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【トピック】 行弘 賢 世界選手権出場インタビュー~自分を、仲間を信じて~

【トピック】 行弘 賢 世界選手権出場インタビュー~自分を、仲間を信じて~

By Masashi Koyama

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 行弘 賢

 2016-17シーズン、コンスタントに活躍を続け5シーズンぶりのプラチナレベル返り咲き、そして自身初となる世界選手権出場を決めた。

 グランプリ・京都2016でチームメイトを決勝戦まで導く原動力となり、プロツアー『アモンケット』では自身3度目となるプロツアートップ8入賞、そして初めて準々決勝を突破した。さらに彼が所属する「Musashi」は世界の強豪チームたちを抑え、首位でチームシリーズ決勝への進出を決めている。

 充実のシーズンを送りいざ世界選手権に挑まんとする行弘が、忙しい合間を縫ってインタビューに応じてくれた。


行弘 賢 インタビュー

――行弘さんは今回世界選手権初出場となりますが、どのように調整されていますか?

行弘「今回は渡辺選手と、高尾(翔太)、加茂(里樹)の4人で調整してます」

――渡辺選手や八十岡選手から(世界選手権について)何か教えてもらったりはしていますか?

行弘「いや、そういうことはないすね(笑)。リストが公開されることとか細かいことは共有してもらってますが、教えてもらうというよりはチームとして頑張ってる感じです」

――初めての出場ということでまだその場には立っておられませんが、世界選手権という世界で24名しか出ることができないトーナメントについてはどう感じていますか?

行弘「単純にマジックプレイヤーが目標とするべき最大のトーナメントに出れるということは素直に嬉しいし、なんとかこのチャンスをモノにしたいとは思ってます」

――世界選手権に出場するプレイヤーは世界でもトップのプレイヤーたちですが、他のプレイヤーと違いを感じますか?

行弘「まあ、単純にもう実力が違いますよね(笑)。だからと言ってマジックプレイヤーじゃないわけじゃないから、プロツアーでも(そう言った強豪プレイヤーと)当たりますし、そこらへんは考えててもしゃーないと思います。単純に対戦相手のミスは間違いなく少ないので、普通より勝利期待値が低いのは間違いないですけど、だからと言ってこちらが毎回ベストの動きをした時に全部相手が応えられるかと言われれば絶対にそうじゃないので。自分がベストを尽くすことができれば、相手が誰であれあまり関係ないかなと思います」

――ということはあまり当たりたい、もしくは当たりたくないプレイヤーというのもあまりないですか?

行弘「ベン・スターク(Ben Stark、アメリカの殿堂プレイヤー)が苦手です。プレイのリズムとか出てくるオーラが苦手なんですよね。でも、今回彼は(世界選手権に)いないんで(笑)」

――今回は『イクサラン』発売から一週間しか時間がありませんが、その点はどうでしょう?

行弘「ドラフトの練習がやっぱり厳しいですね。構築はなんとか自分のリソースを確保してやればいいですけど、ドラフトは単純に物が無いので練習のしようがなくて。Magic Onlineとリアルではドラフトの方式が違うから、リアルのドラフトを練習する場が少ないのが、この短期間で一番苦しい点ですね」

――移動時間が多いのも辛そうですよね。

行弘「日本勢にとっては相当なハンデだと思います。1週間しかないのに丸一日分くらい時間が違ってくるので相当影響は大きいと思います」

――ということはやはり構築もプロツアーとは調整が違ってきそうですね。

行弘「明確に違うと思いますね。人数が24人しかいないからメタの絞り込む範囲も違いますし、単純にプレイヤーの質も全然違うから、一戦一戦が気の抜けない戦いなので、ある程度緊張感がありますね。もちろん誰が目の前に座っても勝つ気でプレイしますけど、毎試合体力を使うことになるんだろうなと思います。構築は絶対に仮想敵が目の前に座るので、仮想敵に強いデッキを作るのが今回の課題でしたね」

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――なるほど。楽しみにしています! 話をチームシリーズに移して、対戦相手の「Genesis」についてはどう思っていますか?

行弘「まずはブラネル(ブラッド・ネルソン/Brad Nelson)ですよね。圧倒的に実力が高いと思います。それからセスマン(セス・マンフィールド/Seth Manfield)。『Genesis』の2トップだと思いますし、マーティン・ミュラー(Martin Mullar)も強いプレイヤーですがまだ若いので。ネルソンとセスは老獪なプレイヤーだと思うし、要注意だと思ってます」

――相手のチーム構成で嫌な組み合わせなどはありますか?(※チームシリーズ決勝は6人が3人ずつの2チームに分かれ、チームシールドで対戦する)

行弘「うーん......俺はネルソンとセスが別れるのが嫌ですね。ふたりがそれぞれ司令塔でいると他のプレイヤーがプレイしやすいと思うんですよね。まあ、でもセスはそこまでコミュニケーションを取るタイプではないから......もしかしたら司令塔ってタイプじゃないかもしれないけど。それでも単純にそのふたりが要注意なので、一目置いているプレイヤーです。まあチームシリーズ自体はお祭りに近い感覚で、『強い奴らと遊べるな』くらいの感覚で今回は挑もうかなと思ってます。『絶対に勝つぞ!』というよりも、強いプレイヤーとリミテッドで遊べて、勝てば嬉しいくらいの気持ちで」

――それでは最後に世界選手権2017への意気込みをお願いできますか?

行弘「世界選手権は自分のキャリアで今後どれだけ参加できるのか、というくらいのイベントだと思うので、今回でしっかり結果を出してこれまで応援してくださった方々に恩返しできたらいいな、と思います」

――具体的な目標はありますか?

行弘もちろん優勝です! 優勝を狙っているし、自分にそれができないとも思わないから。もちろんいろんな要素が絡んできますが、上手くいけば優勝できると思っています」

――チームシリーズについてもお願いします!

行弘「俺は単純な実力で見れば『Musashi』が世界で一番強いと思っているから、普通にやれば普通に勝つと思います」

――ありがとうございました!


 渡辺雄也、八十岡翔太、行弘賢が出場する世界選手権2017と彼らが「Musashi」の一員として参加するチームシリーズ決勝戦の模様はニコニコ生放送、そして翻訳記事にてお伝えしていく。



 年に一度のマジック最高峰の戦いを、彼らの活躍をぜひ観戦しよう!

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