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【観戦記事】 第12回戦:星々の配置 Darwin Kastle(アメリカ)vs. Nam, Sung Wook(韓国)

【観戦記事】 第12回戦:星々の配置
Darwin Kastle(アメリカ)vs. Nam, Sung Wook(韓国)

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Nate Price / Tr. Takuya Masuyama

2014年5月16日

原文はこちら

ダーウィン・カッスル/Darwin Kastle(白単「英雄的」) vs. ナム・サンオク/Nam, Sung Wook(緑白黒「星座」)

 最上級の殿堂プレイヤー、ダーウィン・カッスル/Darwin Kastleは悠久の時を経てマジックをプレイし続けてきた。彼は最初のインビテーショナル・カードである『ウルザズ・レガシー』の《なだれ乗り/Avalanche Riders》のデザイナーであり、そのアートにもモデルとして登場している。彼はプロツアートップ8に8回入賞、それには盟友の殿堂プレイヤーであるロブ・ドハティ/Doughertyとデイブ・ハンフリー/Dave Humphreysとのチーム「Your Move Games」で優勝を飾った1999年のプロツアー・ワシントンD.C.も含まれている。最近では、カッスルはゲームデザイナーの仕事でグランプリの週末に参加できないほど忙しくなっているが、彼は今でも可能なときには時間をとってプロツアーへ参加をしている。

 対するナム・ソンウク/Nam Sung Wookはプロツアー『ニクスへの旅』の2日目に残った2人の韓国プレイヤーのうちの1人だ。同郷のパク・ジュンヨン/Jun Young Parkと並んで リー・シー・タン/Lee Shi Tian、クオ・ツーチン/Tzu-Ching Kuo、チャップマン・シム/Chapman Sim、ケルビン・チュウ/Kelvin Chewらを擁するアジアのスーパー・チーム、「Team MTG Mint Card」の仲間入りをした。ナムは今年初めのグランプリ・メルボルンで優勝し、韓国プレイヤーで初のプレミア・イベントの優勝者となった。チームが彼とパクが調整したリストをこのイベントで使うことを決めたため、彼の存在感は素晴らしい「Team MTG Mint Card」で常に発揮されている。ナムは現在ワールド・マジック・カップのキャプテンの座を争うレースでパクを2ポイントリードしているが、リー・シー・タンには世界選手権のアジア太平洋地区代表枠争いで18ポイントもの大量の差をつけられている。このプロツアーで力強い結果を残すことは、残りわずか3ヶ月しかないこのシーズンで、トップの位置へと飛躍できる可能性を秘めている。

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殿堂顕彰者でありリアル《なだれ乗り/Avalanche Riders》であるダーウィン・カッスルは、プロツアー『ニクスへの旅』2日目に残った2人の韓国プレイヤーのうちの1人であるナム・ソンオクと戦う準備をする。

デッキ

 カッスルはこの週末に白の英雄的をプレイする選択を取った。このデッキは《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》、《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite》、《イロアスの英雄/Hero of Iroas》などのドラフトのオールスターを特徴としている。英雄的クリーチャーはそれらを引き立たせるものがなくては活躍できないが、このデッキでは《船団の出航/Launch the Fleet》、《希望の幻霊/Hopeful Eidolon》、《万戦の幻霊/Eidolon of Countless Battles》など数多くの最高の引き立て役に囲まれている。白のアグロ・デッキはここまでの時点でこのトーナメントのブロック構築ではかなりの劣勢だが、カッスルは1日目に4-1という素晴らしい結果をこのデッキで達成している。

 ナムは初日振るわなかったもう1つのデッキ、緑白黒「星座」をプレイしている。このデッキはこのトーナメントで最も多くプレイされていたが、初日の勝率は五分を下回った。このデッキはおなじみの《森の女人像/Sylvan Caryatid》と《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》のコンボを、黒の単体除去と《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》でバックアップするのが特徴だ。またこのデッキにはカード・アドバンテージを得る手段として《開花の幻霊/Eidolon of Blossoms》を用いている。

ゲーム

 第1ゲームはまさに最初のターンからカッスルがやられてしまった。ナムは初動である《思考囲い/Thoughtseize》でカッスルの手札を覗き、《希望の幻霊/Hopeful Eidolon》と《ラゴンナ団の長老/Lagonna-Band Elder》と《神々の思し召し/Gods Willing》の手札から《神々の思し召し/Gods Willing》を抜き去った。2ターン後に二の矢の《脳蛆/Brain Maggot》が放たれ、《万戦の幻霊/Eidolon of Countless Battles》をカッスルの手札から抜き取った。比較的無力なものを残され、5ターン目にナムが《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》を唱えたときにカッスルにできることはほとんどなかった。カッスルは戦場の0/4と1/1絆魂だけではトークンの防壁を突破する術もなく、1ターン後に投了した。

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ナムの手札破壊がカッスルから選択肢を奪い去る。

 第2ゲーム、カッスルはずっと良い立ち上がりを見せた。開幕から《恩寵の重装歩兵/Favored Hoplite》と《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》が素晴らしいワンツーパンチを決め、さらに《ヘリオッドの試練/Ordeal of Heliod》を《密集軍の指揮者/Phalanx Leader》につけてクリーチャー全部を増強することでさらに攻め立てた。ナムは続くターンに3枚目の土地を置けなかった時、この攻撃に直面して困っているように見えたが、その見た目は全くの偽りだった。連続したターンで、ナムはサイドボードの《夢の饗宴/Feast of Dreams》でカッスルのクリーチャーを両方殺し、戦場に《希望の幻霊/Hopeful Eidolon》だけしか残さなかった。これは今度はサイドボードの《神討ち/Deicide》を受け、カッスルの場は一掃されてしまった。

 カッスルは《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》と《イロアスの英雄/Hero of Iroas》を戦場に送り出し手札を空にし続けたが、それらはテーブル上で2枚の《払拭の光/Banishing Light》に出くわしてしまった。この時点で程度の差はあれ双方は疲弊しており、勝負はトップデッキ頼みになることを強いられた。カッスルは《払拭の光/Banishing Light》を引き裂き彼の《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》を解放して先手を取った。ナムは《英雄の破滅/Hero's Downfall》で引き裂いた。次に出てきたのは《万戦の幻霊/Eidolon of Countless Battles》だったが、これもまた《信者の沈黙/Silence the Believers》によって殺された。

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カッスルのデッキは強力だが、最低1体はクリーチャーが生き残らなければならない。

 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》をプレイしてついにナムは有利に立ち、彼の狩猟者は明らかなアドバンテージを提供した。カッスルは土地を引いたが、ナムは自分のライブラリーの一番上をプレイすることができ、勝負を決めるカードを引くまでカッスルがこれまでに与えたダメージをゆっくりと回復した。何ターンか何も起きなかったと、ナムが実際に脅威となるものを引き、カッスルは投了した。

カッスル 0-2 ナム
ダーウィン・カッスルの白単「英雄的」
プロツアー『ニクスへの旅』 / 『テーロス』ブロック構築
22 《平地》

-土地(22)-

4 《恩寵の重装歩兵》
4 《希望の幻霊》
1 《ラゴンナ団の先駆者》
4 《イロアスの英雄》
4 《密集軍の指揮者》
4 《万戦の幻霊》
1 《オレスコスの王、ブリマーズ》

-クリーチャー(22)-
4 《神々の思し召し》
4 《船団の出航》
2 《アジャニの存在》
4 《ヘリオッドの試練》
2 《払拭の光》

-呪文(16)-
2 《ラゴンナ団の先駆者》
4 《神討ち》
3 《今わの際》
2 《異端の輝き》
2 《復仇》
1 《太陽神の一瞥》
1 《払拭の光》

-サイドボード(15)-
ナム・サンオクの黒緑白「星座」
プロツアー『ニクスへの旅』 / 『テーロス』ブロック構築
5 《森》
4 《疾病の神殿》
4 《豊潤の神殿》
4 《静寂の神殿》
3 《沼》
2 《マナの合流点》
2 《平地》

-土地(24)-

4 《脳蛆》
4 《森の女人像》
4 《クルフィックスの狩猟者》
3 《責め苦の伝令》
4 《開花の幻霊》

-クリーチャー(19)-
4 《思考囲い》
4 《払拭の光》
4 《英雄の破滅》
2 《信者の沈黙》
3 《太陽の勇者、エルズペス》

-呪文(17)-
2 《闇の裏切り》
4 《羊毛鬣のライオン》
2 《夢の饗宴》
1 《神討ち》
1 《異端の輝き》
3 《荒野の収穫者》
1 《エレボスの代行者》
1 《信者の沈黙》

-サイドボード(15)-

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