by Seo Asako

　日本では今年最後のグランプリとなるグランプリ・静岡2017秋が終了しました。最後に本戦の様子を写真でざっと振り返りましょう。

　１日目の朝。パックのほか、登録用紙や参加賞プレイマットなどがすべて入った袋が配られます。

　主催の晴れる屋オーナー・齋藤友晴さんによる開会挨拶では、新店舗のニュースも飛び出しました。

　チームシールドデッキ構築がスタート。まずはテーブル片側のチームがパックを開封し、向かい側に座るチームに見せるところからです。

　構築のやり方はチームごとにさまざま。ここでは部族ごとにカードを並べています。

　今大会には558のチームが集まりました。左手の壁の向こうがショップエリアです。

　ただ１チーム初日全勝したのは、八尾・黒田・表西チーム。前回のチーム戦グランプリに続く２連続初日全勝の快挙です。１日目終了後、黒田さんのデッキを見に来た解説の中村修平さんと。

　試合中の表西選手（右）と黒田選手。会場にいた藤田剛史さんの説明によると、「普通、司令塔が真ん中から左右に指示を出すチームは、左右の試合展開を追うため司令塔のパフォーマンスが下がりがち。しかし黒田さんはマルチタスク処理能力が高く、自分の能力を維持したまま左右を自分と同じ強さまで引き上げることができる。さらにこのチームは、左右のメンバーが的確なタイミングで質問をしていることも勝ちにつながっていると思う」とのことでした。

　２日目のデッキ構築。立ち上がって俯瞰しながらカードを並べていく石村・三原・清水チーム。

　渡辺・中村・八十岡チームがどんなデッキを組んでいるのかはやはり気になりますよね。

　第10回戦のフィーチャーマッチに登場した近藤さんは、恐竜が大きく描かれた背中を対戦前にアピールしていたのですが、その手から繰り出すカードは海賊でした。

　第14回戦のバブルマッチを制し、トップ４進出を決めた石井・菅谷・小堺チーム。３人一緒にプロツアーに行ける！ という喜びのあまり涙が......。

　決勝最後の早川選手対リー選手の試合で、勝敗を決する《幻惑の旋律》に顔を覆うリー選手。

　優勝チームが決まった直後の悲喜こもごも。

　阿部・早川・橘チームは優勝カップをビデオカメラに向け、生放送のエンディングを飾りました。

　並み居る殿堂プレイヤーやプラチナレベルプロを倒してのジャイアントキリングを果たした阿部・早川・橘チーム、本当におめでとうございました。

　続く来週末には世界選手権2017が開催され、日本人選手たちの活躍が期待されます。それでは、またお会いしましょう！