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【戦略記事】 プロツアー『カラデシュ』 2日目スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン

【戦略記事】 プロツアー『カラデシュ』 2日目スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン

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Adam Styborski / Tr. Tetsuya Yabuki

2016年10月15日

原文はこちら

 プロツアー『カラデシュ』初日のメタゲーム・ブレイクダウンでは、《霊気池の驚異》が環境を牽引していることと、アグレッシブな戦略に幅広い選択肢があることが明らかにされた。そして初日の8回戦を終えた今、466人の参加者は293人に数を減じている。

 その293人の使用デッキは以下の通りだ。

アーキタイプ使用者数使用率前日比
ティムール「霊気池」5518.77%1.17%
黒緑「昂揚」3010.24%-1.56%
黒赤アグロ237.85%-0.30%
赤白「機体」206.83%0.60%
赤緑エネルギー196.48%-0.17%
黒赤「マッドネス」155.12%0.61%
ジェスカイ・コントロール113.75%-0.11%
バント・ミッドレンジ93.07%0.28%
ジャンド「昂揚」82.73%1.01%
マルドゥ「機体」72.39%-0.40%
ティムール「巨像」72.39%0.89%
ティムール「現出」72.39%0.03%
青赤「スペル」62.05%-0.31%
グリクシス「現出」62.05%-0.53%
赤白人間62.05%0.55%
緑白ミッドレンジ51.71%-0.22%
バント「霊気池」41.37%0.08%
ティムール・エネルギー41.37%0.51%
白青コントロール41.37%-0.14%
白青フラッシュ41.37%0.08%
白青ミッドレンジ41.37%0.51%
青赤「現出」31.02%0.17%
マルドゥ・ミッドレンジ31.02%0.38%
スゥルタイ・ミッドレンジ31.02%0.17%
白黒コントロール31.02%-0.26%
青赤コントロール20.68%-0.60%
4色「霊気池」20.68%0.25%
グリクシス「巨像」20.68%0.25%
グリクシス・コントロール20.68%0.04%
青黒コントロール10.34%-0.09%
青黒「現出」10.34%0.13%
4色「現出」10.34%0.13%
4色「機体」10.34%0.13%
緑青「霊気池」10.34%-1.16%
緑白人間10.34%-0.30%
グリクシス「欠色」10.34%0.13%
グリクシス「マッドネス」10.34%0.13%
ジェスカイ「巨像」10.34%0.13%
白単アグロ10.34%0.13%
白単人間10.34%0.13%
ナヤ人間10.34%0.13%
赤緑「霊気池」10.34%-0.30%
赤白装備10.34%0.13%
赤白トークン10.34%0.13%
ティムール・コントロール10.34%0.13%
白黒アグロ10.34%-0.30%
白青「現出」10.34%-0.09%
白無色ミッドレンジ10.34%-0.09%
合計293100.00% 

 ここでもデータをまとめて見ていこう。


アーキタイプ使用者数使用率前日比
「霊気池」系6321.50%0.04%
「昂揚」系3812.97%-0.76%
ミッドレンジ系299.90%0.03%
「機体」系289.56%0.33%
アグロ系279.22%-0.23%
コントロール系248.19%-1.25%
エネルギー系237.85%0.34%
「現出」系196.48%-0.17%
「マッドネス」系165.46%0.53%
「巨像」系103.41%1.27%
人間系93.07%0.50%
「スペル」62.05%-0.31%
「欠色」10.34%0.13%
合計293100.00% 

アーキタイプ使用者数使用率前日比
アグロ系10435.49%1.59%
「霊気池」系6321.50%0.04%
「昂揚」系3812.97%-0.76%
ミッドレンジ系299.90%0.03%
コントロール系248.19%-1.25%
「現出」系196.48%-0.17%
「巨像」系103.41%1.27%
「スペル」62.05%-0.31%
合計293100.00% 

 蓋を開けてみれば、どのデッキにも特筆すべき増減は起きていない。初日と2日目の使用率の差は、全体的に見て少ないと言えるだろう。つまり、突出して活躍したデッキはないということだ。「霊気池の驚異」が多くのプレイヤーに好まれて使用されたのは明らかだが、それも他を圧倒するほどではない。

 何か取り挙げるとすれば、中でもアグレッシブな戦略がベストな選択であったことくらいだろうか......それでも本当にわずかな差だが。

 初日全勝の八十岡 翔太(世界ランキング7位)とエリック・フローリッヒ/Eric Froehlichの両名は、それぞれ異なるデッキで全勝を果たした。フローリッヒの「黒緑『昂揚』」は初日の使用率第2位のデッキであり、2日目もそれを維持している。アグロ寄りにもミッドレンジ寄りにも立ち回れるこのデッキは、速いデッキとも遅いデッキとも渡り合えるものだ。

 そして今大会最も注目すべきは、八十岡が「グリクシス・コントロール」を駆って全勝したことだろう。今大会を迎えるにあたり「機体」が環境の鍵を握っていたため、ほとんどのプレイヤーが「コントロールを使用する」という決断を下さなかった。全体のアーキタイプを見ても最も使用者が少ないデッキのひとつを持ち込んだ八十岡だが、その見事なチューニングと採用カードの選択は彼の充実した準備を物語っている。大量の除去と打ち消しから《氷の中の存在》や《奔流の機械巨人》へ繋ぐ動きは、アグレッシブなデッキや「霊気池の驚異」コンボをたやすく打ち破ってきた。

 今大会2日目のメタゲームは比較的安定している。このままいけば八十岡とフローリッヒが失速する理由はない。それから、《霊気池の驚異》がトップ8に姿を現さないこともないだろう。

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