マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

【観戦記事】 第5回戦:浅原 晃(神奈川) vs. 井川 良彦(東京)

【観戦記事】 第5回戦:浅原 晃(神奈川) vs. 井川 良彦(東京)

By Shinji Nakatani

 赤青緑カラーのデッキを繰る井川と、オルゾフギルドの浅原。

 ユーモアあふれるキャラクターで親しまれている浅原も、いざゲームが始まるとなると真剣な面持ちである。カメラマンに「全然笑ってないですよ」と指摘され、笑顔を向ける。

 一方の井川は試合前からにこやかな笑顔であるが、その目はやはり真剣な眼差しである。

 強豪同士の対決となったこのゲーム、はたしてどちら勝つか。

ゲーム1

 ダイスロールにより井川の先攻で始まる。

 初動は井川の《緑側の見張り/Greenside Watcher(GTC)》。

 浅原は《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》で迎える。

 2ターン目、《緑側の見張り/Greenside Watcher(GTC)》で殴るが、浅原はこれをスルー。

浅原「まさか俺にダメージを与えるやつがいるとは...」

 井川は、攻撃後に《強盗/Mugging(GTC)》で《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》を落とすも、土地が2枚でストップしてしまう。

 浅原は3マナオープンでターンを返す。井川の《緑側の見張り/Greenside Watcher(GTC)》の再びの攻撃を《亡霊招き/Beckon Apparition(GTC)》からトークンを出し、相打ちをとる。井川は3枚目の土地をセットして《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》をプレイ。

 浅原、4ターン目も何も展開せずにターンを返す。

 井川のターン、《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》のプラス能力で《実験体/Experiment One(GTC)》がめくれ、これをすぐにプレイしたのち、《エリマキ眼魔/Frilled Oculus(GTC)》と立て続けに展開する。

 ここで浅原の5ターン目、満を持して登場するのは《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》。《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》にも劣らない超強力レアである。


《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》を繰る浅原

 井川は着々と《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》の忠誠値をあげる。すでに忠誠値は6となっている。《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》をプレイし、実験体が3/3に。2体のクリーチャーを攻撃に送る。

 浅原は《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》で《実験体/Experiment One(GTC)》を追放し、《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》で《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》を攻撃、井川はこれを《エリマキ眼魔/Frilled Oculus(GTC)》でチャンプブロック。

 井川のターン、《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》の忠誠値を7に。そのまま5マナオープンでターンを返す。ターンが帰ってくれば奥義発動である。


《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》と井川

 浅原、もはや《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》の奥義まで一刻の猶予も無い。長考したのちに出した解答は、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》を2枚目の《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》で除去すること。これで井川の場に攻撃を阻むクリーチャーはいなくなる。そこで《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》で《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》を攻撃しようとするが、無情にも井川は待ったをかける。《交通渋滞/Gridlock(GTC)》でタップし、この攻撃を阻止する。浅原は第2メインフェイズに何もせずターン終了を宣言。井川はエンドに《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》をプレイ。

 前のターンをギリギリで生き延びた《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》が、遂に奥義を発動。《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》2枚目を出し、奥義によって速攻を持っているため、即アタック。《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》の支配下では、貧弱な生物たちも獰猛な怪物へと変わってしまう。

 この攻撃で浅原のライフは一気に12まで減る。

 《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》が戻ってきて、ライフは浅原14、井川12となり、ライフは拮抗するも、盤面は厳しい浅原。

 少考の後、《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council(GTC)》で攻撃し、井川のライフを7とする。第二メインフェイズは何もせず、7マナオープンでターンエンド。

 井川のターン、《ドレイク翼の混成体/Drakewing Krasis(GTC)》をプレイ、既に場に出ていた3体の能力が全て誘発する。すべてのクリーチャーをレッドゾーンに送り込まれると、浅原の手札には回答はなく、投了するしかない。

浅原 0-1 井川

ゲーム2

 浅原は後手を選択。

 浅原は《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》、井川は《円環の賢者/Gyre Sage(GTC)》でスタート。

 浅原の3ターン目は土地を置くだけで何もせず。

 井川は《ドレイク翼の混成体/Drakewing Krasis(GTC)》を出してエンド。

 浅原のターン、《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》でアタック。井川は訝しみながらも《円環の賢者/Gyre Sage(GTC)》でブロックすると、浅原はこれを《処刑人の一振り/Executioner's Swing(GTC)》で除去する。

r5_Asahara_Ikawa.jpg

 返しに井川は《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》から《緑側の見張り/Greenside Watcher(GTC)》と並べていく。

 浅原は黒1マナオープンで、《聖堂の護衛/Basilica Guards(GTC)》を出してターンエンド。

 井川のターン、《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue(GTC)》を出し、《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》が2回目の進化をしたのち、《ドレイク翼の混成体/Drakewing Krasis(GTC)》と一緒に攻撃する。浅原は《亡霊招き/Beckon Apparition(GTC)》で《ドレイク翼の混成体/Drakewing Krasis(GTC)》を相打ち、ライフは13となる。

 浅原は自らのメインフェイズに《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》で《鍵達人のならず者/Keymaster Rogue(GTC)》を破壊し、ターンを返す。井川は《力線の幻影/Leyline Phantom(GTC)》を出して《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》をさらに進化。

 浅原のターン、《天使の布告/Angelic Edict(GTC)》で《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》を除去する。地上は《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》で止めることができるので、一段落ついたように見える。

 除去の連打で厳しい状況の井川、ここで《都の進化/Urban Evolution(GTC)》で3枚引き、一気に挽回する。《力線の幻影/Leyline Phantom(GTC)》のアタックを浅原は《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》でブロックし、再生するが、フルタップになる。ここしかないというタイミングで井川は《強盗/Mugging(GTC)》をスラルにプレイし、これで厄介だった地上の壁を破壊することができた。

 浅原は《組織の処罰者/Syndicate Enforcer(GTC)》をプレイし、強請によりライフは浅原12、井川17となる。井川は《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》を盤面に追加してターンエンド。

 浅原のターン。《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》をプレイし、2回の強請により浅原14、井川15となる。井川はターン終了時に《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》をプレイし、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》の能力で3/2にする。

 《力線の幻影/Leyline Phantom(GTC)》を再びプレイし、《シュラバザメ/Shambleshark(GTC)》が進化、4/3に。さらに《緑側の見張り/Greenside Watcher(GTC)》を出し、《キヅタ小径の住人/Ivy Lane Denizen(GTC)》の能力で自身を強化する。

 浅原は《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》を出し、3回強請が誘発する。浅原17、井川12。

 井川は《力線の幻影/Leyline Phantom(GTC)》で攻撃。浅原はこれを通す。ライフは12同士で同じであるが、どんどん進化するシミックの生物と比較すると、生物の質に差が出始めている。

 なにも出来ない浅原に対して、井川は追い打ちを掛けるように《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》をプレイし、《組織の処罰者/Syndicate Enforcer(GTC)》を格闘で倒す。

 浅原は強請でライフを維持するが、《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》から次々に送り込まれるクリーチャーと、《力線の幻影/Leyline Phantom(GTC)》でどんどん進化していくシミックの生物たちに対しては、チャンプブロックで凌ぐしかない。

 X=6の《雨雲を泳ぐもの/Nimbus Swimmer(GTC)》をプレイされ、ラストターンとなった浅原は、ドローを見てそのままカードをたたんだ。

浅原 0-2 井川

前の記事: 【観戦記事】 第4回戦:日比野 泰隆(愛知) vs. 津村 健志(大阪) | 次の記事: 【観戦記事】 第6回戦:Christian Calcano(アメリカ) vs. 簗瀬 要(埼玉)
グランプリ・横浜13 一覧に戻る