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(緑の)ドラゴンの棲家
(緑の)ドラゴンの棲家
Blake Rasmussen
2015年1月21日
『運命再編』には、それはもう数え切れないほどのドラゴンがいます。というより、数えないでくださいね。丸焼きにされちゃいますから。
冗談はさておき、『運命再編』には本当に多くのドラゴンがいます。そしてその中には、すべてのドラゴンで最も稀少な、史上3枚目という緑単色のドラゴンがあるのです。
3体のうち残りの2体は? 新しい方は、たぶん皆さんもご存知でしょう。『神河物語』と『Modern Masters』に収録された彼です。
そして、最初の緑単色のドラゴンは、『ミラージュ』のオールスターの一員でした。
これら緑単色のドラゴン3体が見られるのは、単色のドラゴン・サイクルのひとつとして印刷されたものだけです。『ミラージュ』のサイクルは、長きにわたり名高いものでした(見方によっては悪名高かったと言えるかもしれません)。それらは競技的なトーナメントで姿を見せることはほとんどありませんでしたが、しかしそれでも、マジックというゲームの初期に現れた彼らの独特な魅力は、少なからぬ数の若きプレインズウォーカーたちの心を捉えたのです。たとえ、『ミラージュ』のドラゴンで少年たちを夜も眠れぬほどに魅了したのは《真紅のヘルカイト》の方だとしても。
それにしても、《梢のドラゴン》が飛行を持たないのを見ると、そしてマジック全体でも緑のドラゴンが明らかに少ないのを見ると、緑は本当に飛行の色ではないのだな、と実感しますね。私たちの知るドラゴンは、やはり空を飛ぶのです。(《梢のドラゴン》が地上から離れるのが簡単なことでなくとも)。
実際のところ、緑を含む多色のドラゴンは大抵、赤も含むことでドラゴンになります(これは赤の役割です)。そして、サイズが大きく、トランプルを持ち、強烈なまでの繁殖力を有するのです(こちらが緑の役割ですね)。
少数の例外を除けば、緑のドラゴンが現れる場所はふたつです。サイクルの一部か、あるいは「ジャンド」で。例えば、『Legends』のエルダー・ドラゴン・サイクルや『インベイジョン』でのドラゴン・サイクル、そして『次元の混乱』でのサイクル。様々なドラゴンの棲家であるジャンドには、あるひとつのルールに従って緑のドラゴンが溢れていました――必ず赤を含むこと。
皆さんも『運命再編』のパックを開けて、緑のドラゴンが出てきたら――とりわけ《破壊するドラゴン》が出てきたら――この緑のドラゴンは本当に珍しいものなんだぞ、とちょっと思いを馳せてみてくださいね。
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