マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

【観戦記事】 第15回戦:川田 千洋(東京) vs. 原根 健太(愛知)

【観戦記事】 第15回戦:川田 千洋(東京) vs. 原根 健太(愛知)

By Sugiki, Takafumi

 ついにグランプリ・静岡もスイスラウンド最終戦。第14回戦終了時の順位で12勝1敗1分で4位の原根と、12勝2敗で13位の川田の対戦をお届けしよう。原根はこのマッチに勝利することでトップ8が確定し、川田は勝った上でのタイブレーカーでトップ8に入れるかどうかが決まるラインにいる。

R15_kawada_harane.jpg
川田 千洋 vs. 原根 健太

ゲーム1

 先攻の原根は《苦しめる声/Tormenting Voice(KTK)》で手札を整えつつ3ターン目に変異を出し、対する川田も変異を出す立ち上がりとなった。原根はテンポを失うものの確実にダメージを通すべく、即座に変異を《隠道の神秘家/Mystic of the Hidden Way(KTK)》にして攻撃。川田のライフは17となる。

 返すターンに川田は変異で攻撃した後に、《マルドゥの頭蓋狩り/Mardu Skullhunter(KTK)》で1枚ディスカードを要求。さらに《消耗する負傷/Debilitating Injury(KTK)》で《隠道の神秘家/Mystic of the Hidden Way(KTK)》を除去と、テンポもアドバンテージも取り、ここから川田が押していく展開となる。


川田 千洋

 原根はブロッカーとして《湯熱の精/Scaldkin(KTK)》をプレイするも、川田はお構いなしに変異と《マルドゥの頭蓋狩り/Mardu Skullhunter(KTK)》で攻撃。ここでブロックしても川田にコンバットトリックがあり相打ちが取れない場合にさらなるテンポロスを招くため、ここはやむなく2体ともを通す。これにより、原根のライフは15となり、川田は戦場に《不撓のクルーマ/Unyielding Krumar(KTK)》を追加した。

 次のターン、《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》をプレイした原根は、《湯熱の精/Scaldkin(KTK)》で攻撃。川田はブロッカーが《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》のみとなったこともあり、再び全攻撃。原根も再度全て通して、ライフは一気に15から8へと落ちる。川田は《マルドゥの軍族長/Mardu Hordechief(KTK)》と1/1クリーチャー・トークンを盤面に追加し、勢いが全く止まらない。

 原根は《雪花石の麒麟/Alabaster Kirin(KTK)》のみで攻撃し、《湯熱の精/Scaldkin(KTK)》とともにブロッカーとして立たせる。だが川田はここでも、全てのクリーチャーで攻撃。原根が《打ち倒し/Bring Low(KTK)》を《マルドゥの軍族長/Mardu Hordechief(KTK)》に打ったのに対して、《抵抗の妙技/Feat of Resistance(KTK)》をプレイ。このまま川田が押し切り、ゲーム1の勝者となった。

川田 1-0 原根

ゲーム2

 2ゲーム目は、両者マリガンから、原根が3ターン目に《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》、4ターン目に《湯熱の精/Scaldkin(KTK)》をプレイ。対する川田はクリーチャーを全く出せず、ものの1分で原根がゲーム2を取り返した。

川田 1-1 原根

ゲーム3


原根 健太

 先攻の川田はマリガン後のハンドをやや自信なさげにキープ。しかしながら、1ターン目に《マルドゥの悪刃/Mardu Hateblade(KTK)》、2ターン目に《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》、3ターン目に《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》という素晴らしい立ち上がりを見せる。対する原根は3ターン目に《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》を出して攻撃。

 川田の4ターン目がキーターンとなった。川田はドロー後、すぐに攻撃を宣言、おもむろに全てのクリーチャーをレッドゾーンに送り込む。目の前に《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》が立っているにもかかわらずだ。明らかにコンバットトリックを持っていますよ、というように見えるのだが、逆にブラフで実は何も持っていないということもありうる。

 原根は悩む。悩む。長考の末、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》を《マルドゥの悪刃/Mardu Hateblade(KTK)》のブロックに差し出し、川田の手札からは《ラッパの一吹き/Trumpet Blast(KTK)》。

 原根のライフは一気に9まで落ち込み、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》を《マルドゥの悪刃/Mardu Hateblade(KTK)》と相討たせることに成功するといった、ビッグターンとなった。一気に苦しくなった原根の4ターン目は、変異をブロッカーとして出すのみ。

 川田はここで、いったんシフトダウン。《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》に飛行をつけて2点を削り、《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》を長久して力を蓄える。対する原根は5マナを揃えて《矢の嵐/Arrow Storm(KTK)》で《アイノクの盟族/Ainok Bond-Kin(KTK)》を除去し、《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》の前ではブロッカーにならない変異で攻撃をしてターンを返すこととなった。

 先攻とマリガン分で2枚手札が少ない川田は、長期戦になるとアドバンテージ差が響いてくるため押し込みを狙いたい。だが追加のクリーチャーを引かず、《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》で攻撃をするのみ。これで原根のライフは残り6。原根は変異の2枚目と《湿地帯の水鹿/Wetland Sambar(KTK)》でブロックの体制を整える。

 次のターン、待望の追加クリーチャーをトップデックした川田。しかもそれは《子馬乗り部隊/Ponyback Brigade(KTK)》であり、1/1ゴブリン・クリーチャーを3体引き連れて盤面に登場、一気に戦線が横に展開される。

 対する原根は、ライフが6と危険水域であるためブロッカーを立たせたままにするかと思ったが、変異の2枚目を攻撃へと繰り出す。当然川田はそれをスルーし、ライフは11。原根は追加のクリーチャーを出さずにターンを終了する。

 川田は次のターン、《湿地帯の水鹿/Wetland Sambar(KTK)》に《マルドゥの魔除け/Mardu Charm(KTK)》をプレイしブロッカーを変異1体のみに減らした上で、《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》、《子馬乗り部隊/Ponyback Brigade(KTK)》、ゴブリン・トークン3体で攻撃、原根はトークン1体を変異でブロックし、このままでは致死ダメージを受けてしまうため、《跳躍の達人/Leaping Master(KTK)》を《引き剥がし/Force Away(KTK)》で手札に戻す。さらに原根は川田のターン終了時と自分のメインに変異を表にするが、それらはいずれも《隠道の神秘家/Mystic of the Hidden Way(KTK)》。タフネスが上がらないためブロッカーとしては心許ない。

 川田はターンをもらい、少考の後《隠道の神秘家/Mystic of the Hidden Way(KTK)》に《消耗する負傷/Debilitating Injury(KTK)》。これで、川田のクリーチャー4体に対して、原根の戦場にはクリーチャーが1体のみ。川田が全てのクリーチャーをレッドゾーンに送り込んだところで、原根は右手を差し出した。

川田 2-1 原根

 川田にとって、今回のグランプリ・静岡は先々月に結婚した奥さんとの新婚旅行を兼ねているとのことだ。さらにトップ8に残り最高の思い出とできるのだろうか?

前の記事: 【観戦記事】 第14回戦:和田 寛也(東京) vs. 鹿島 彰浩(埼玉) | 次の記事: 【トピック】 グランプリ・静岡2015 トップ8プレイヤープロフィール
グランプリ・静岡2015 一覧に戻る