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【戦略記事】 ショートインタビュー:トップ8ドラフト!

【戦略記事】 ショートインタビュー:トップ8ドラフト!

By Masami Kaneko

 2日間かけた戦いも、この決勝ラウンドを残すのみとなった。

 チャンピオンが決まるこのドラフト、それぞれが緊張した面持ちでテーブルに着く。

 それぞれのドラフト戦略は。パックの女神は誰に微笑むのか?

 ここではトップ8ドラフトの様子を、各プレイヤーへのショートインタビューという形でお伝えしよう。

 テーブルの並びは以下の順番だ。

Black―趙―白石―三原―日比野―本村―北山―石村―

トップ8ドラフトの様子
Sam Black
qqfinal_Sam.jpg

――初手のカードは?

 《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》

――デッキの種類は?

 ボロスタッチ緑(《ザル=ターの豚/Zhur-Taa Swine(GTC)》、《瓦礫鬼/Rubblehulk(GTC)》、《冠角獣/Crowned Ceratok(GTC)》など)

――デッキについて感想をお願いします。

 強いか弱いかはわからないね。そこそこだと思うけど。絶対勝てるとはいえないけど、面白いデッキになったと思うよ。

Samuel Black
8 《平地》
6 《山》
3 《グルールのギルド門》
1 《森》

-土地(18)-

1 《ボロスの精鋭》
1 《爆弾部隊》
1 《果敢なスカイジェク》
1 《サンホームのギルド魔道士》
1 《真火の聖騎士》
1 《くすぶり獣》
1 《はた迷惑なゴブリン》
1 《空騎士の軍団兵》
1 《冠角獣》
1 《債務の騎士》
1 《ザリーチ虎》
1 《ザル=ターの豚》
1 《瓦礫鬼》
1 《破滅のワーム》

-クリーチャー(14)-
1 《強盗》
1 《守られた道》
1 《軍部の栄光》
1 《闘技》
1 《門の維持》
1 《聖なるマントル》
1 《誘導稲妻》
1 《債務者の演壇》

-呪文(8)-

 1位抜けのSam Blackのデッキは、ボロスの軽量クリーチャーによるビートダウンを基盤とした、ボロスタッチ緑。タッチのカードは主に強力なクリーチャー兼湧血能力であり、ボロスのスピードの上から一撃死を狙うデッキになった。《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》の速攻クリーチャーによるビートダウンが強烈で、特に《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》はクリーチャーのラインナップが強力なサムのデッキではとんでもない強さになるだろう。

 反面、マナベースには多少の不安を抱えており、ちゃんとデッキが回るかどうかがキーとなりそうだ。


趙 天宇
qqfinal_Zhao.jpg

――初手のカードは?

 《ダスクマントルの予見者/Duskmantle Seer(GTC)》

――デッキの種類は?

 ディミーア

――デッキについて感想をお願いします。

 コントロール寄りのデッキだから、どうなるかわからないね。そこそこ強いと思うんだけど。

Zhao, Tian yu
7 《島》
7 《沼》
2 《平地》
1 《ディミーアのギルド門》

-土地(17)-

1 《雲ヒレの猛禽》
1 《影小道の住人》
1 《ダスクマントルのギルド魔道士》
1 《大都市のスプライト》
2 《死教団のならず者/Deathcult Rogue(GTC)》
3 《死体の道塞ぎ》
2 《鍵達人のならず者》
1 《欄干のスパイ》
1 《ダスクマントルの予見者》
1 《門なしの守護者》

-クリーチャー(14)-
1 《殺意の凝視》
1 《ディミーアの魔除け》
1 《呪文裂き》
1 《オルゾヴァの贈り物/Gift of Orzhova(GTC)》
2 《ディミーアの魔鍵》
1 《オルゾフの魔鍵》
1 《夜翼の呼び声》
1 《無慈悲な追い立て》

-呪文(9)-

 上家も下家もボロスという挟まれた形になった趙のデッキは、当然の成り行きながらコントロールになった。除去の詰まったディミーアであり、初手の《ダスクマントルの予見者/Duskmantle Seer(GTC)》が光る。ライフで先行されずに盤面を作ることができれば勝利は目前だろう。


白石 知巳
qqfinal_Shiraishi.jpg

――初手のカードは?

 《ウォジェクの矛槍兵/Wojek Halberdiers(GTC)》

――デッキの種類は?

 ボロス

――デッキについて感想をお願いします。

 弱いですね! 流れが厳しくて......。

Shiraishi, Tomomi
8 《山》
7 《平地》
1 《ボロスのギルド門》
1 《オルゾフのギルド門》

-土地(17)-

1 《従順なスラル》
1 《鋳造所通りの住人》
2 《ウォジェクの矛槍兵》
1 《爆弾部隊》
1 《果敢なスカイジェク》
1 《火拳の打撃者》
3 《空騎士の軍団兵》
1 《くすぶり獣》
1 《オルドルーンの古参兵》
1 《そびえ立つ雷拳》

-クリーチャー(13)-
1 《派手な投光》
1 《守られた道》
1 《ボロスの魔除け》
1 《向こう見ずな技術》
1 《軍部の栄光》
1 《暴動用具》
1 《反逆の行動》
1 《大規模な奇襲》
1 《天使の布告》
1 《騎士の見張り》

-呪文(10)-

「弱いですね!」と力強く笑って答えてくれた白石。上下と被っているわけではないのだが、2つ上のSamのデッキとがっつり色が被っており、そこで必要なカードが取られてしまったのだろう。逆回りの時には流れが良かったはずだが、ここは下家の三原に白のカードが吸収されてしまったか。

 とはいえ、軽いパーツはあるので、いわゆる「ブン回り」で勝つことも十分に考えられるのがボロスというギルド。十分に頑張れる。


三原 槙仁
qqfinal_Mihara.jpg

――初手のカードは?

 《オーガの貧王/Ogre Slumlord(GTC)》

――デッキの種類は?

 オルゾフ

――デッキについて感想をお願いします。

 8位抜けだから全部後手が確定してるので、オルゾフ決め打ちました。

 軽いところもしっかり取れてスゴい強いデッキになったと思います。

Mihara, Makihito
9 《沼》
6 《平地》
2 《オルゾフのギルド門》

-土地(17)-

2 《従順なスラル》
2 《排水路潜み》
1 《贖罪の高僧》
1 《第6管区のワイト》
2 《聖堂の護衛》
1 《死教団のならず者》
1 《門道の影》
1 《重要人物のペット》
1 《夜帷の死霊》
1 《突撃するグリフィン》
1 《オーガの貧王》
1 《陰鬱の始源体》

-クリーチャー(15)-
1 《強打》
2 《肉貪り》
1 《処刑人の一振り》
1 《予言のプリズム》
1 《暴動用具》
1 《忌まわしい光景》
1 《天使の布告》

-呪文(8)-

 はっきりと意思をもって決め打ちを敢行したという三原は、ポジションにも恵まれて強力なオルゾフが完成した。「8位で抜けたから全部後手になる。」そのうえで決め打ちという戦略をとれることから、三原の環境への深い理解がうかがえる。確かにこの環境のギルドで一番後手でも良いのはオルゾフだろう。

 《従順なスラル/Dutiful Thrull(GTC)》《肉貪り/Devour Flesh(GTC)》といった軽いパーツを揃えたうえ《オーガの貧王/Ogre Slumlord(GTC)》《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial(GTC)》というレアにも恵まれ、文句なしの強力なオルゾフができあがった。


日比野 泰隆
qqfinal_Hibino.jpg

――初手のカードは?

 《両生鰐/Crocanura(GTC)》

――デッキの種類は?

 グルール

――デッキについて感想をお願いします。

 流れに恵まれてかなりデッキが強くなりました!

 特に3パック目の2手目《ドムリ・ラーデ/Domri Rade(GTC)》、3手目《一族の誇示/Clan Defiance(GTC)》はすごかったです!

Hibino, Yasutaka
10 《森》
7 《山》

-土地(17)-

2 《旧き道の信奉者》
2 《緑側の見張り》
1 《円環の賢者》
1 《両生鰐》
1 《くすぶり獣》
2 《キヅタ小径の住人》
1 《燃えがらの精霊》
1 《瘡蓋族の突撃者》
1 《順応する跳ね顎》
1 《腐食スカラベ》
1 《破滅のワーム》
1 《グルールの憤怒獣》
1 《スカルグの大巨獣》

-クリーチャー(16)-
1 《力の噴出》
1 《グルールの魔除け》
1 《闘技》
1 《正義の矢》
1 《一族の誇示》
1 《ドムリ・ラーデ》
1 《新緑の安息所》

-呪文(7)-

 流れに恵まれたと語る日比野、それもそのはず、3パック目で2枚の強力レアを上家の三原から流してもらっているのだ。デッキの骨子もしっかりしているため、あとはレアがしっかり炸裂すれば勝利は目前だろう。

 あとはレアが引けるのか、レアが引ける前に負けないか、そこがキーとなるはずだ。


本村 知也
qqfinal_Motomura.jpg

――初手のカードは?

 《雨雲を泳ぐもの/Nimbus Swimmer(GTC)》

――デッキの種類は?

 シミックタッチ《夜翼の呼び声/Call of the Nightwing(GTC)》

――デッキについて感想をお願いします。

 正直厳しいですね......。流れが厳しくなっちゃってました。シミックが多かったわけではないと思うんですけどね......。

Motomura, Tomoya
8 《島》
7 《森》
1 《ディミーアのギルド門》
1 《沼》

-土地(17)-

1 《雲ヒレの猛禽》
2 《大都市のスプライト》
1 《エリマキ眼魔》
1 《シュラバザメ》
1 《ドレイク翼の混成体》
1 《賢者街の住人》
2 《鍵達人のならず者》
1 《力線の幻影》
1 《心見のドレイク》
1 《サファイアのドレイク》
2 《氾濫の始源体》
2 《雨雲を泳ぐもの/Nimbus Swimmer(GTC)》

-クリーチャー(16)-
2 《束縛の手》
1 《シミックの魔鍵》
1 《新緑の安息所》
1 《夜翼の呼び声》
1 《予想外の結果》
1 《道迷い》

-呪文(7)-

 デッキに自信の無さげな本村は、しかし卓に一人のシミックだ。しかし運の無いことにシミックのカードはパックに恵まれず、3パック目の序盤などほとんど何も取るものの無い悲惨な状況。デッキは2枚ずつの《氾濫の始源体/Diluvian Primordial(GTC)》と《雨雲を泳ぐもの/Nimbus Swimmer(GTC)》の入った重シミック。あまりに重いため、3パック目で《雲ヒレの猛禽/Cloudfin Raptor(GTC)》よりも《シミックの魔鍵/Simic Keyrune(GTC)》を優先したほどだ。

 その重量級カード達が働くのか? 熱戦に期待しよう。


北山 雅也
qqfinal_Kitayama.jpg

――初手のカードは?

 《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》

――デッキの種類は?

 オルゾフ

――デッキについて感想をお願いします。

 途中ボロスと迷ってしまって苦しかったですね。もう少しはっきりとオルゾフに進めれば良かったんですが、1パック目の遅い順目でボロスのカードが流れてきてしまって......。でも出来たデッキはそこそこですかね。

Kitayama, Masaya
9 《平地》
8 《沼》

-土地(17)-

1 《従順なスラル》
1 《スラルの寄生虫》
3 《聖堂の金切り声上げ》
2 《カルテルの貴種》
1 《徴税理事》
3 《宮廷通りの住人》
1 《聖堂の護衛》
1 《地底街の密告人》
1 《突撃するグリフィン》
1 《ザリーチ虎》
1 《ヴィズコーパの聴罪司祭》
1 《天使の散兵》

-クリーチャー(17)-
1 《亡霊招き》
1 《守られた道》
1 《天駆ける進撃》
1 《処刑人の一振り》
1 《忌まわしい光景》
1 《騎士の見張り》

-呪文(6)-

 自信無さげに語る北山だが、実際のところ《天使の散兵/Angelic Skirmisher(GTC)》を含む綺麗なオルゾフを組み上げた。3枚の《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》をはじめとしてしっかりとしたクリーチャーベースのデッキを作成しており、マナカーブも低マナ域に寄っていて十分戦えるといえるだろう。


石村 信太朗
qqfinal_Ishimura.jpg

――初手のカードは?

 《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager(GTC)》

――デッキの種類は?

 グルール

――デッキについて感想をお願いします。

 残り数枚で《旧き道の信奉者/Disciple of the Old Ways(GTC)》が取れたり、流れも良くてデッキは弱くはないですね。

Ishimura, Shintaro
8 《山》
7 《森》
1 《グルールのギルド門》

-土地(16)-

1 《尖塔なぞり》
3 《皮印のゴブリン》
1 《爆弾部隊》
1 《旧き道の信奉者》
1 《火拳の打撃者》
1 《緑側の見張り》
1 《装甲輸送機》
1 《両生鰐》
1 《くすぶり獣》
1 《殺戮角》
2 《ゴーア族の暴行者》
1 《瘡蓋族の突撃者》
1 《焦土歩き》
1 《ザル=ターの豚》

-クリーチャー(17)-
1 《強盗》
2 《野生林の再誕》
1 《地上の突撃》
1 《グルールの魔除け》
1 《反逆の行動》
1 《大規模な奇襲》

-呪文(7)-

 しきりに「弱くはない」と答え、決して「強い」とは言わなかった石村は、しかしとても強力なグルールを組み上げていた。

 マナカーブは低マナに寄っており2マナ域がぎっしり。しかもそのうち3枚は《皮印のゴブリン/Skinbrand Goblin(GTC)》であり、別の働きもしてくれる。湧血クリーチャーが多く、押せ押せの展開から隙を見て湧血を叩き込める理想的なグルールになったといえるだろう。本人は「弱くはない」としか言わなかったが、十分に自信のある表情だった。


 それぞれのドラフトは成功したのか?失敗したのか?

 はたしてこのドラフトの結果、勝ち上がるのは誰なのか?

 決勝ラウンドの熱戦に期待しよう。

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