KTK)》とも合わせ、タッチ青もできるマナベースを揃える。

3−4:《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》

 他の候補は、《星霜の証人/Witness of the Ages(KTK)》、《氷河の忍び寄り/Glacial Stalker(KTK)》、《シディシのペット/Sidisi's Pet(KTK)》。

3−5:《アブザンの戦僧侶/Abzan Battle Priest(KTK)》

 他の候補は、《凶暴な殴打/Savage Punch(KTK)》、《シディシのペット/Sidisi's Pet(KTK)》。《凶暴な殴打/Savage Punch(KTK)》も強力なカードではあるが、これまでピックしている長久戦略に噛み合う《アブザンの戦僧侶/Abzan Battle Priest(KTK)》をピック。

3−6:《縁切られた先祖/Disowned Ancestor(KTK)》

 デッキがどんどん長久に寄っていく。しっかり《縁切られた先祖/Disowned Ancestor(KTK)》、《射手の胸壁/Archers' Parapet(KTK)》で守り、《族樹の発動/Kin-Tree Invocation(KTK)》で攻撃クリーチャーを作り出すというデッキの動きが明確になっていく。

3−7:《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul(KTK)》

 青マナも2色土地で自然に得られるため、《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul(KTK)》は表にできることもありそうだ。

3−8:《族樹の発動/Kin-Tree Invocation(KTK)》

 この順目での《族樹の発動/Kin-Tree Invocation(KTK)》はかなり嬉しい。

3−9:《花咲く砂地/Blossoming Sands(KTK)》

 他のカード《必殺の一射/Kill Shot(KTK)》。

3−10:《スゥルタイの戦旗/Sultai Banner(KTK)》

 他のカード《矢の嵐/Arrow Storm(KTK)》、《朽ちゆくマストドン/Rotting Mastodon(KTK)》。

  • 3−11:《従順な復活/Dutiful Return(KTK)》
  • 3−12:《果敢な一撃/Defiant Strike(KTK)》
  • 3−13:《眼の管理人/Warden of the Eye(KTK)》
  • 3−14:《精霊龍の墓/Tomb of the Spirit Dragon(KTK)》

デッキ構築後

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――今回のドラフトでターニングポイントはありましたか?

「今回は、パックに入っている強いカードを順番に取っていったら、デッキが出来たという感じで、色変えなどを考えるようなタイミングは無かったと思います。遅い順目でも強いカードが流れてきておりかなり強いデッキが組めたという印象です。」

――今回のドラフトでミスしたポイントはありますか?

「1−4の《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》は《絞首/Throttle(KTK)》のほうが良かったと思います。
 1−7、1−8で《大蛇の儀式/Rite of the Serpent(KTK)》が流れてきたこともあり、やや除去が重た目に寄ってしまいました。あとは、3−10で《スゥルタイの戦旗/Sultai Banner(KTK)》を取りましたが、《矢の嵐/Arrow Storm(KTK)》をカットしておいたほうが良かったと思います。どうせ2枚目の《スゥルタイの戦旗/Sultai Banner(KTK)》はデッキに入らないですし。」

 かなり強力なデッキを組み上げた三原。今から数時間後、トップ8の場にその名を残しているだろうか?

デッキ

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三原 槙仁
グランプリ・静岡2015 第2ドラフト / 『タルキール覇王譚』ブースタードラフト
6 《森》
6 《沼》
2 《平地》
1 《島》
1 《花咲く砂地》
1 《陰鬱な僻地》
1 《平穏な入り江》

-土地(18)-

2 《縁切られた先祖》
3 《射手の胸壁》
1 《アブザンの鷹匠》
1 《不気味な腸卜師》
2 《マー=エクの夜刃》
1 《アブザンの戦僧侶》
1 《吠える鞍暴れ》
1 《遠射兵団》
1 《グドゥルの嫌悪者》
1 《アブザンの先達》

-クリーチャー(14)-
2 《族樹の発動》
1 《消耗する負傷》
1 《龍鱗の加護》
1 《地平の探求》
1 《死の激情》
3 《大蛇の儀式》

-呪文(9)-

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