マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

【観戦記事】 第4回戦:Christian Calcano(アメリカ) vs. Luis Scott-Vargas(アメリカ)

【観戦記事】 第4回戦:Christian Calcano(アメリカ) vs. Luis Scott-Vargas(アメリカ)

walkinshaw.jpg

Ray "blisterguy" Walkinshaw / Tr. Masashi Koyama

2014年10月10日

原文はこちら

 グランプリで1回の優勝を含む3回のトップ8入賞経験を持つクリスティアン・カルカノ/Christian Calcanoは間違いなく腕の立つプレイヤーだが、彼はいまだ初となるプロツアートップ8を求めている。そして彼の第4回戦の行く手に座るのは他でもない、殿堂顕彰者で、広くプロプレイヤーとして尊敬され、解説の第一人者であるルイス・スコット=バルガス/Luis Scott Vargasだ。

(見ろよ、僕たちカバレージ班は協力しなくちゃ。そうだろ?)

(おっと待った。カルカノも数週間前、こちら側についたところだった。オーケー、彼もすごいぜ)

 両プレイヤーはこのマッチで攻撃な姿勢を取ろうと試みた。カルカノの赤白アグロデッキは卓上にできるだけ早くクリーチャーを展開し、手札に満載された火力呪文によって対戦相手のライフを速やかに削り取ろうとした。他方、スコット=バルガスは卓の反対側で進んでいることについてあまり興味は無いようだった。最も関心があるのは《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy(KTK)》コンボを築き上げて、1回のビッグ・ターンでカルカノを粉砕することだった。

r4_calcano_lsv.jpg
この日の5回戦のスタンダード構築ラウンドの最初の試合で、ゴールドレベルプロのクリスティアン・カルカノが殿堂顕彰者ルイス・スコット=バルガスに対し攻勢をとった。

ゲーム展開

 カルカノがダイスロールに勝ち、スコット=バルガスを助手席に押し込めてドライブすることを選んだ。カルカノが2ターン目に《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》を召喚し、スコット=バルガスは《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》をプレイした。《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks(THS)》が《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》を追放し、《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》を3点で攻撃に向かわせた。スコット=バルガスは自身の《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》で15点まで落ち込みながら《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia(BNG)》をX=1でキャストし、カルカノはスコット=バルガスを13点に減らし、その後《灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix(KTK)》を盤上に加えた。スコット=バルガスは《神々との融和/Commune with the Gods(THS)》をキャストし、《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》を見つけ、プレイした。カルカノは再度攻撃し、《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》を最大限に生かすべく戦闘中に《かき立てる炎/Stoke the Flames(M15)》をスコット=バルガスに向け、彼を1点まで落とした。

r4_calcano.jpg
クリスティアン・カルカノは運転席にいる。

 ここに来て、彼らはエンジンを止め、今度はスコット=バルガスがドライブをする番になった。

 スコット=バルガスはアンタップすると《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy(KTK)》を見つけた。《マナの合流点/Mana Confluence(JOU)》を残して全てをタップして、その《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy(KTK)》をキャストすると、それから《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia(BNG)》をX=0でプレイして《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップした。

 墓地のほとんどを「探査」に消費して、《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》を{U}でプレイして(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)、それから《撤回のらせん/Retraction Helix(BNG)》を《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》に(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)。そしてバウンスした《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia(BNG)》を再度0でプレイ(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)した。さあいいかい、しばらくはこうやって進むんだ。毎回この行動をして(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)、《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy(KTK)》のおかげでカードを引いて捨てることができる。最終的に《群の祭壇/Altar of the Brood(KTK)》を見つけて、このループをカルカノがうなずいてこう言うまで続けた。「いいよ、グッドゲームだ」

カルカノ 0-1 スコット=バルガス

 サイドボードを終えて、カルカノはふたたび彼のドライブの番だと宣言し、先ほどと同じ道を正確にたどった。すなわち《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》をプレイし、《岩への繋ぎ止め/Chained to the Rocks(THS)》をスコット=バルガスの《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》に向けたのだ。スコット=バルガスは引き続いてもう1体の《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》を裏向きにプレイした(謎の存在だ!)が、カルカノの《稲妻の一撃/Lightning Strike(M15)》を受けただけだった(正体見たり!)。

 今回はカルカノがエンジンを止める必要は無かった。《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》を召喚し、アクセルを目いっぱい踏み込んだ。スコット=バルガスは《神々との融和/Commune with the Gods(THS)》にトライしたが、不調に終わり、カルカノが試合を五分に持ち込んだ。

カルカノ 1-1 スコット=バルガス
r4_lsv.jpg
ついにスコット=バルガスがドライブする番だ。

 ついにスコット=バルガスが再度ドライブする番になり、カルカノができることは何もなかった。スコット=バルガスは2ターン目に《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をプレイする一方、カルカノは2枚目の土地をプレイしてターンを返すことだけしかできなかった。3枚目の土地がなかったので、スコット=バルガスは《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic(KTK)》を裏向きにプレイし、カルカノから《払拭の光/Banishing Light(JOU)》を引き出した。

 スコット=バルガスは4ターン目のアンタップを迎えると、見通しは非常に良好だった。カルカノのプレッシャーは著しく欠けており、完全にタップアウトしていた。スコット=バルガスは3枚目の土地をプレイすると、《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy(KTK)》と《撤回のらせん/Retraction Helix(BNG)》と、《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia(BNG)》を0でプレイした(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)。彼は再び戻した《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia(BNG)》を何回もプレイし(《森の女人像/Sylvan Caryatid(THS)》をアンタップしながら)その度にカードを引いては捨てた。

 このループを披露し、スコット=バルガスはカードをライブラリーから回し続け、最終的に《群の祭壇/Altar of the Brood(KTK)》を見つけ出し、カルカノのライブラリーを墓地にどんどん落とすのを楽しんだのだった。

カルカノ 1-2 スコット=バルガス

前の記事: 【トピック】 2014年度、殿堂顕彰セレモニー | 次の記事: 【英語記事】 Round 5: Brad Nelson vs. Seth Manfield
プロツアー『タルキール覇王譚』 一覧に戻る