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射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」番外編:グランプリ・静岡2015!格内フォーマットで遊んできた!

射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」番外編:グランプリ・静岡2015!格内フォーマットで遊んできた!

by 射場本正巳

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◇前回までのあらすじ

 ウィザーズ広報担当の格内の考案した新フォーマットがことのほか面白く、「グランプリ・静岡2015」のサイドイベントになることが決定! 指令により急きょ静岡の地に飛ぶこととなった開発担当の射場本。果たしてこの即席フォーマットに集う物好きはいるのか? ドキドキしながら当日の朝を迎える。

 と、いうことで今回は「グランプリ・静岡2015」のレポートです。

 なんとなく打ち合わせをしてデッキを携え新幹線へ飛び乗ります。新横浜~静岡はあっという間で、普段の通勤時間と大して変わらないほどでした。

 会場に着いてビックリしたのはその人数の多さとイベントステージ! 僕が知っていた以前のグランプリとは雰囲気がまるで違う!! 「マジックも普及してきたんだなあ」としみじみ実感しました。その一方で、20年前から知った顔はそのままみんないるので安心感もあります。

 サイドイベント開始まで30分ほどあったので、ショップブースで欲しかったカードやスリーブなどを購入しつつ、ウォーミングアップ。トーナメント会場でイベントに参加するなんて久しぶりなのでちょっと緊張します。

 そうこうしてるうちに、サイドイベントのアナウンスがあったので行ってみると...なんと、すでに結構な人が並んでいました!

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 もう定員の36人に達しているんじゃないかな?というほど。実は人が集まらないんじゃないかと不安だったのですが、フタを開けてみたら好評をいただいたようで一安心です。

 並んでいる間に参加者の方に聞いてみたところ、「今まで統率者やったことはなかったけど、このルールなら始められそうかなと思って参加してみた」と言ってくださる声が聞けてすごく幸せでした。

 と、いうことでランダムに卓に混ぜていただき、ゲーム前に記念撮影。

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 みなさん和気あいあいとして、これぞ僕の求めているカジュアルコマンダーという感じ。楽しみです!

 ちなみに今回使用したデッキは、統率者に《時間の大魔道士、テフェリー》を使った、青デッキ「時空の観察」! 今まで《屑鉄の学者、ダレッティ》と《石術師、ナヒリ》のデッキしかやってなかったので、他のプレインズウォーカーを試したかったのです。

 今回はあまりコンボに注力せず、のらりくらりとカードを引きつつあわよくばライブラリーアウトを狙う構成です。

◆追加したカード

ジェイスの文書管理人》《ファイレクシアの変形者》《真面目な身代わり》《映し身人形》《真実の解体者、コジレック》《無限に廻るもの、ウラモグ
否定の契約》《サイクロンの裂け目》《意外な授かり物》《リスティックの研究》《圧倒的な波
師範の占い独楽》《寺院の鐘》《ヴィダルケンの枷》《記憶の壺
精神を刻む者、ジェイス》《ジェイス・ベレレン
アカデミーの廃墟

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 参加メンバー4人の統率者はそれぞれ違っていい感じ。さて、どんな戦いになることやら...、いざ勝負!!

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 と、いきなり2ターン目から赤デッキのプレイヤーが《屑鉄の学者、ダレッティ》をキャスト! これってあっという間にゲーム終了しちゃう!?

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 しかし思うように釣りたい対象を落とせない赤デッキのプレイヤー。[+2]能力で手札を整理しているうちに一度倒されたものの、2度目の《屑鉄の学者、ダレッティ》降臨で《鉄のゴーレム、ボッシュ》が回り始めます。うーん、ちょっとピンチ。

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 そんな時、黒デッキのプレイヤーが《もぎとり》からの《陰鬱の始源体》! 一気に黒デッキのプレイヤーが攻勢をかけます!

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 しかし、そこに待ったをかけたのが白デッキのプレイヤー。白の全体除去で場が平たく......なったと思ったら、『統率者(2014版)』の新カード《血の戦利品》! 13/13というまがまがしい数値のホラー・クリーチャー・トークンが産み落とされました。

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 たたみかけるように黒デッキのプレイヤーは《骨溜め》をプレイ! これはきつい...!!

 この後、白熱して写真を撮り忘れたのですが、まず赤デッキのプレイヤーが《イシュ・サーの背骨》でホラー・クリーチャー・トークンを除去。その後《骨溜め》と《イシュ・サーの背骨》が白デッキのプレイヤーの《塵への帰結》でいなくなり、一瞬場に平穏が訪れます。

 その間、動かなかった僕は満を持しての《時間の大魔道士、テフェリー》プレイ。ですが、僕がフルタップした隙に黒デッキのプレイヤーが《極上の血》からの《血なまぐさい結合》でコンボを決めにきます。これを《否定の契約》で何とかかわして泥試合モードに突入していきました。

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 と、ここにきて時間の大魔道士、テフェリー》がついに奥義発動可能な忠誠値10に到達。お願い!ジェイスなんていらないから、あと1ターン見逃して...!(笑)

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 奥義発動させてなるものかと装備テンコ盛りの一撃が襲ってきます。ピンチかと思われましたが、ここはトランプルのつく《執念の剣》を手札に戻すことで事なきを得ました。その後、赤デッキと黒デッキのプレイヤーは攻撃ができず、無事、念願のテフェリーの奥義[-10]能力(あなたは「あなたはあなたがコントロールするプレインズウォーカーの忠誠度能力を、どのプレイヤーのターンでも、あなたがインスタントを唱えられる時に起動してもよい。」を持つ紋章を得る。)を発動させることができました!!

 この後、赤デッキのプレイヤーが脱落。黒デッキのプレイヤーと白デッキのプレイヤーのライフが60を越えていたのですが、黒デッキのプレイヤーはすでにカードを引きまくっていたため、X=12の《天才のひらめき》でライブラリーアウトに。いよいよ白デッキのプレイヤーとの一騎打ちです。

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 そして最終盤面。装備品MAX状態の攻撃を何とかかわしつつ、もうライブラリーで勝つしかないと《意外な授かり物》、《記憶の壷》、これをコピーした《ファイレクシアの変形者》と連続プレイ。そして《ジェイス・ベレレン》にたどり着き、各プレイヤーのターンに[+1]の能力を使いジェイスの奥義までリーチ。さらに念のため《ジェイスの文書管理人》も召喚したところで勝負あり! 総プレイ時間3時間に及ぶ大勝負になりました...!!

 今回のゲーム、一緒に遊んでいただいた皆さんにも楽しんでいただけたようで何よりです。他の卓でも和気あいあいとした感じでゲームが進行していたので、本当にやってよかったなと思いました。

 このルール、統率者ダメージを計算する必要がないので、その点でも統率者戦初心者の方には向いていたようですね。

 今回、統率者戦にも新しい遊び方を作ったら面白そうだなということが見えたので、また何か面白いアイデアが浮かんだら試してみたいと思います!

 それではまた、どこかの会場でお会いしましょう!

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