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【観戦記事】 準決勝:Sam Black(アメリカ) vs. 北山 雅也(神奈川)

【観戦記事】 準決勝:Sam Black(アメリカ) vs. 北山 雅也(神奈川)

By Hisaya Tanaka

 ついに準決勝。

 ナヤカラーのビートダウンを擁し、準々決勝であっというまに日比野を下したSam。一方、北山のデッキはオルゾフ。ビートダウンに戦うためのカラーとしては十分だ。果たしてSamの強力ビートダウンを北山は止めることができるのか。

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ゲーム1

 スイスラウンド順位による権利で、Samが先攻を選びゲーム開始。2ターン目に《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》を出すと、北山は《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》で対抗する立ち上がりとなった。

 《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》が北山のライフを削ると、Samは《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》を展開して《グルールのギルド門/Gruul Guildgate(GTC)》を置いてエンド。一方、北山は《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》で攻撃すると、《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》をプレイし強請を行った。

 Samは4ターン目も続けて《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》で攻撃、《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》も展開して、北山の攻勢を止めにかかる。一方北山は、4ターン目に何もせずエンド。それを見たSamは、《門の維持/Hold the Gates(GTC)》をプレイしクリーチャーのバックアップを図ると、3体での攻撃を行った。《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》のダメージもあってうまくブロックできない北山は、すべてのクリーチャーをスルーし5点のライフを失った。

 しかし北山は、ターンエンドに《忌まわしい光景/Grisly Spectacle(GTC)》で《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》を除去。返す5ターン目に《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor(GTC)》をプレイし、Samの手札から《債務者の演壇/Debtor's Pulpit(GTC)》を除外する。

 これで盤面を制圧したかと思った北山だが、Samはここで《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》をトップデッキ。またも3体で攻撃をはかる。「めんどくせーな、このカード」といいながら《門の維持/Hold the Gates(GTC)》を一目見ると、北山は《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor(GTC)》と《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》で《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》をダブルブロック。だがSamは《守られた道/Shielded Passage(GTC)》をプレイし、この大隊の維持を図る。この攻撃で北山のライフが6になり、なおますます《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》の1点が大きくのしかかる。

 しかし北山は6マナ目となる土地を置いてエンド。対するSamは《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》を引くと、それを召喚して全軍で攻撃。《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》のダメージは北山に与えられて、そのライフはまず5となった。

 《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor(GTC)》が《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》、残りの2体が《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》をブロックし、北山の残りライフは1になるも、直接ダメージを与える《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》をなんとか除去することに成功する。

 次のターンで《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(GTC)》に対する回答として《突撃するグリフィン/Assault Griffin(GTC)》をプレイした北山。強請を2回使用してライフを3に回復する。

 Samはもちろん3体で攻撃。飛行クリーチャー同士は相打ちをし、今度は残り2体が《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》をダブルブロック。手数が尽きてきたSamに無駄な攻撃を仕掛けさせるため、《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》は《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor(GTC)》で、生き残るようにするブロック方法だ。そして《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》は、そのまま《徴税理事/Syndic of Tithes(GTC)》と相打ちとなった。

 ここで《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》がプレイされ、北山が盤面を掌握したかに見えた。しかしSamに残された1枚の手札は《瓦礫鬼/Rubblehulk(GTC)》!

 さきほど生かされた《はた迷惑なゴブリン/Hellraiser Goblin(GTC)》の能力でこの6/6クリーチャーが速攻で攻撃してきたのだ。北山はひとまずブロックをすると、温存していた《守られた道/Shielded Passage(GTC)》でお茶を濁す。

 北山はドローをするが何も引けず、《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》でアタックするのみ。次のターンのSamの攻撃を《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor(GTC)》と《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》のブロックでしのぐが、《瓦礫鬼/Rubblehulk(GTC)》のサイズは全く止まらない。

 なんとかしのぎきりたい北山は、チャンプブロッカーを出して何ターンも粘るのだが、Samは《破滅のワーム/Ruination Wurm(GTC)》《闘技/Pit Fight(GTC)》《聖なるマントル/Holy Mantle(GTC)》とトップデッキを重ね、しのぎきれずに北山のライフは0となってしまった。

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Sam 1-0 北山

ゲーム2

 ゲーム2はSamのマリガンでスタート。先手の北山は7枚をキープした。

 お互いに《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》と《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》をプレイし、ゲーム1を思い起こさせる展開。しかしその後はまったく別展開。北山は《宮廷通りの住人/Court Street Denizen(GTC)》、Samは《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》を召喚した。

 北山が《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》を出すと、ここでSamからボムカードの《サンホームのギルド魔道士/Sunhome Guildmage(GTC)》が登場。

 少し考えた北山は、2体目の《宮廷通りの住人/Court Street Denizen(GTC)》をプレイすると、《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》をタップして攻撃をしかける。これでSamのライフは12となった。

 しかしSamは《闘技/Pit Fight(GTC)》を使い、アンタップ状態の《宮廷通りの住人/Court Street Denizen(GTC)》を除去すると全軍攻撃。北山のライフを12にすると、《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》を追加してターンを返す。

 地上の戦線が崩壊しかかっている北山は、《聖堂の金切り声上げ/Basilica Screecher(GTC)》だけでアタックし、何もせずターンを返す。北山がマナと手札を残したのを見て、Samは訝しげな表情で少考をしたが、結局全軍で攻撃をし《爆弾部隊/Bomber Corps(GTC)》のダメージを北山に与えた。

 《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》と《宮廷通りの住人/Court Street Denizen(GTC)》は、それぞれ《サンホームのギルド魔道士/Sunhome Guildmage(GTC)》と《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》をブロック。すると北山はプロテクション能力を起動して《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》を守り、《サンホームのギルド魔道士/Sunhome Guildmage(GTC)》を討ち取る。

 Samは《冠角獣/Crowned Ceratok(GTC)》を戦場に追加するが、ターンエンドに北山が《処刑人の一振り/Executioner's Swing(GTC)》を《くすぶり獣/Ember Beast(GTC)》に唱え、脅威の増加を許さない。

 またも自分のターンに何もしなかった北山の挙動に、Samはまたも訝しげな表情。しかしアタックをしないわけにはいかない。《冠角獣/Crowned Ceratok(GTC)》が北山に攻撃を行うと、《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》がこれをブロック。北山の手札から《天駆ける進撃/Aerial Maneuver(GTC)》がプレイされ、《冠角獣/Crowned Ceratok(GTC)》は一方的に除去されてしまう。

 Samはそれでも後続の《ザリーチ虎/Zarichi Tiger(GTC)》をプレイするが、今度は北山がSamの手札を攻める。残った手札に《不敬の粛清/Purge the Profane(GTC)》が突き刺さり、虎の子の《聖なるマントル/Holy Mantle(GTC)》が捨てさせられてしまう。

 こうなるとSamが持つゲームを終わらせられるパワーがあるカードは《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》のみ。ところがこの《真火の聖騎士/Truefire Paladin(GTC)》も、《守られた道/Shielded Passage(GTC)》を駆使した北山に討ち取られてしまい、万事休す。

 2体目の《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》が追加された次のターン、Samはドローしたカードを少し見るとカードを片付け始めた。

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Sam 1-1 北山

ゲーム3

 最後のゲームはもちろんSamが先攻。しかしお互いにマリガンをして6枚でゲームが開始される。

 ところがSamの土地が山2枚でストップ。北山の《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat(GTC)》は《強盗/Mugging(GTC)》で除去するものの、後続に干渉することもできない。

 数ターンにわたってクリーチャーを召喚し続ける北山を前に、Samはただドローゴーするのみ。

 結局一枚も土地を引かないまま、投了することになってしまった。

Sam 1-2 北山

 これで北山が決勝進出。

 2297人ものプレイヤーの頂点を目指して、最後の戦いに挑む。

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