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Round 16: 吉岡 祐樹(埼玉) vs Conley Woods(アメリカ)

Round 16: 吉岡 祐樹(埼玉) vs Conley Woods(アメリカ)

by Shiro Wakayama


吉岡 「トスってくれませんか?」

Conley Woods 「いや、チームメイトじゃないし。」

 一縷の望みに賭けるも、やはりこれはNo。ゲームが始まる。

 ここまで圧倒的な成績のConley Woods。13連勝までしたところで、チームメイトに星を配りつつ迎えるRound 16。
 MOとリアルマジックの両方で最前線で戦うWoodsに対して、マジック・オンラインのみで戦う吉岡。

吉岡 祐樹

 数年ぶりのリアルマジックのフィールドは、あまりにも熱い、世界選手権の会場。
 このまま、マジックプレイヤーなら誰しもが夢見る、プロツアーサンデーへと駆け抜けられるのか!?


Game 1

 先手はWoods。《乾燥台地/Arid Mesa》から《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》をサーチして、《貴族の教主/Noble Hierarch》。チャネル・ファイヤーボール謹製のカウンターキャットが、最高のスタートを切る。

 吉岡は土地を置くのみで、Woodsはさらに《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をプレイ。4点クロックを用意し、手札にあるのは後続か、はたまたカウンターなのか。

 吉岡は《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe(NPH)》をプレイし、公開された手札は《稲妻のらせん/Lightning Helix》《稲妻/Lightning Bolt》《野生のナカティル/Wild Nacatl》《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》。

 これをみて、吉岡は少しだけ悩んで、《発熱の儀式/Pyretic Ritual》《捨て身の儀式/Desperate Ritual》から《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で8体のゴブリン・トークンを用意する。

 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》がレッドゾーンへ送り込まれ、吉岡はこれをスルー。ライフは13。

 手札にカウンターが無いことがばれてしまったWoodsは、さらに《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を追加して、クロックを盤石に。次のアタックを不用意に通せば、《稲妻/Lightning Bolt》と《稲妻のらせん/Lightning Helix》で瞬時に吉岡を焼き上げる準備をする。

 これに対して、吉岡は《血清の幻視/Serum Visions》をするのみで、ゴブリン・トークンは守勢に回らせターンを終了。
 Woodsも、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》だけでアタックし、これはトークン1体でチャンプブロック。

Round 16

 ビートダウン対コンボらしからぬ、膠着が続く。Woodsは、いつでも勝てるように準備をすべく、《稲妻のらせん/Lightning Helix》をプレイヤーへ。これで吉岡のライフは10。

 さらに《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》で《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を生贄に捧げて、《蒸気孔/Steam Vents》をサーチ。手札にカウンターは無いが、強烈に《呪文貫き/Spell Pierce》や《マナ漏出/Mana Leak》、《否認/Negate》を思わせる動きをする。

 《野生のナカティル/Wild Nacatl》と《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をさらにレッドゾーンに送り込み、2体のゴブリン・トークンが討死して、残りのトークンは5体。吉岡に残されたターンは実質あと2~3ターン程度。

 手札が5枚まで増えた吉岡は、Woodsの動きを見ながら、思索にふけり、ここで動くことを決意する。

 《発熱の儀式/Pyretic Ritual》《捨て身の儀式/Desperate Ritual》から《炎の中の過去/Past in Flames》プレイ。
 これを思わせぶりにスルーしたWoods。

Round 16

 フラッシュバックで墓地からマナブーストスペルが4枚プレイされ、マナは赤6つと、ストームカウントが7。計16体のゴブリン・トークンが場に出て、合計21体が並ぶ。

 Woodsはここで《稲妻/Lightning Bolt》を再度吉岡にプレイ。ライフを7まで落とし込む。
 どんな展開でも、間もなくGame 1は決まる。

 Woodsの《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をブロックして、ゴブリン・トークンは20体。
 吉岡は自らのターンで《手練/Sleight of Hand》2連発から《血清の幻視/Serum Visions》と手札を掘り直すと、満足が行ったのか、じっと待っていた吉岡が動き出す。

 14体のトークンをレッドゾーンへ送り込み、うち3体ブロックされて、Woodsのライフは7となった。
 Woodsはさらに《稲妻/Lightning Bolt》を吉岡自身に投げつけ、こちらもライフを4に。

 自らのターン、Woodsは《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をレッドゾーンに。今まで何度も繰り返したように、吉岡が1体のゴブリン・トークンでブロックをすると、Woodsはニヤリと笑って《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を起動。

 そして、サーチしてきたのは・・・

吉岡 祐樹 0-1 Conley Woods


Game 2

Conley Woods

 吉岡が、コンマ0秒でキープ。さらに、《血清の幻視/Serum Visions》の占術を2枚トップに置くという強いハンドを連想させるプレイ。

 できるだけ早くにクロックを展開して、あとはカウンターを構えたいWoodsは、《貴族の教主/Noble Hierarch》から《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》を展開しつつ、青マナを立たせてエンドと、まずまずの動き。

 さらに《手練/Sleight of Hand》で手札整理をする吉岡。

 Woodsがクロックを用意してきており、待っていると相手にカウンターが増えてしまう可能性も高いため、そろそろ動きたい。
 《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》のアタックを受けて、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が展開されてWoodsのターンが終了した返しで、仕掛けていく。

 ここで《煮えたぎる歌/Seething Song》《煮えたぎる歌/Seething Song》《捨て身の儀式/Desperate Ritual》とスルーした上で、《炎の中の過去/Past in Flames》をWoodsは《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》でカウンター。

 吉岡は残った4マナで《巣穴からの総出/Empty the Warrens》をプレイ。これは《呪文貫き/Spell Pierce》で1つカウンターされてしまうものの、計10体のゴブリン・トークンを場に出すことに成功する。

 Woodsの攻撃を1体のみでチャンプブロックして、帰ってきた次のターン。《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》を出して致死ダメージのアタックをする!

 ・・・のだが、2点足りない。
 そう、《呪文貫き/Spell Pierce》で1つ打ち消されてしまったためであった。

 吉岡、無念の投了。

吉岡 祐樹 0-2 Conley Woods


 ここで4敗となってしまった吉岡。だが、まだチャンスはある。次のラウンドに、期待をかける。

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