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グランプリ・東京2016

観戦記事

第11回戦:諸藤 拓馬(福岡) vs. 高橋 順(宮城)

By Sugiki, Takafumi

 グランプリ・神戸2015で「アタルカ・レッド」を駆り、見事優勝を成し遂げた諸藤 拓馬(福岡)がフィーチャーテーブルに着いた。その優勝以外にも、日本選手権2005で優勝し、そのまま世界選手権2005でも団体戦優勝を成し遂げるなどの戦績も持ち、普段は福岡の「カードゲームショップばぶるす」で研鑽を積んでいる。

 一方の高橋 順(宮城)は、普段は「シングルスター」や「アメニティドリーム」等でマジックを楽しんでいるとのことだ。


諸藤 拓馬 vs. 高橋 順
ゲーム1

 先攻の高橋は《凶兆の廃墟》2枚からのスタート、対する諸藤は《ラムホルトの平和主義者》、《搭載歩行機械》と順に展開するが、高橋はしっかりと2枚の《闇の掌握》で対処。高橋は《さまよう噴気孔》もプレイしており、ここまでで、高橋がグリクシス・コントロール、諸藤が白緑トークンであることが判明した。

 高橋は4ターン目に4マナ揃うも、このデッキのキーカードである《ゲトの裏切り者、カリタス》をプレイできず、対する諸藤は《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》を展開し盤面を徐々に掌握していく。

 高橋はこの《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》に対しての《破滅の道》などの適切な対処手段を持たないが、《ゴブリンの闇住まい》をプレイすることで、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》に対するプレッシャーを高める。諸藤は《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》から植物・トークンをさらに盤面に加え、5マナを立たせてターンを終了。

 高橋の脳裏には5マナからの《大天使アヴァシン》がちらつくため、まずは《精神背信》で安全確認。諸藤は「討ち取ろうとおもってたのになー」とボヤきながら、2枚の《大天使アヴァシン》、《森の代言者》、《ドロモカの命令》といった手札を開示し、《大天使アヴァシン》のうち1枚が手札から追放される。

 諸藤は《大天使アヴァシン》をプレイし、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》の[-2]能力で強化して攻撃を開始。対する高橋は《大天使アヴァシン》への対処手段がなく、2枚目の《ゴブリンの闇住まい》をプレイして、諸藤のトップデッキしたカードを確認。《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を追放したものの、盤面では《大天使アヴァシン》、手札にはそれを守る《ドロモカの命令》がある諸藤の有利は依然として傾かない。

 そのまま対処策を引かなかった高橋はカードを片付けた。

諸藤 1-0 高橋


高橋 順
ゲーム2

 1回のマリガンを選択した高橋の再度の先攻で2ゲーム目がスタート。諸藤の《ニッサの誓い》がファーストアクション。諸藤は「タイムワープしてたー」と、見た3枚がすべて土地であったことを高橋に見せながら《要塞化した村》を手札に加える。

 高橋は2ターン目に《強迫》で諸藤の手札を確認。《石の宣告》が墓地に行き、諸藤の残りの手札は《森の代言者》2枚、《大天使アヴァシン》、《》、《ウェストヴェイルの修道院》、《要塞化した村》となる。

 諸藤は《森の代言者》をプレイするしかなくターンを返し、高橋はそれを《破滅の道》で除去。諸藤は《森の代言者》を展開し、対する高橋は《窪み渓谷》をタップインして静かにターンを返す。

 諸藤が《森の代言者》で攻撃をし、高橋がこのゲームで初めてダメージを受ける。諸藤は「《森の代言者》に《破滅の道》ということは、手札に《光輝の炎》は無いんだよなー」と言いながらトップデッキしている《森の代言者》を盤面に追加する。このように相手の動きから手札を予想し、展開を決めるのは非常に重要な技術だ。

 高橋は2体並んでいるうちの1体の《森の代言者》を《闇の掌握》で墓地送りにするものの、《コラガンの命令》しか手札に除去がなく、もう片方の《森の代言者》をに対処できない。《大天使アヴァシン》の攻撃も受け、ライフは12。ここで、高橋はなんとか2枚目の《破滅の道》で《大天使アヴァシン》を除去するも、次は《森の代言者》が4/5にサイズアップしてダメージクロックを刻む。

 そのまま《森の代言者》に殴りきられ、高橋は投了を宣言した。

諸藤 2-0 高橋


諸藤 拓馬
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RESULTS

対戦結果 順位
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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