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プロツアー『イクサラン』

第15回戦での失格処分について
川添 啓一

Wizards of the Coast / Tr. Keiichi Kawazoe
2017年11月4日
プロツアー『イクサラン』の第15回戦において、ヤオ・ツーラ/Yao Zileは不正な方法でマッチの結果を決めようとしたことにより失格処分を受けました。以下にヘッドジャッジの公式声明を示します。
「ヤオ・ツーラと彼の対戦相手ルイス・スコット=ヴァーガス/Luis Scott-Vargasは延長ターンに入りました。そのターンをすべて終えてしまえば、マッチは意図しない引き分けとなるところでした。両者は手札を公開し、そのまま続けた場合にどちらが勝つことになったかの議論を始めました。
このとき、ヤオはこの状況で勝つためにはある特定のカードが必要であると言いました。そして、彼自身のライブラリーの一番上のカードを公開し、その情報を元に投了するかを考えようとしました。
トーナメント・ポリシーにおいて、プレイヤーがマッチの結果を決定する議論のために用いて良い情報は、その時点のゲーム状況で適正に得られうるもののみです。
ヤオは自らが勝つ可能性があったと主張するために、自分のライブラリーの一番上を公開して議論を行ってしまいました。この行為について、マッチの結果をを決定するために不適正な方法を用いたとの判断が下されました。その違反に対する懲罰として、彼はこの大会からの失格処分を受けることとなりました。」