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【観戦記事】 第2回戦:Jared Boettcher(アメリカ) vs. Owen Turtenwald(アメリカ)

【観戦記事】 第2回戦:Jared Boettcher(アメリカ) vs. Owen Turtenwald(アメリカ)

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Jacob Van Lunen / Tr. Tetsuya Yabuki

2014年8月1日

原文はこちら

ジャレッド・ベッチャー/Jared Boettcher(世界ランキング14位) vs. オーウェン・ツァーテンヴァルド/Owen Turtenwald(世界ランキング5位)(ドラフト)

 現在世界ランキング14位にその名を載せるジャレッド・ベッチャー。ここ10年以上にわたって、彼ほどの成功を収めたプロツアー・ルーキーは他にいない。グランプリ・トップ8入賞3回、プロツアー『神々の軍勢』第9位、そしてプロツアー『ニクスへの旅』でも10位に入賞し、ベッチャーは世界で戦える戦士であることを証明してきた。この週末に彼が狙うのは、ルーキー・オブ・ザ・イヤー争いで彼の持つリードをさらに固めること。そして、世界選手権の参加権をもぎ取ることだ。

 対するは世界ランキング5位、オーウェン・ツァーテンヴァルド。近代マジックの巨星である彼は15回ものグランプリ・トップ8入賞経験を持ち、プロツアー・トップ8入賞も経験している。すでに翌シーズンの「プラチナ」レベルは確保しているツァーテンヴァルドだが、世界選手権への挑戦のために、この週末に最高の結果を残すべく今大会に臨む。

 ベッチャーがダイス・ロールに勝ち、両者とも初手をキープした。ただ静かに、試合開始を待つ。

ゲーム展開

 第1ゲームは、ツァーテンヴァルドが1ターン目《エルフの神秘家》から2ターン目《珊瑚の障壁》というスタート。一方のベッチャーは戦場に《発生器の召使い》を繰り出したばかりで、土地が2枚で止まってしまう。ツァーテンヴァルドはさらに《アンフィンの抜け道魔道士》を戦場に加え、ゲーム開始から間もなくして彼の盤面は手に負えないほどのものになった。ここへ4ターン目に《包囲ワーム》が加わると、状況はベッチャーに対して極めて厳しいものとなる。ベッチャーはなんとか3枚目の土地を引き込んだものの、依然としてプレイできるものがない。続くターン、ツァーテンヴァルドがさらなる脅威を投入し強力無比な軍団をレッド・ゾーンに送り込むと、ベッチャーは投了の意思を示した。

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世界ランキング5位のオーウェン・ツァーテンヴァルドは、ゲーム序盤のアドバンテージに力を注ぐ。

 第2ゲームはツァーテンヴァルドが手札6枚でスタート。ベッチャーは《鋳造所通りの住人》からゲームを始めると、そのまま2ターン目《青銅の黒貂》、3ターン目《屍食いカラス》とプレッシャーをかけ続け、燃え上がらんばかりの素早いスタートを見せる。今度はツァーテンヴァルドの土地が2枚で止まってしまったが、それでも《エルフの神秘家》のおかげで《屍食いカラス》を1ターン後に足止めさせ、そして《青銅の黒貂》を相討ちに取ることができるようになった。ベッチャーは攻勢を続けるが、しかしツァーテンヴァルドは《網投げ蜘蛛》を引き込み、ベッチャーのアグレッシブなスタートを止め盤面を固めることに成功したのだ。

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世界ランキング14位、ジャレッド・ベッチャー。辛い戦いとなった第1ゲームを取り戻すべく、第2ゲームでアグレッシブなスタートを切る。

 ツァーテンヴァルドがようやく3枚目の土地を引き込むと、彼は《生きているトーテム像》で《網投げ蜘蛛》の強化に成功した。ベッチャーはツァーテンヴァルドの盤面に並ぶタフネス3、4の陣容を前に攻撃に出られない。4枚目の土地を引けないツァーテンヴァルドだったが、それでもじわじわとこのゲームを持ち直したようだ。2枚目の《生きているトーテム像》がツァーテンヴァルドの盤面に投入され、やがて《包囲ワーム》、《突進するサイ》、《アンフィンの抜け道魔道士》が続いた。ベッチャーはそれらにうまく対応できず、《業火の拳》を2枚引き込んだものの、ツァーテンヴァルドの持つファッティたちが築いた砦を突破することができない。なんとか《熱光線》を引き込んだベッチャーは《包囲ワーム》の対処にかかるが、ツァーテンヴァルドの手札にはそれを回避する《クイックリング》が控えていたのだった。ベッチャーはその後も活路を探し続けるが、ツァーテンヴァルドの盤面は圧倒的なまでに大きくなっていた。あと1度の攻撃で、ベッチャーが右手を差し出すほどに。

ベッチャー 0-2 ツァーテンヴァルド

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