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ジャッジQ&Aコーナーに挑戦してみた

ジャッジQ&Aコーナーに挑戦してみた

by Seo Asako


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 本日、併催イベント区画に設置されていた「ジャッジQ&Aコーナー」では、ルールに関するクイズに答えるとフォイルカードがもらえたり、ジャッジの方々にルールの質問をしたりすることができます。

 普段ジャッジとちゃんと話をする機会ってなかなかないので、大きなイベントの際にこうやっていろいろと質問できるブースを設けるようになりました。

 ルール知識はあんまりない私ですが、こちらでクイズに挑戦してみました。対応してくださったのは、公式での連載記事も書かれている「すずけん」さんこと鈴木健二さんです。

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クイズに答えてフォイルをゲット

 クイズは初級・中級・上級といくつも用意されており、初級から1つずつ答えていきます。初級を答えられたら『基本セット2012』のコモンのフォイルをランダムで1枚、中級ならアンコモンのフォイルを1枚、そして上級ならレアか親和レアのフォイルを1枚賞品としてもらえます。

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賞品のフォイルカードの山

 私に提示された初級問題は、「先制攻撃を持っている3/1で攻撃したら4/4にブロックされたが、自分はその3/1を《投げ飛ばし/Fling》して4/4を倒せるか?」というものでした。

 私の考えとしては、「昔のルールでは、先制攻撃のダメージをスタックに乗せてから《投げ飛ばし/Fling》で生け贄に捧げることができたから、倒せた。でも今は戦闘ダメージ・ステップ中には何もできないはずだから、倒せない!」という答えでした。

 しかしこれは間違い。先制攻撃のダメージ・ステップのあと、通常のダメージ・ステップが来る前に、インスタントや能力を使えるタイミングがちゃんとあるのです。なるほど〜。

 いきなり初級をはずしてしまいましたが、次は中級に挑戦してみることにしました。

 中級は「ヴァラクート」デッキと対戦するときによく起こりうるシチュエーションの、「どの土地を壊せば死なずにすむか?」的な問題でしたが、無事解くことができました!

 調子に乗って最後の上級問題へ進みます。今度は「クリーチャー化している《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》に《焼却/Combust》を撃ったら、忠誠度カウンターとダメージはどうなるか?」という問題でしたが、なんとこれも解けまして(答えはご自分で調べてみてください)、賞品として《ソリンの復讐/Sorin's Vengeance》のフォイルカードをゲットしました。

 問題にはフェイジングや変異のような古いルールを使うものなど、いろいろなバリエーションがあるようでしたが、今回は論理的に考えることで私にも解くことができました!

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八十岡さんの無念は私がこのカードで晴らす!・・・のか?

ジャッジになるにはどうすれば?

 その後、さらにいろいろ質問に答えていただきました。

 実は私、かなり昔ですがジャッジになりたいと思ってルールブックを一生懸命読んでいた時代があったのです。ただ、トーナメントルールはともかく、ペナルティガイドラインとかを覚えるのが大変で、これは無理だなとあきらめていたのでした。

鈴木 「ジャッジは1から5レベルまで分かれていますが、今の公認ジャッジになるには昔と比べるとそうとう門戸が広くなっていて、1レベルならペナルティについてのルールを覚える必要はないんです」

 それは敷居が低いですね。でも、1レベルのジャッジは「ゲームロス!」とかペナルティを出さないってことですか?

鈴木 「1レベルのジャッジとしてどういう人を想定しているかというと、ショップでフライデーナイト・マジックを開いたり、ショップで普段やっているような少人数のトーナメントを運営する人なんですね。そういう一般のトーナメントで一番優先されるのは、プレイヤーが楽しめることです。何かイレギュラーなことが起こっても引き続きゲームを楽しむにはどうすればいいか、厳正に裁定するのではなく、どうやったらみんなが楽しくマジックを遊べるかを決める仕事です。つまり、文書に縛られるよりも常識の範囲内で判断してイベントをリードするのがレベル1ジャッジの役割なので、覚えることは少なくなったんです」

 ちなみに今回の日本選手権では上はレベル3から、下は見習い相当のレベル0までのたくさんのジャッジが参加しているそうです。皆さんはどうしてジャッジになろうと思ったのでしょうか。

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鈴木 「こういう会場だと、ジャッジって偉そうに見えると思うんですけど、そういうカッコよさを目指したいというのも1つの道だと思うんですよね。僕なんか、けっこうそうなんです。権威のあるトーナメントを運営する側に回りたいという・・・。それ以外にもジャッジになりたい人のモチベーションはいろいろで、ショップでイベントをやっていてジャッジ資格があったほうがもっとお客さんが来てくれるからというのもありますし、ルールに詳しくなるのが面白くて、知識を深めていくうちにジャッジの仕事に興味を持つというパターンもあります」

 私もトーナメントで見かけるジャッジの姿がカッコよくて憧れたクチです。こんな私でももしジャッジになりたいと思ったら、まず何をするのがいいんでしょうか?

鈴木 「どういう理由で、どんなジャッジになりたいかによって変わってきます。たとえばすでにショップでイベントを手伝っているような人なら、レベル1にかなり近いところにいるので、地元のレベル2のジャッジの人にコンタクトをとって、試験を受けさせてほしいと頼めばいいかと。ルールの勉強はしないといけないですけど」

 なるほど。ルールを勉強するには、どういう手段がありますか?

鈴木 「僕がよくやっているのは、ルールがめんどくさくなりそうなシチュエーションを考えて、実際はどうなるのかルールを調べてみるというやり方ですね。ルールブックは頭から読み下すものではなくて辞書のようなものなので、FAQなんかを見ながら対応するルールを参照して覚えると、その周辺のルールをまとめて覚えられたりします。あとは、練習問題をやるといいですよ。ウィザーズの公式サイトの中にジャッジセンター(要DCI番号)というページがあって、そこにちょうど今回のクイズで出しているような問題がいろいろあります」

 わかりました。実プレイでつまずいたシチュエーションなどから、少しずつ類似のルールを覚えていったりすればいいんですね。ところで、そういうお手伝いの経験などがまったくない場合はどうすればいいんでしょうか。

鈴木 「最近は僕の連載記事なんかを読んで「ジャッジに興味を持ちました」という方もいますが、そういう人はたとえば、地元のショップや草の根大会の主催者などに「手伝いをしてもいいですか?」と頼んで、仕事を体験してみてください。何回か経験を積めば、ジャッジがどういうものかがわかってきます。地味な仕事もいろいろありますし、やってみないとわからないところってありますから。華やかなだけではないですが、もちろん楽しい面もありますよ。自分の力でみんながマジックを楽しめるというのをあなたが楽しく感じられるなら、ぜひジャッジの方面に進んでもらいたいと思います」

 今後もプレミアイベントではこういったブースが設けられるそうですので、皆さんもジャッジと身近に話せるチャンスですよ!

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元日本チャンプの諸藤さんも、「最近のルールよくわからん?」と言いつつクイズに挑戦。

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