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準決勝: Richard Bland(イギリス) vs .David Caplan(カナダ)

準決勝: Richard Bland(イギリス) vs .David Caplan(カナダ)

Ray "blisterguy" Walkinshaw / Translated by Yusuke Yoshikawa


原文はこちら

「兵士の大軍」
Richard Bland(緑白トークン) vs .David Caplan(赤単)

 スイスラウンドでそうしてきたように、ChannelFiraballのメンバーがこのトップ8プレイオフも簡単に蹂躙するであろう、と多くの人びとが考えていた。しかし、イギリスのRichard BlandとカナダのDavid Caplanはそれぞれのベストを尽くし、「白単《鍛えられた鋼》」を準々決勝で打ち負かしてきた。

 試合前、Caplanは「スタンダードの成績、どうだった?」とBlandに聞く。

 「3-3だよ」 Blandはきまりが悪そうに答えた。
 「トップ8がドラフトかモダンだったらよかったのにな。」

Game 1

 Blandはスイスラウンドで6位と、Caplanの7位を上回っていたので、先攻の権利を得た。
 初動はCaplanの《燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage(NPH)》に対する《忘却の輪/Oblivion Ring(M12)》というものになった。続くターンに《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を出し、Caplanに《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》と《電位の負荷/Volt Charge(NPH)》の2枚を消費を強いる。

 Blandはさらに《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》をキャストし、お決まりのように取り巻きの兵士トークンを出す。しかしこのプレインズウォーカーは、Caplanの《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》によって兵士のうち1体ともども除去されてしまう。

 だが、Blandが2枚目の《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を呼び出すと、Caplanはカードを片付けるのであった。

Bland 1, Caplan 0

 「赤単なのに土地を引きすぎだ」 Caplanはサイドボードに目を通しながら嘆いた。

David Caplan

David Caplanの試合前からのサイドボードプランは...たくさんダメージを受けて、相手よりもクリーチャーが少ない状態を保持すること。 待って。どういうこと?

 そう言う前に、Caplanは我々に対し、このマッチにおける彼の勝機がわずか、もしくはほとんどないことを説明してくれていた。彼は1マナクリーチャーのほとんどを抜き、バーン戦略を試みるとともに、《四肢切断/Dismember(NPH)》を使ってライフを低く保つことで、Blandが《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》を有効活用するのを防ごうというのだ。
 これは奇妙なプランではあるが、少なくとも筋は通っている。


Blandのサイドボード入れ替え:

Out: 4 《情け知らずのガラク/Garruk Relentless(ISD)》、2 《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》2枚
In: 3 《天界の粛清/Celestial Purge(M12)》、1 《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》、3 《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》


Caplanのサイドボード入れ替え:

Out: 4 《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》, 3 《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》, 1 《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》, 1 《感電破/Galvanic Blast(SOM)》

In: 2 《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》, 4 《四肢切断/Dismember(NPH)》, 2 《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》, 1 《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》


Game 2

 Caplanは第2ゲームを《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》でスタートしたが、Blandはこれを《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》して、《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を出す。巡礼者の攻撃で1点を与えると、《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》を続けた。Caplanもにやりとしながら《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》でこれを破壊する。

 Blandが《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を召喚すると、Caplanは《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を呼び出し、《山/Mountain(M11)》をアンタップしてそこのマナから英雄を《四肢切断/Dismember(NPH)》した。これでライフはCaplan 14:Bland 18である。

 Blandは《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を《天界の粛清/Celestial Purge(M12)》で追放するが、Caplanが次いで召喚した《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix(M12)》とさきの《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》の攻撃を受けてライフ14となる。
 自らのターン、Blandは考えをめぐらせる。彼は5枚の土地(うち1枚は《ガヴォニーの居住区/Gavony Township(ISD)》)と《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》をコントロールしている。最終的に、彼は《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》を試みることにした。

Richard Bland

相手の《槌のコス》は看過できない。

 「ライフは両方14だよね?」 Caplanは確認をとると、自分の《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》に《感電破/Galvanic Blast(SOM)》を浴びせ、《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》が到着するのを防いだ。

 Blandはまたも《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》と兵士たちを召喚、ただしプレインズウォーカーには《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix(M12)》が空から襲いかかり即座に退場。Blandは肩をすくめると、自軍を《ガヴォニーの居住区/Gavony Township(ISD)》で強化すると攻撃に向かわせ、Caplanのライフはいつの間にか4になっていた。
 カナダ人はカードを引き、そして片付けた。

Bland 2, Caplan 0


Game 3

 Caplanが6枚のカードをマリガンしなければいけなかったのに対し、Blandは7枚をキープした。第2ターンにプレイした《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》は速やかに《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》にそれ以上の成長を阻まれてしまい、代わりとして再びの《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix(M12)》に勝負を懸ける。

 Blandは《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》を戦場に送る。これを除去できないCaplanは、《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》と《アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim(ISD)》を《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》で焼き、《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix(M12)》で攻撃すると狂喜した《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker(M12)》を呼び出した。Blandはそれでも《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》で攻撃する。《流城の貴族/Stromkirk Noble(ISD)》と《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker(M12)》が迎え撃って倒すが、Caplanはこの過程で相当量のダメージを受けてしまった。

 Blandはこの戦闘の後、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》から追加の兵士を生み出す。《チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix(M12)》が《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》を倒しこそするものの、Blandは2枚目の《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》をキャストすると、Caplanは笑って、握手のために手を差し出すのだった。

SF2

Caplanは勝機が薄いことはわかっていた。彼は、Blandが勝ち進むことを祝福する。

Bland 3, Caplan 0

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