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【戦略記事】 隠された秘密:スゥルタイ

【戦略記事】 隠された秘密:スゥルタイ

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Ray "blisterguy" Walkinshaw / Tr. Chikara AOKI

2014年10月10日

原文はこちら

 これを読んでくれているあなたは私と同じスゥルタイファンにちがいない。そうでない?我々の秘密を盗みに来たのか!警備員!捕まえて追い出せ! よろしい、掃除が終わったので仕事にかかろう。

 私がスゥルタイを好ましく思うのは、マジックの基本的な原則をいくつか破っている点だ。緑は追加のマナを、青は追加のカードを、そして黒は既に使われているカードを違った視点で見せてくれる。先祖伝来の土地が《華やかな宮殿/Opulent Palace(KTK)》なのには理由がある。

 で、スゥルタイ氏族は何をしてくれるというのか?それにはこう答えよう、何をしたいのか? すべてを望むのならば、適切なところへたどり着いたのだ。スゥルタイに魅せられた強力な魔法使いを紹介しよう。そして墓地へ行く方法を教えよう。我々にとってはどこにいても同じなのだ。

 自他ともに認めるスゥルタイ・ファンの世界ランキング14位、サミュエル・ブラック/Samuel Black(アメリカ)に霧深いジャングルでうごめく虫が如くアプローチを試みた。

「この大会のためにスゥルタイデッキを何個も試してみました」と、彼は説明してくれた。「《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》や《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》を《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder(M15)》で使いやすくするためのデッキが草案でした。ですが、その2枚には緑が必要でないことがわかりました。最終的に、大会に勝つには他にもっと爆発的な要素が必要だと感じたのです。《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant(KTK)》、《女王スズメバチ/Hornet Queen(M15)》はもちろん、《終わりなき従順/Endless Obedience(M15)》や《ニクスの織り手/Nyx Weaver(JOU)》までも試しました。キーカードは常に《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder(M15)》でした」

 最終的にスゥルタイから離れたサムを咎めることはできないが、初日を6-2で終えた彼はドラフトをスゥルタイで2-1している。「青と緑のレアを自分で開けたパックから2枚取れて、すごく強いマルドゥのトークン・コンボに負けただけなので、かなり良かったです」

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スゥルタイが墓地利用する点が好みだ。彼らは骨も残さない。

 よくできたスゥルタイデッキでマルドゥ・トークンの脅威を避けて3-0したのはグレッグ・オレンジ/Greg Orange(アメリカ)だ。「好みではないんだけれど、開けたパックに黒の良いカードが何枚かあって、最終的にはスゥルタイにしたんだ」 そして、肩をすくめて付け加える。「第1回戦はもう少しでライブラリーアウトするところだったよ。相手のクリーチャーを全部除去したらカードがもう残ってなかった。まぁ勝てたんだけどね」

 オレンジのデッキは『タルキール覇王譚』のドラフトで見かける普通のデッキよりもはるかに焦点が絞られていることを示している。純正3色というよりは2色タッチ1色であるが。

Greg Orange
『タルキール覇王譚』ブースタードラフト
7 《森》
5 《沼》
3 《島》
1 《陰鬱な僻地》
1 《華やかな宮殿》
1 《汚染された三角州》

-土地(18)-

2 《縁切られた先祖》
1 《無情な切り裂き魔》
1 《高山の灰色熊》
1 《牙守りの隊長》
1 《遠射兵団》
1 《松歩き》
1 《ラクシャーサの大臣》
1 《スゥルタイの占い屋》
1 《グドゥルの嫌悪者》
1 《わめき騒ぐマンドリル》

-クリーチャー(11)-
2 《消耗する負傷》
1 《スゥルタイの魔除け》
1 《苦々しい天啓》
2 《残忍な切断》
2 《絞首》
1 《目潰しのしぶき》
2 《宝船の巡航》

-呪文(11)-

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