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Round 14: 彌永 淳也(東京) vs. Fabian Thiele(ドイツ)

Round 14: 彌永 淳也(東京) vs. Fabian Thiele(ドイツ)

by Shiro Wakayama


Fabian Thiele 「昨日のドラフトはどうだった?」

彌永 「3-3だった。全然ダメだった。」

Thiele 「残念だったね・・・ということはスタンダードは全勝? 何を使ったの?」

彌永 「8タイタンの『ノーヴァラクート』だよ。」

Thiele 「確かにそれ、ケッシグじゃなくて『ノーヴァラクート』が適切かも。」

 にこやかに話かけるFabian。彌永も、笑顔で談笑に応える。

 シャッフル、マリガンチェックまで終えて、談笑していると、ヘッドジャッジの良く通るアナウンスが会場に響き渡る。

「Round 14. You may begin. Good luck.」


Game 1

 先手はThiele。お互いにキープ。Thieleの《手練/Sleight of Hand》、《血清の幻視/Serum Visions》×2という、「《欠片の双子/Splinter Twin》orゴブリンストーム」であろう動きでゲームが開幕。

 これに対して対して、彌永は《湿った墓/Watery Grave》セット、2ターン目に《思考囲い/Thoughtseize》でFabianのハンドを検閲。

 《血清の幻視/Serum Visions》《差し戻し/Remand》《欠片の双子/Splinter Twin》《呪文滑り/Spellskite》《山/Mountain》《沸騰する小湖/Scalding Tarn》というハンドから、《欠片の双子/Splinter Twin》をディスカードさせて、《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》をセットしてターンを終了。
 Thieleは《血清の幻視/Serum Visions》から《呪文滑り/Spellskite》と、防波堤作りと手札整理に余念が無い。

 ここで、彌永がメインフェイズに《エスパーの魔除け/Esper Charm》で2枚ディスカードをThieleに強要。すでに都合4回うたれたドローサポートのあとの2枚ディスカードは、4分の2とはいえ、強力である。
 《差し戻し/Remand》と《沸騰する小湖/Scalding Tarn》が墓地におかれ、Thieleのターン。さらなる《手練/Sleight of Hand》をプレイ。どこまでもドローサポートを引き続ける。

 日本語の《涙の川/River of Tears》をプレイされて、オラクルの確認を求めるThiele。

Round 14
確認中

 確認が終わり、有効牌をどうやら引いていないThieleはそのままターンを返す。

 少し長いゲームを見据えている、彌永のエスパーコントロール。ターン終了時に《神秘の指導/Mystical Teachings》で《否定の契約/Pact of Negation》をサーチ。来るべき、Thieleの《欠片の双子/Splinter Twin》等を巡るカウンター合戦に備える。

 ドローゴーが続くなか、彌永が2枚目の《神秘の指導/Mystical Teachings》をプレイするがこれは《差し戻し/Remand》。
 静かな土地の置き合いの中、6マナに達した彌永が《神秘の指導/Mystical Teachings》をフラッシュバック。《エスパーの魔除け/Esper Charm》をサーチ。

 淡々と土地が並んでいく。

 しばしの沈黙の後、手札が5枚のThieleに対して、おもむろに《エスパーの魔除け/Esper Charm》を2枚ディスカードモードでプレイ。これにはノータイムで2枚の土地を捨てるThieleだが、さらに《エスパーの魔除け/Esper Charm》をノータイムでプレイする彌永。これにはThieleも渋い顔で長考する。

 これを《払拭/Dispel》したThiele。これを許容した彌永は、帰ってきた自らのターン、《真髄の針/Pithing Needle》をおもむろにプレイ。《呪文滑り/Spellskite》を指定して、真綿で首を絞めるように、Thieleを追い詰めていく。

 業を煮やしたThieleが彌永のターン終了時に《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》をキャスト、これでアタックしだすと、これに対して彌永は《神秘の指導/Mystical Teachings》で《神秘の指導/Mystical Teachings》をサーチ。圧倒的アドバンテージ差での勝利を求めて、動き出す。

 ランドの枚数差が彌永10:Thiele 5と大きく差がついてしまい、彌永が都合5回目の《神秘の指導/Mystical Teachings》をして《エスパーの魔除け/Esper Charm》をサーチしてきたところで、Thiele投了。

彌永 淳也 1-0 Fabian Thiele


Game 2

Fabian Thiele

 Thieleはいつでもこういうのだろう。「have fun!」

 お互いにキープして、始まるGame 2。先ほどとは打って変わって、ドローサポートを打たないThiele。これに対してファーストアクションは彌永の《思考囲い/Thoughtseize》。これを《差し戻し/Remand》するThieleだが、《沼/Swamp》のセットから再度《思考囲い/Thoughtseize》。
 少し諦め顔で手札を公開するThiele。

 《欠片の双子/Splinter Twin》《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》《差し戻し/Remand》、《沸騰する小湖/Scalding Tarn》2枚に《滝の断崖/Cascade Bluffs》。ここから《欠片の双子/Splinter Twin》がディスカードされる。

 さらに彌永は第3ターンにも、《思考囲い/Thoughtseize》をプレイして、今度は《差し戻し/Remand》をディスカードさせる。
 さらにさらに、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》からの《思考囲い/Thoughtseize》で今度は引いてきていた《払拭/Dispel》をディスカード。Thieleの手札をズタボロにしていく。

 ここでThieleがトップデッキしてきたのは《血染めの月/Blood Moon》。《湿地の干潟/Marsh Flats》から《平地/Plains》をサーチしてきて一難逃れ、サラリと《島/Island》をセットランド。これにはThieleも苦笑してしまう。

 さらに《神秘の指導/Mystical Teachings》から《神秘の指導/Mystical Teachings》をサーチ、そして《エスパーの魔除け/Esper Charm》を持ってくるという、彌永がゲームを決めにかかる合図が入る。

 この《エスパーの魔除け/Esper Charm》で《血染めの月/Blood Moon》を割り、三度の《神秘の指導/Mystical Teachings》。ここからサーチされるのは、《神秘の指導/Mystical Teachings》。そして、《神秘の指導/Mystical Teachings》から、サーチするのは《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》。

 この《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》が《思考囲い/Thoughtseize》をフラッシュバックさせ、手札を丸裸にする。

 Thieleの手札は、《欠片の双子/Splinter Twin》と土地3枚。まだまだ墓地に眠る《神秘の指導/Mystical Teachings》は無くならない。フラッシュバックして、《流刑への道/Path to Exile》をサーチして、すべてに万全を期す。

 Thieleが《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を打つと、彌永の手札が明らかになるが、彌永がかけた、何重にも重なる絡め手は全く解けない。

 何をしても対処できる状態の彌永に対して、Thieleが握手を差し出した。

彌永 淳也 2-0 Fabian Thiele

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