EVENT COVERAGE

プロツアー・パリ11

読み物

Feature: 1日目 スタンダード・メタゲームブレイクダウン

/ by Rashad Miller / translated by Yusuke Yoshikawa

 483名ものプレイヤーがマジック・ウィークエンド パリに集まり、競技1日目を戦う新しいスタンダードデッキを示した。果たして、これまでのデッキがほとんどを占めるのか、あるいはミラディン包囲戦が、才あるプロツアー・プレイヤーたちの思考によって新しい輝きを見せるのだろうか?
デッキタイプ 人数 割合
ヴァラクート 105 21.78%
青黒コントロール 100 20.75%
Caw-Go 67 13.90%
カルドーサ・レッド 36 7.47%
ヴァンパイア 34 7.05%
ボロス 28 5.81%
白単・白緑アーマー 18 3.73%
赤青緑 15 3.11%
青白コントロール 15 3.11%
緑白ビートダウン 11 2.28%
鍛えられた鋼 9 1.87%
赤単 8 1.66%
黒青緑 6 1.24%
エルドラージ・ランプ 6 1.24%
感染 4 0.83%
緑単マナランプ 4 0.83%
エルフ 3 0.62%
青赤黒テゼレット 3 0.62%
集団変身 2 0.41%
白単ウィニー 2 0.41%
同盟者 1 0.21%
バントアグロ 1 0.21%
グリクシス 1 0.21%
黒単 1 0.21%
ナヤ 1 0.21%
赤緑 1 0.21%
 「ヴァラクート・ランプ」デッキが105人と、リストの最上位となった。《砕土》《探検》《カルニの心臓の探検》といった緑のマナ加速呪文によって駆動するこのデッキは、《原始のタイタン》やその名のとおり《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》によって対戦相手を打ち倒す。  本日の人気第2位となったのは「青黒コントロール」。100人のプレイヤーが、《精神を刻む者、ジェイス》と、ミラディン包囲戦からもたらされた効果的な黒の除去呪文――《喉首狙い》や《黒の太陽の頂点》とを組み合わせた。いくつかのバージョンで、少なくない数の《ボーラスの工作員、テゼレット》も見かけることができた。  リストの3番目に来るのは、もうひとつの馴染み顔だ。「Caw-Go」と呼ばれる《戦隊の鷹》をフルに使った青白デッキは、67名の使用者を集めた。《肉体と精神の剣》と、ミラディン包囲戦からの《饗宴と飢餓の剣》の両方が、組み込まれた《石鍛冶の神秘家》によって姿を現すのだ。  トップ5のアーキタイプを見回してみると、2種の攻撃的クリーチャーデッキが見られる。36人が「ヴァンパイア」デッキやその亜種を使用し、一方で34人が爆発的速度を持つ「カルドーサ・レッド」を駆った。ヴァンパイアの《鼓動の追跡者》《臓物の予見者》と《カラストリアの貴人》、カルドーサ・レッドの《羽ばたき飛行機械》《メムナイト》と《カルドーサの再誕》、これらのカードによって、両デッキは個々のカードの質よりもシナジーがいかに優れているかを実証している。  以上はここパリにおけるトップ5のアーキタイプの紹介にすぎない。他に5種のアーキタイプ、「《聖なる秘宝の探索》デッキ」「ボロス」「赤青緑コントロール」「(古典的な)青白コントロール」「緑白ビートダウン」が全体の5%以上をそれぞれ占めている。さらに16ものアーキタイプが総数で50以上のローグデッキ層をなしている。どのデッキが2日目で見られるのか? それは金曜日のカバレージで確かめてほしい。
  • この記事をシェアする

RESULTS

対戦結果 順位
16 16
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

RANKING

NEWEST

サイト内検索