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(翻訳記事)準決勝:霊なくして栄光なしGaudenis Vidugiris(リトアニア) vs. 行弘 賢(日本・和歌山)

(翻訳記事)準決勝:霊なくして栄光なしGaudenis Vidugiris(リトアニア) vs. 行弘 賢(日本・和歌山)

Nate Price / Translated by Yusuke Yoshikawa

原文はこちら

ゴーデニス・ヴィドゥギリス/Gaudenis Vidugiris(Geists) vs. 行弘 賢(リアニメイター)

 今年初め、2人のカバレージ・ライターがアメリカから日本の神戸へと、グランプリのために旅をした。そのグランプリで、比較的名が知られていない、行弘 賢というプレイヤーがフィーチャー・マッチに呼ばれた。フィーチャー・マッチでの彼のプレイングを見て、記事を書いていたライターは即座に、できるだけ頻繁に彼をフィーチャーすることに決めた。彼は、比較的知られていないステータスよりもずっと、信じがたいほど優れたプレイヤーだった。我々は彼が百戦錬磨の対戦相手を打ち破り続けていくのを目の当たりにした。そこには、かつての世界王者・森 勝洋相手に勝利した準々決勝も含まれていた。彼は決勝まで勝ち進んだ。

 これで行弘についていこうという決定が正しかったと分かった。そして彼はプロツアー・アヴァシンの帰還の準決勝へと突き進んでいた。プレイするのは、複雑ながらパワフルな、日本製の4色リアニメイターだ。対戦相手のゴーデニス・ヴィドゥギリスはアメリカ中西部に住むマジックプレイヤーで、偉大なチームの後押しを受け、複数のグランプリでタイトルを手中にしている。彼がその一員であるチーム「SCGBlack」は、この大会のためにカイ・ブッディ、ジョン・フィンケル、サム・ブラックなど五指に余る名だたるプレイヤーたちが集結したものだ。このトーナメントに向けての数週間のブロック構築のプレイテストを経て、8人のチームメンバーは、青緑のテンポ「Geists」デッキが完全に環境を支配しうるという結論に落ち着いた。そのうち7人が2日目に進み、2人がトップ8を成し遂げている。


ゴーデニス・ヴィドゥギリスと霊たちが、行弘のリアニメイターと準決勝で対峙する。

 ジョン・フィンケルが準々決勝でアレクサンダー・ヘインに敗れたことで、ヴィドゥギリスはチーム最後の希望となり、行弘のリアニメイトを阻止しなければならないのだ。

ゲーム1

 ヴィドゥギリスは第1ゲームを第2ターンの《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》から立ち上がり、早期決戦モードに入っていく。行弘は《根囲い/Mulch(ISD)》で戦線を構築し始め、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》と《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を墓地に落とす。そして手札の枚数を多く保つと、ターン終了時に《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》をディスカードした。だがヴィドゥギリスはペダルを踏み込み、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を戦線に加えた。行弘は《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》でヴィドゥギリスの《絡み根の霊/Strangleroot Geist(DKA)》を奪い、攻撃をスローダウンさせるが、これは《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》が《高まる残虐性/Increasing Savagery(DKA)》で7/7になったことで、即座にチャンプブロックに使わされることになった。天使の攻撃を受け、行弘のライフは12に落ちた。

 続くターン、行弘はさらにゲームを遅らせるべく《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》をを加え、3点のライフを得た。彼は4枚の土地をコントロールしており、これは次のターンに《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》がやってくる予兆だ。これを知って、ヴィドゥギリスは熟考した。そして全軍を攻撃に送るが、行弘は《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》の前に《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を差し出し、まだ安全圏のライフ9を保った。次のターン、彼は不気味にも5枚の土地をタップすると《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》をキャストし、《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》を、そして2枚の《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》、そして《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を戦場に戻し、ライフを17にまで引き上げた。


行弘は《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》と《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》のおかげで、苦境から脱してみせた。

 ヴィドゥギリスは何をすべきか長い間思案した。彼はさらなる《高まる残虐性/Increasing Savagery(DKA)》で《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》を12/12として、死ぬまでになんとかして行弘が無防備となったところに《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》を使い殴り返すチャンスを伺っているようだった。行弘は安全にゲームを進める道を選ばず、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を除く全クリーチャーで攻撃した。ヴィドゥギリスは《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》をブロックし、行弘は戦闘後にもう1枚を出して、ライフを19とした。今や、ヴィドゥギリスが勝負を決めるには《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》に加えさらなる強化呪文が必要になった。彼はドローして考え、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》で攻撃して行弘に運命を決めさせることにした。新たに出てきていた狼・トークンがブロックに回り、行弘のライフは15となった。戦闘後、ヴィドゥギリスは《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》をキャストした。墓地に2枚の《高まる残虐性/Increasing Savagery(DKA)》が落ちていることを考慮すると非常に面白い。彼は、実にまだまだ生き生きと、行弘へとターンを返した。

 行弘はアンタップし、どう攻撃するかを考慮した。最終的に、彼は《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》と《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を残し、残りをレッドゾーンに送った。ヴィドゥギリスはライフ6に落ち込む。戦闘後、またも《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》が現れて行弘をライフ17、危険水域外に戻す。ヴィドゥギリスはカードを引き、かぶりを振った。結局、彼は《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》で《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》を封じるのみでターンを返した。

 行弘は考慮に戻ると、2体の《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》、2体の狼・トークン、そして《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》で攻撃した。どのようにブロックされようと、行弘は何もせずにターンを返すことで、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を変身させてヴィドゥギリスを倒すことができたのだった。

ゴーデニス・ヴィドゥギリス 0-1 行弘 賢

ゲーム2

 第2ゲームのヴィドゥギリスは、第1ターン《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》という極めて素早いスタートを切った。しかし戦場の土地は《森/Forest(10E)》2枚で、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》があったとしてもキャストすることができない。しかし、《豊かな成長/Abundant Growth(AVR)》によって今後に備えた。一方で行弘もこのレースについていった。第2ターンの《根囲い/Mulch(ISD)》で《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を墓地に落としつつ、十分な手札を得て《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》をナチュラル・ディスカードすることができた。これは、先ほどのゲームとほとんど同じようだ・・・。

 ヴィドゥギリスはレースが進行中ということに気づいており、続くターンに《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を単に出し、戦線を早期展開して行弘を打ち倒そうという姿勢を明確にした。行弘はカードを掘り進め続け、2枚目の《根囲い/Mulch(ISD)》で《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》と《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》が墓地に落ちた。行弘が《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》のマナを得るまであと2ターン。ヴィドゥギリスはカードを引き、単に4点で攻撃すると、行弘のライフを15とした。そして2枚目の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を追加してターンを返した。i

 行弘は最初の身の守りとして《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を

送り出し、2体のブロッカーと2点のライフを得た。《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》はあと1ターン先に迫っている。しかし行弘がそこにたどり着く前にと、ヴィドゥギリスは《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart(AVR)》をキャストして《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》と組にすると、攻撃して行弘をライフ10に落とした。


ヴィドゥギリスは攻勢を保つ。《堀葬の儀式》が放たれ、人間の殺到に埋もれてしまう前に攻撃を決めるのだ。

 行弘のターン、彼は直接《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》に向かうのではなく、その価値を最大限に引き出すため、《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を出して《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を消した。《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》で同時にチャンプブロックし、2倍の効果を得ることを狙ったのだ。しかしヴィドゥギリスはこの目論見を《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》で妨げた。《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を戻し、《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart(AVR)》と《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を再度組にした。さらに彼は2枚目の《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart(AVR)》を加え、《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》と組にして、行弘を攻撃した。《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》が《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》を縛っているので、行弘のブロック要員は1体の狼しかなく、ライフは4に落ち込んだ。

 これにより、ヴィドゥギリスは事実上このゲームに勝利した。《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》が墓地にあるため、行弘は《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》でもヴィドゥギリスの軍勢を止めるのに十分なクリーチャーを得られないのだ。行弘はもう2体の《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》か何かを墓地に落とすべく《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》する試みを見せたが、それらを得ることはできなかった。彼はカードを引いたところで、第2ゲームの投了をヴィドゥギリスに告げた。

ゴーデニス・ヴィドゥギリス 1-1 行弘 賢

ゲーム3

 ヴィドゥギリスは第3ゲームの開幕から猛ダッシュを見せた。彼は行弘のダブルマリガンをとがめようとしていたが、行弘も5枚のカードで守りの構えを試みた。ヴィドゥギリスは2枚の《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》でスタートし、行弘も安価なチャンプブロッカーと少しのライフを得るべく《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を出した。だが5マナにより第3ターンの《ウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart(AVR)》が可能になり、これが《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》と組になることで巨大なアタッカーが2体出現した。

 これにもかかわらず、行弘は自身の速球を投げ込み続けた。《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》がやってきて、ヴィドゥギリスを攻撃して4点減らす。行弘のデッキの《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》には複数の役割があり、大きなアタッカー、多くの場合は破壊されないブロッカー、そして《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》と組み合わされれば最大の価値を生み出す。次のターン、行弘は《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》でチャンプブロックすると、この死にやすい人間を生け贄に捧げて《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》にカウンターを載せた。それから彼は《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》の到着を早めるべく《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》を使った。現時点では《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を戻すことができる。


《堀葬の儀式》が戦況を取り戻すまで、行弘は生き延びようと試みる。

 ヴィドゥギリスは攻撃して、行弘に《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》と5/5となった《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》の交換を強制しつつ、ライフを8に落とした。アンタップして、行弘は手札が空のところから《根囲い/Mulch(ISD)》を引き、即座にキャストした。もう1枚の《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》が墓地に落ちると、《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》をフラッシュバックして、死に物狂いで《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》を探した。不幸にも、彼にチャンスは訪れなかった。ヴィドゥギリスはあふれる手札に詰まっている強化呪文を見せ、マッチは第4ゲームに移行した。ダブルマリガンスタートは、行弘をもってしても多大な代償であると示された(他の誰もがそうであるように)。

ゴーデニス・ヴィドゥギリス 2-1 行弘 賢

ゲーム4

 行弘は第4ゲームで先攻を選び、オープニングハンドをキープできたことにとても安心しているようだった。一方のヴィドゥギリスは、自身の手札に不満を持っているようであったが、結局キープを選んだ。行弘はまず《信仰無き物あさり/Faithless Looting(DKA)》から入り、《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》と《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》を墓地に置いた。ヴィドゥギリスはまず《進化する未開地/Evolving Wilds(DKA)》から《島/Island(M12)》を持ってきて、第2ターンの《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》につなげた。行弘も自身の《進化する未開地/Evolving Wilds(DKA)》を使って《森/Forest(10E)》を得ると、《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(AVR)》で土地を手にした。

 ヴィドゥギリスはこの透明人間への強化を持っておらず、1/1が行弘をつついた。行弘はこの1点が大したものではないと考え、《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》を呼んで6点で攻撃し返した。攻勢を阻止しきれないので、ヴィドゥギリスは《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》でこの《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》を封じ込めることにした。しかし行弘は2枚目を持っており、少し考えて、《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》をプレイしてから攻撃に入った。ヴィドゥギリスがこれをブロックしなかったところで、《大聖堂の聖別者/Cathedral Sanctifier(AVR)》を生け贄に捧げ、ライフを9点にまで落とした。


ヴィドゥギリスは行弘の《ファルケンラスの貴種》の攻勢の前に、プレッシャーを感じている。

 ヴィドゥギリスはきわめて小規模な攻撃を続け、《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker(ISD)》の一突きで行弘のライフは20に戻った。それから、彼は《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》を使い、さしあたって《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》を戻させた。行弘は続くターン、これを再度キャストして攻撃し、ヴィドゥギリスは残り5。それから《根囲い/Mulch(ISD)》で《栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise(AVR)》が墓地に落ちると、行弘はわずかに心配顔をしたヴィドゥギリスにターンを返した。彼が自身のターンにできた唯一のこと(もちろん、1点攻撃以外に)は《高まる残虐性/Increasing Savagery(DKA)》で《地下牢の霊/Dungeon Geists(DKA)》を増強することだけだった。行弘のターン、《堀葬の儀式/Unburial Rites(ISD)》のフラッシュバックに必要な7枚目の土地を見つけると、ヴィドゥギリスに早期の投了を促した。2枚の《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》が素早くダメージレースを展開し、ヴィドゥギリスにこのゲームのチャンスを与えなかった。これで、2人は準決勝の勝負を決める最終ゲームへと突入することになった。

ゴーデニス・ヴィドゥギリス 2-2 行弘 賢

ゲーム5

 決勝への切符を懸けて、テーブルの緊張感はさらに高まっていた。もともと寡黙な行弘は、マッチを決める最終ゲームで初手をマリガンさせられてなお、マルソー・レベルの静寂の中にあるようだった(訳注:フランスの有名なパントマイム役者、「沈黙の詩人」)。彼は6枚をキープして、最終ゲームが始まった。

 行弘のマリガンは、当初心配されていたほどには深刻なダメージにならないようであった。なぜなら、ヴィドゥギリスは最初の2ターンに何もできなかったのだ。しかしこの間に、彼は第3ターンの《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》に必要なマナを完璧に揃えていた。機は熟し、ヴィドゥギリスは屈強な聖職者をまさにここで得たのだ。対して行弘は、ヴィドゥギリスに一旦停止を求めるべく、《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger(AVR)》を送り込んだ。

 それを物ともせず、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft(ISD)》は《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》を得て空高く舞い上がり、行弘を攻撃してライフ12に落とした。行弘は《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat(DKA)》を送り出すが、ヴィドゥギリスはこれを《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》で排除し、行弘のライフは4。そして続くターン、2枚目の《静かな旅立ち/Silent Departure(ISD)》がすべてを完封し、わずか3分で第5ゲームを勝ち取り、ゴーデニス・ヴィドゥギリスがプロツアー・アヴァシンの帰還の決勝に進むこととなった。

ゴーデニス・ヴィドゥギリス 3-2 行弘 賢

ゴーデニス・ヴィドゥギリスが3-2で勝利し、決勝に進出!

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