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【トピック】 ヘッドジャッジインタビュー:梅咲直瑛 ~6年前にまいた種の行方~

【トピック】 ヘッドジャッジインタビュー:梅咲直瑛 ~6年前にまいた種の行方~

by Asako Seo

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 今大会でヘッドジャッジを務めるレベル3ジャッジの梅咲直瑛さんに、日本選手権について伺いました。

――日本選手権の思い出などがありましたらぜひ教えてください。

梅咲「僕自身、日本選手権に参加して、たまたま好成績をおさめて世界選手権に行くことができたことがあるんです。ああ、こうやって世界に羽ばたいていける大会なんだ! と思いましたね。

 やっぱり、勝ったらそのまま世界に行けるというわかりやすさが日本選手権の魅力ですよね。プロツアーだとどうしても予選を抜けたり、長めに休みを取らないといけなかったりとハードルがありますけど、日本選手権は挑戦しやすくて、身近な目標なのがいいと思います。今年の年末にはThe Finalsも復活しますし、夏の日本選手権・冬のThe Finalsと、身近に目指せる大きな舞台ができて、マジックがより楽しくなったと思いますね」

――確かにそうですね。

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2009年の世界選手権

梅咲「僕、6年前の最後の日本選手権でもヘッドジャッジだったんで、今回もまたヘッドジャッジができてうれしいです。それと、6年前は新人スコアキーパーだった大竹さんが、今回は主席スコアキーパーとして活躍しているんですよ。(注:スコアキーパー=運営ソフトを使って、舞台裏から大会運営を指揮する仕事)

 6年前はちょうど、若い世代を育てようというジャッジプログラムをやっていて、当時はグランプリの参加人数も1000~1500人とかでしたけど、今では3000人規模のものもある。それでもちゃんと仕切れているのは、今になって振り返ってみると、当時の先人たちの教育がしっかりしていたから、あのときまいた種がちゃんと花開いたんだと感じますね。同様に、6年前の日本選手権で新人ジャッジだった長島明日香さんも、今では世界を飛び回って先日レベル3になりましたし

――すごいですね。

梅咲「今回も、新人ジャッジの人が何人も参加していて、それにベテランがついてマンツーマンで教えるというのがテーマの1つだったりします。

 今回の新人ジャッジが、近い将来には大会を担う立場になっているんじゃないかなと思います。マジックは歴史と伝統あるゲームだからこそ、それをさらに未来につなげていくための取り組みをして、裏方としても歴史と伝統を守っていけるというのは、1人のマジックファンとしてもとてもうれしいです」

――裏方の人がいないと大会は成り立たないですからね。

梅咲「僕が一番伝えたいのは、裏方の体制がしっかりしてるのがマジックというゲームの良さだと思っていて、誰かが引退してもまた新しい人が入ってくるような育成の流れができている、それによってずっと楽しくゲームを遊び続けられる面があると。

 そのためにジャッジコミュニティの門戸は常に開かれているので、ぜひ『このでっかい文化祭をみんなで成功させよう!』といった意気込みを持ってどんどん入ってきてほしいですね。ジャッジに興味があれば、ぜひ近くのエリアのジャッジに声をかけてみてください」

――なるほど。ちなみに、ジャッジ視点で日本選手権ならではの特殊な点って何かありますでしょうか?

梅咲「普段ドラフトをやらない人も参加しているということで、ドラフトを初歩的な部分から詳しく説明したり、『プレリリースはラウンドごとにデッキ内容が違っても大丈夫ですが、今回は競技イベントだからデッキは毎回もとの状態に戻さないとダメですよ』というのをアナウンスしたりしています。なんといっても6年間なかったイベントですから。

 でも、今回日本選手権が復活したことでリミテッドをやる機会も増えると思うので、今まであまりやってこなかった方もぜひ一度ルールをチェックしてみてもらえればと」

――最後に、まだ終わってはいませんが、今回の日本選手権を総括すると?

梅咲「そうですね、昔と今を比べて、マジックの表側と裏側の双方で6年間の成長を感じられるいいイベントでした」

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