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【観戦記事】 第4回戦:行弘 賢(和歌山) vs. 杉浦 琢弥(東京)

【観戦記事】 第4回戦:行弘 賢(和歌山) vs. 杉浦 琢弥(東京)

By Hisaya Tanaka

 第4回戦が始まる。ここからBye3を持ったプレーヤー達が登場だ。

 多くの強豪プレーヤー中でフューチャーテーブルに呼ばれたのは、行弘 賢(和歌山)だ。1月に行弘が優勝したグランプリ・シンガポールのフォーマットは『ラヴニカへの回帰』のリミテッド。まさにリミテッド王者としてのグランプリ参戦となる。

 対戦相手の杉浦は、東京のショップを中心にマジックをプレイしているプレイヤーだ。Byeなしから3連勝で4回戦を迎え、プロプレイヤー行弘との激突となった。

ゲーム1

行弘 賢

 ダイスロールにより行弘が先手を選択。しかしマリガンを選択し山札をささっと確認。一方杉浦も一緒にマリガンをし、二人して苦笑。お互い手札が6枚となったところでキープとなりゲームが開始された。

 行弘は《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》、杉浦は《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》と二人とも最高の立ち上がり。しかし行弘はこれで止まらなかった。2ターン目に《ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage(GTC)》、3ターン目に《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》と、マリガンとは思えない展開で杉浦をあっという間に追い詰める。

 一方、杉浦は《ボロスの魔鍵/Boros Keyrune(GTC)》、《オルドルーンの古参兵/Ordruun Veteran(GTC)》と展開する。しかし行弘は、5ターン目に《肉貪り/Devour Flesh(GTC)》をプレイし《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》を除去すると、前のターンに召喚した《第6管区のワイト/Wight of Precinct Six(GTC)》を含め、4体での総攻撃。《オルドルーンの古参兵/Ordruun Veteran(GTC)》と《ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage(GTC)》が相打ちとなるが、《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》が残る盤面にもかかわらず、杉浦のライフは7となってしまった。

 杉浦は、行弘の手札に除去があったら負けと腹をくくって《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator(GTC)》を戦場へ。その祈りが通じたのか、行弘は《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》だけで攻撃をしてターンを終了。ここで杉浦は《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》をプレイ。除去ではないが、《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》への回答を見出した。

 ここでやっと4枚めの土地を引いた行弘だったが、前のターンと同じように《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》で攻撃をしてエンド。《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》の召喚酔いが解除され一安心の杉浦は、《戦心の歩兵/Warmind Infantry(GTC)》を出し守りを固める。

 やっと5枚めの土地を引いた行弘が、再度《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》で攻撃すると、ついに杉浦が反撃にではじめた。《大規模な奇襲/Massive Raid(GTC)》で《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》を除去すると、返しに《聖なるマントル/Holy Mantle(GTC)》を《鱗剥ぎの捕食者/Ripscale Predator(GTC)》にまとわせアタック。ついに行弘のライフを減らし始めた。

 たまらず行弘は《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》でこの脅威を除去するも、杉浦も《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》をプレイして《第6管区のワイト/Wight of Precinct Six(GTC)》を除去。そして《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》たちが攻撃をしかける。このギリギリの攻防で《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》が攻撃した事に疑問を覚えた行弘だが、今引いた《重要人物のペット/Kingpin's Pet(GTC)》を戦場に出すしかできない。杉浦は《ボロスの魔鍵/Boros Keyrune(GTC)》を起動し、《戦心の歩兵/Warmind Infantry(GTC)》とともに大隊で攻撃。《強打/Smite(GTC)》でこの攻撃を凌いだ行弘だったが、次のターンの杉浦の攻撃で1体スルーをすると、《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》が攻撃をしかけた理由である《焦土歩き/Scorchwalker(GTC)》が湧血され、行弘のライフは0となった。


杉浦 琢弥
行弘 0-1 杉浦

ゲーム2

 1本目を取られた行弘はふたたび先攻を選択し、無事7枚でキープ。ところが杉浦はダブルマリガン。苦しいスタートとなってしまった。

 お互いに1ターン目は土地を戦場に出してエンド。行弘は2ターン目に《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》を、杉浦は《ウォジェクの矛槍兵/Wojek Halberdiers(GTC)》の展開。続くターンで行弘は《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》を出しながら強請を起動する。杉浦は《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》を出してエンド。こちらもダブルマリガンとは思えない非常に良い動きだ。さらに《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》、《暴動用具/Riot Gear(GTC)》と展開をし、4枚めの土地が置けず《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》を出すのみにとどまった行弘に対して、次のターンに攻撃をしかける様相を見せる。

 ここで行弘は《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》で攻撃。どのようにブロックをしても次のターン大隊が誘発しなくなるため、杉浦はこれをスルー。続いて《地底街の密告人/Undercity Informer(GTC)》を出した行弘に対し、《暴動用具/Riot Gear(GTC)》を《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》に装備し、杉浦が攻撃をしかける。 大隊を止めるためにも相手の数を減らしたい行弘は、《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》をダブルブロックで倒しに行く。これで盤面が綺麗になった行弘は、《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》と《地底街の密告人/Undercity Informer(GTC)》で攻撃に行くと、追加で《ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage(GTC)》を戦場に送り出す。

 《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》でもう一度攻撃を仕掛けた杉浦だったが、行弘に適切なブロックをされると、万策尽きたと投了を宣言した。

行弘 1-1 杉浦

ゲーム3

 最終ゲームは杉浦が先手を選択し、ついにお互いに7枚キープでゲームが始まる。

 後手の行弘が1ターン目に《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》を展開すると、杉浦は《強盗/Mugging(GTC)》でこれを除去し、遅刻してきた《ボロスの精鋭/Boros Elite(GTC)》を戦場に。行弘は《排水路潜み/Gutter Skulk(GTC)》、《地底街の密告人/Undercity Informer(GTC)》と、1ゲーム目を再現するかのように綺麗な周りを見せる。3ターン目に《盲従/Blind Obedience(GTC)》を出した杉浦は、4ターン目に強請をしながら《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》を出して攻撃をしかけるも、行弘が守りの要である《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》をプレイ。

 《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》が攻撃できなると困る杉浦は、《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》で《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》を除去すると、次々と攻撃をしける。しかし行弘が強請をしながら、《予言のプリズム/Prophetic Prism(GTC)》《騎士の見張り/Knight Watch(GTC)》《炎まといの報復者/Firemane Avenger(GTC)》と展開をすると、杉浦はあっという間に守勢に。《炎まといの報復者/Firemane Avenger(GTC)》が大隊で攻撃をし《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》すると、その守りも崩壊し投了することとなってしまった。

行弘 2-1 杉浦

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