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【トピック】 プロツアー「ドラゴンの迷路」トップ5カード

【トピック】 プロツアー「ドラゴンの迷路」トップ5カード

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Blake Rasmussen / Tr. Tetsuya Yabuki

2013年5月19日

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5位 《罪の収集者》

 このカードが強力なのは言うまでもないことだが、《罪の収集者》は今週末いたるところに現れ、その力でオルゾフ・ベースの戦略を一躍有名にした。コントロール偏重のエスパー・デッキからボロゾフのミッドレンジ・デッキ、アグレッシブなジャンク・デッキまで、あらゆるデッキがこの2/1を採用し、そしてこのカードはその期待すべてに応えた。

 なかでも、ブライアン・キブラー/Brian Kiblerのジャンク・アグロ・デッキに入った《罪の収集者》が印象深い。カードを抜き去った後は――《至高の評決》か《スフィンクスの啓示》を抜くのが多かった――このフォーマットのトップ10カードである《縞痕のヴァロルズ》の生け贄として使われたのだ。シンプルで効果的な《罪の収集者》は、ただ《強迫》にクリーチャーがついただけのものではない。コントロール同系を破る手段と同時に、トークン戦略のスピードを緩める手段をもたらしてくれる。こいつは妨害効果が高く、コストが低く、そしてインスタントかソーサリーしか使えない状況では決して目にしたくないカードだ。



4位 《火拳の打撃者》

 率直に言うと、このカードがこの順位に入っているのはジョシュ・アター=レイトン/Josh Utter-Leytonをプロツアートップ4へ、そしてプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのトロフィー獲得まで持っていったボロス・ブリッツ・デッキによるところが大きい。それでも《火拳の打撃者》は、このフォーマットの速さを定める、赤をベースにした超攻撃的なデッキを代表するカードであるのは間違いない。デッキのカードの多くが――原動力である《鋳造所通りの住人》や《流血の家の鎖歩き》を含めて――ドラフト用のものに見えるにもかかわらず、そのすべてが重要な役割を演じていた。《火拳の打撃者》の場合、その役割は2マナでサイズの大きなクリーチャーを押しのけることだった。

 今週末の序盤、(デイヴィッド・)オチョア/David Ochoaと同じリストのデッキを使っていたベン・スターク/Ben Starkが「たぶんこのデッキが環境最強じゃないかな」と言っていたが、このデッキは3/3以上のトークンでないクリーチャーを破る手段がほとんどない。もちろん、大隊を誘発させた《火拳の打撃者》を含めなければ、という話だ。このフォーマットで除去として使える質の高い火力は限られているので、限定的ではあるが繰り返し使える《尻込み》を持つ《火拳の打撃者》なしには赤単やボロスは存在し得ない、というのは十分にあり得ることだ。



3位 《霊異種》

 プレイヤーたちにこのフォーマットで最高のフィニッシャーを尋ねると、トップを除いた次善の答えは多様性に富み、デッキによるということだった。しかしながら、ナンバー・ワンは勝負にならなかった。

 以前無敵を誇っていた《変異種》に最新のアップグレードを施した《霊異種》は、かつての《変異種》同様まさに無敵だ。コントロール同士のマッチアップでは、どちらが先に青マナを立たせたまま《霊異種》を通せるか、というゲームに終始することが多々あり、プレイヤーたちはこの6マナのクリーチャーと戦うために《債務者の演壇》や《真髄の針》といったクセのあるカードに頼らざるを得なかった。

 マナが豊富にあれば、《霊異種》は除去されず、ブロックされず、防御にも使えて、信じられないほど速いクロックを刻む。世界を支配するための足かせとなっているのは、その6マナというコストだけだ。それでも、それだけのマナを支払う価値はある。



2位 《復活の声》

 実際のところ、この枠は《ワームの到来》や《セレズニアの魔除け/Selesnya Charm(RTR)》、《ロクソドンの強打者》など優勝者クレイグ・ウェスコー/Craig Wescoeのデッキから何枚かが候補となり得ただろう。しかし、今週末採用された純粋な枚数でナンバー・ワン・カードを決めるとしたら、それはこのエレメンタル・トークンを生み出す2/2の神話レアクリーチャーだ。現実に、《復活の声》はアグレッシブな戦略を取るセレズニアが採用し、ミッドレンジ・デッキが採用し、ロブ・カステリョン/Rob Castellonの4色ミッドレンジ・デッキが採用し、コントロール・デッキでさえも採用した。こいつは戦場を切り裂き、砕き、攻撃し、その上巨大なトークンを生み出す可能性も秘めている。

 《復活の声》の強さは決勝で見ることができた。《至高の評決》でさえも、ダスティ・オチョア/Dusty Ochoaのエスパー・コントロール・デッキが遅れを取り戻す助けとなれなかった。これまで、緑白のデッキは《至高の評決》とは厳しい戦いを強いられていた。しかし、《復活の声》や《ワームの到来》のようなカードを中心に使えば、《至高の評決》のような全体除去がもはや痛手にならないのだ。



1位 《思考を築く者、ジェイス》

 この週末に見られた膨大な数のコントロール・デッキは――どれだけの数がトップ8入賞を果たしたかは言うまでもない――青をベースにしたコントロールの強さの証だ。《スフィンクスの啓示》や《至高の評決》がコントロール・デッキの強さの理由なのは間違いないが、なかでも《思考を築く者、ジェイス》は群を抜いている。1日を通して見ると、状況に応じて《スフィンクスの啓示》や《至高の評決》をサイドボードへ落とすプレイヤーは見られたが、このプレインズウォーカー・ジェイスの最新版はまったくと言っていいほどメインから外されなかったのだ。

 この『ラヴニカへの回帰』収録の神話レアは、ダスティ・オチョアが決勝へ進む過程で、ロブ・カステリョンと元世界選手権王者・三原槙仁を相手に機先を制し策略の助けとなるなど、大きな役割を果たした。準々決勝では、《思考を築く者、ジェイス》の奥義が勝利をもぎ取るのも見られた。オチョアが試合の決定打に困っていたとき、彼は奥義を放ち――彼の人生初のことだった――勝利の条件を満たすカードの組み合わせを引き込んできたのだ。

 《思考を築く者、ジェイス》はまだスタンダードでは大躍進を果たしていないものの、プロツアー「ドラゴンの迷路」を支配したことで、青好きのプレインズウォーカーたちに朗報を伝えることになるだろう。


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